表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔族LOVE!!  作者: Auguri
初めての異世界
3/10

ゴブリンに食べられませんように

 この世界には魔界と人間界があり、今いるこの世界は人間界である。

大昔、領土と権力の争いにより分けられた結果であり、元々は人間界に魔族も分け隔て無く住んでいた。

今は、魔界に住む者とも一定の距離を保ちながら上手くやっているらしい。

因みに、魔界に行く為には専用のゲートがあるのでそこを通らなければならない。反対も同様である。

人間界には、エルフやドワーフやリザードマンなど善性の傾向が高い者がいる。

 魔界はその反対で悪性が強いヴァンパイアやサキュバスなどである。

この世界はお金の概念は無く、物々交換がルールである。お金ができてから格差が広がり、争いが絶えなくなってしまったことが一因である。

そして異世界といえば魔法なのだが、勿論存在する。

だが、全員が使えるわけではなくほぼ生まれつきの才能である。

また、別世界からの来訪者は今までにない様なので私が初めての異世界転移者となる。


「大体この世界に関して理解出来たよ。ありがとう。

前にいた世界では魔法なんてないから、ワクワクする! 早く魔界に行かなきゃ...!!」


「これくらい容易い。魔法がない? 随分と不便な世界だな...…それならこの世界は楽しめると思うぞ。

お前今魔界に行くって言ったか?」


「えっ? そうだよ? 魔界にいる魔族に会いに行って幸せな生活を過ごすから!! 最早、この時の為に今まで現世での徳を積んでいたに違いない。」


 魔族がいる事に、嬉しさが溢れその事で頭がいっぱいになっていた。早く会いたい!幸せな夫婦生活を営むんだと意気込んでいた。


「さっきも言ったが、魔界は悪性が強い者が多いからお前みたいな弱っちい奴が居たら何されるか分からないぞ。」


「うーん……最低限の力はやっぱり必要になるな。それに、嫁を作るにはどうしたらいい?やっぱり力?」


「ん……。何か秀でたり、そもそも肉体的にも何かしら強くならねばならんな弱いより、強い男の方が良いだろ?」


「確かにそれはそう。身を挺して護れる男の方がカッコいい.…..。でも、いくら強くても性格が悪かったら意味ないと思う。長く良い関係を維持するには強さは関係ないと思う。」


「肉体的な強さよりも、中身で頑張るのか?まぁ言いたいことは分かるが、茨の道だぞなんせ相手は魔族だからな、それでもやるのか?」


「勿論! 強くなりたい気持ちもあるけど、正直魔族相手に肉体言語は通じない気がする。歴が違うよ。」


「肉体言語? はよく分からんがまぁ……無理だろうな。お前みたいな来たばかりの奴では赤子と大人位に違う。魔族は長寿ばかりだから」


「そんなに差があるんだ。尚更、自分を護れるくらいには強くなっておかないと…。なんか良い方法あるかな? そもそもここに来たばかりだから、右も左も分からない。」


「それなら、冒険者が集う場所に行けばいい。一人で魔物倒すよりも、複数人のほうがいいだろう。

それに、初心者がいきなり戦おうとしたら初戦で命落とすことになるからな。

場所は、今いるところからずっと南下すればいつか着くだろう。時間は気にしたことないから分からん。」


「心配ありがとう!おお……急に適当になるじゃん……わかったよずっと南に向かえばいい?

そういえば、本当に今更になるけど名前はなんて言うの? 俺はたつきだよ宜しく。」


「そうだ、ずっと南に向かえばいいここら一帯は魔物はいないから安心な

たつきだな分かった。私は、トレントのアルベロだこちらこそよろしくな。短い間だったが楽しかったぞ。」


 彼の枝が、ゆっくりと自分のほうへ伸び握手を交わし、瞬きした途端いつの間にか姿が無くなっていた。


「さて、冒険者が集まる場所へ向かうか……。時間は分からないが、人が集う所ならきっと休める場所もあると思うし行ってみるか!」


 歩き進めたは良いが、喉が乾いていることを忘れていた。今更、トロントのアルベロに聞けば良かったなと後悔しながらも歩き進める。

この世界に来てから、何時間が経ったのか辺りが少し暗くなってきた。特に荷物もないので盗まれるものは無いが、かなり不安になってきた。空腹を凌ぐために、野草を頑張って食べたがイマイチ満たされない。やっぱり肉が欲しい……。肉に飢えながらも今晩は我慢することに決めた。


 眩しさと共に目を開ける。いつの間にか寝てしまったようだ…エネルギーを摂取していない為元気も中々出ない。不安定に歩きながらも南に進んで行った。

そして段々と視界がぼやけ、頭痛もするし意識が朦朧となる……。


(これは流石に大変かもしれない…でも今何も出来る事はない。折角、魔族の嫁を作ることができたかもしれないのに……。異世界移転してから数時間で野垂れ死になんて私が最速じゃないか?あぁ……せめて食べられるならゴブリンとかの魔物じゃなくてラミアとかに縛られたまま食べられたい……。)





「お? 起きたか? お前こんなところでなんで死にかけているんだ?」


 そこには耳が尖っていて肌が黒い女性のエルフが顔を近づけていた。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

テンポが遅いかもと思いここにきて早くしてみました。

やっと女性の登場です!!良かったね。

肌が黒いとありますが、色はダークブラウン色です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ