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魔族LOVE!!  作者: Auguri
魔界へようこそ!
9/10

魔族パラダイス!

2章!

「いや、この文字絶対要らないでしょ? ない方がよりゲートらしくて良いのに。」


「魔王さまが『殺風景だし気軽に来て欲しい』と想いを込めて深夜こっそりつけたらしいぞ。じゃ、ゲートにそのまま歩いて入ってみて、行くよ。」


 しょうもない情報を聞き、ゲートに一緒に歩いて行く。





 一瞬暗闇になったかと思えば、目の前に視界が広がっていた。天気は良いはずなのに一段と暗く。空気も少し澱んでいる気がする。木々が所々生えているが、枯れているのが多い。


「おお、ここが魔界......!! 私の悲願! それにしてもイメージとあんまり変わらないな。この禍々しい感じ。」


 遠くの方の目をやるとひと際目立つ大きなお城がある。あれがもしや魔王城ではないかと思った。


「あれ?スクーラじゃん!まさか男捕まえて来たのー?」


 近くのベンチに座っていた女が、スクーラに話しかけてきた。長い髪の毛に、露出の高い服装をしていて何より目立つのはお尻から生えた尻尾である。身長は、私と同じくらい。


(これがサキュバスか……流石見るだけで吸い寄せられそうな妖艶な美貌。これが横に寝てたら、大半の男性は我慢出来ずに襲ってしまいそうだ。サキュバス補正なのか、周囲がピンク色に色付いているような……。)


「ふふ! そうだ! 私の彼氏だ。」


「良いね! 私も欲しいなー? いい?」


「勝手に寝取るな!お前の趣味は他でしてろ、そっちこそどうなんだ?上手くやれているのか?」


「ダメだねー別れちゃった。まぁいつも通りだけど!」


「相変わらずだな、たつきさっさと行くぞ。あれに構ってる暇はない。」


「またねースクーラとたつき♡」


 彼女の投げキッスを避けて歩き始める。ここは至って何もなくただゲートの近くだからなのか、何台かベンチが置いてあった。どうやら待合場になっているようだ。サキュバスの彼女はここで新入りを狩り続けているらしい。


「たつき良いところに連れて行ってあげる。そこまでまだ歩くが良いか?それか私が抱っこして走ればもっと早く着くぞ。言い忘れていたけど、たつきは魔界に来ても何も体に異常はないのか?人間界の者は基本的に、魔界に短時間でさえ居ることが出来ないんだ。魔界の空気中に漂うものが身体を侵食していくらしい。魔法で防ぐこともできるが、長時間使用していないと、駄目だから使う者はほとんどいないな。」


「スカーラがそういうなら、是非連れて行って欲しい!抱っこじゃなくておんぶでいい?

え? 特に何もないよ。やっぱり違う世界から来たから特別なのかも。」


「えーまぁいっか!よし、じゃ捕まってろ!落ちるんじゃないぞ?」


 おんぶされて勢いよく飛び出した。歩いてる時よりも比較にならないほど早い。段々と人だかりが増え、町の中心だろうか。人工物が増え露店や建物が目立つようになって来た。大きめの市場といった感じか、舗装された道路を境に左右に武器やアクセサリーやその他諸々色んなものが売買されている。


 しかし、一番気になるのはお店ではなく、魔界の種族達だ。


「アラクネ、ミノタウロス、ラミヤ、メデューサ……ここは天国か!!!」


 どこを見ても、私が好きな魔族ばかりで興奮が抑えられない。ミノタウロスは全長4mはあるだろうか?余りの大きさにびっくりする。気のせいかもしれないが、こちらを見ていた気がする。きっと人間が珍しいのだろう。

 和気あいあいと彼らは話しており、大変賑やかであった。私も会話に参加したいなーと思いながら眺める。今は止まることが出来ないから、我慢するしかない。機会を見てまたここに戻ってこようと確信した。






「さて、着いたよここが魔王城だよ。」

 彼女の合図を聞き、背中から降りて前方を見た。

目の前に聳え立つ洋式の大きなお城があった。しかも、ここからまた少し歩いて向かわなくてはならず、今いる位置は立派な門の前である。魔王城の周りには湖や花畑があり、真ん中の道を基準に左右対称で美しい幾何学模様の庭園。ここの庭を一日で掃除するには、何十人が必要になるのか気になっていた。

ここまで読んでくださりありがとうございます。

もう少し魔王城に来るまでの、描写を増やしてもいいかなと思いました。

かれこれ2章目に入ってびっくりしています。

次で、魔王城での話になるかと思います!

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