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43:待ちきれない

「俺、本当に賢者様にどやされると思った。それにノア王太子様が目覚めてこのことを知ったら……どこか辺境の地に左遷されるかもしれない。そう思った……。無事、戻ってきて良かったよ……」


クロッカスと共にルドルフの元に戻ると。

彼は顔面蒼白だった。

でも私がクロッカスから降りると。

鞍などを外しながら、ルドルフはクロッカスと会話を始めた。


すると。

その顔は今度は泣き顔に変わってしまう。


「ルドルフ、大丈夫……?」


私が尋ねると、ルドルフは涙を拭い、尋ねる。


「サラ様、クロッカスが連れて行った花畑って?」


そこで私は一輪だけ摘んだ花のことを思い出し、ポケットを探る。


空を飛んでいる間、スカート部分はずっと風を受けていたので、ポケットの中でも黄色の花はつぶれることがなかった。


「これは……ステルンベルギアだ。クロッカスっていう名前、俺、体の色からその名前をつけたんだ。そう、クロッカスって色名なんだ。でもさ、クロッカスっていう紫の花もある。それでさ、そのクロッカスとステルンベルギアは、花が似ているんだ。ステルンベルギアの花畑に行ったのは……偶然なのかな」


ルドルフはそこでハッとした顔をする。

さらにクロッカスと同じ色の瞳を私に向けた。


「ステルンベルギアの花言葉の一つに『待ちきれない』というのがある。もしかするとクロッカスは……サラ様の気持ちを代弁したのかな。ノア王太子様の笑顔に会いたい、待ちきれないを。いや、それだけじゃないかもしれない。サラ様の話を聞いて、クロッカスもノア王太子様に会いたくなったのかもしれないな」


「ルドルフって本当にクロッカスの言葉が分かるのね。私がクロッカスにノア王太子様のことを話したのも分かったのね……」


するとルドルフは照れるように頭を掻く。


「いや、俺、想像力が豊かなだけだよ。でもさ、戻ってきたクロッカスが悲しい話を聞いたって顔をしていたから。サラ様がノア王太子様のことを話したのかなって」


なるほど。

ルドルフは想像力と感受性が豊かなのね。


「結構、遠くまで飛んでいたみたいだから、クロッカスには先にお昼ご飯を食べさせて、それが終わったら俺達も昼食にしよう、サラ様」


ルドルフはそう言いながら、手に持っていたステルンベルギアを、ポニーテールのリボンに飾ってくれた。


「ありがとう、ルドルフ」


御礼を伝えた後は。

クロッカスの餌やりを手伝った。

ワイバーンのクロッカスは肉食なので。

とんでもない量の牛肉をベロリと平らげた。

そして大量の水をごくごくと飲み干す。

すると満足したのだろう。

とても嬉しそうに鳴き声を上げている。


ご機嫌のクロッカスにのせてもらい、いよいよロセリアンの森へと入っていく。


クロッカスは私からしたらとても大きい。でもロセリアンの森の中に入ると。クロッカスが小さく感じる。


それだけこの森の木々は太く高く大きかった。


その木々にあるツリーハウスは、お店と住居が混在している。お店は可愛らしい看板が出ていた。パン屋、果物屋、野菜屋、雑貨屋、本屋、洋服屋、いろいろある。レストランもいくつかあった。


ルドルフはロセリアンの森に来るのは初めてというわけではないようだ。どうやら一度利用したことがあるらしいお店に私を連れて行ってくれた。


窓際の席に案内され、腰かけると。

窓からクロッカスの姿が見えた。


クロッカスはお店――ツリーハウスがある巨木の枝に、ちょこんと座っている。そうやってちょこんと座る姿はお行儀がよく、可愛らしい。


さらに驚いたことは。


座るクロッカスの周りに、沢山の鳥が集まってきたことだ。

鳥たちは美しい声で「ピィーチク、ピィーチク」「ピュィッ、ピュィッ」と鳴いて、なんだかクロッカスに話かけている。さらに蛍の光のように輝きを放つフェアリーも、クロッカスのそばにやってきた。淡い光と鳥に囲まれたクロッカス。まるで童話の一場面みたいに見える。


ルドルフが注文してくれた料理を食べた後は――。

変装に必要な服を手に入れ、瘴気が襲来した場合の避難場所を探すことになったのだが。


「巨木には樹洞じゅどうがある。いわゆる、木のうろって奴だ。幹にできた洞窟みたいなもの。普通の木だったら、木のうろに人間が入るのはなかなか難しい。でもロセリアンの森の木は見ての通り、デカイ。だから樹洞も当然大きい。普通に家として暮らせるレベルだ。でも精霊達は、ツリーハウスがあるから樹洞には住まない。樹洞には動物が暮らしているが、これだけの木がある。勿論、空き家もあるわけだ。そこを避難場所として今回使わせてもらう」


ルドルフの説明を聞きながら、ロセリアンの森をクロッカスを連れ、ゆったり歩く。


巨木には吊り橋がかかっている。


ツリーハウスをつなぎ、巨木をつなぐ、無数の吊り橋が存在していた。精霊はそれを利用しているようで、地面を歩いている者は少ない。だからクロッカスを連れ、のんびり歩いていても、あまり精霊とはすれ違わなかった。


それでもぶどう祭りの時は、吊り橋では足らないようで、地面にも沢山の精霊が行き交うことになるようだ。


「サラ様、この木なんて、どうだ? これはラクウショウという木で、船を作るのによく使われている。成長速度も速く、沼地にも向いている木で、湿気に強く腐りにくい。だから船を作るのに向いている。それにこの幹の太さと高さ。ロセリアンの森が嵐に強いのはこのラクウショウの木が多いからだ。まあ、うんちくはこのぐらいで、入って見よう、サラ様」


あのクロッカスも入れるのだ。

ラクウショウの樹洞は相当大きい。


ところどころの隙間から光が差し込み、うっすらと明るい。先客の動物もいないようで、ここなら問題なく着替えもできそうだ。


「サラ様。ここを見てみろ。もう一つ入口がある。でもここに入口があるなんて、ぐるっと裏側まで回らないと分からない。しかもサラ様ならこの入口から外へ出られるだろうが、男性では無理だろう。サラ様はこの中で服を着替える。『着替え中、覗かないでほしい、声を掛けるまで。もし瘴気が来襲したら、そのままここに隠れているから』と言えば、賢者様は従うはずだ。とっと着替えをして変装したら、サラ様はここから外へ出て俺と合流し、ホワイトセレネをゲットする。終わったら素知らぬ顔でここに戻ればいい」


「賢者アークエット様は、瘴気が出ても樹洞じゅどうの中に入らないの?」


ルドルフは「入らない」と頷く。

その理由は……。


「賢者様はサラ様を守る必要がある。隠れるのではなく、戦う必要がある。それにあの賢者様だ。瘴気を撃退するぐらいちゃんとできる。それにこの森にはフェアリーもいるから、賢者様は大丈夫だ」


そう説明されれば「なるほど」と答えるしかない。


「ルドルフ、では避難場所兼着替え場所はここで決定ね。さっき手に入れたら衣装はここに置いて帰るのよね? その、動物に荒らされたり、精霊が入ってきてしまう心配はしなくて大丈夫なのかしら?」


既に衣装の入った包みを置き始めているルドルフに尋ねた。するとルドルフはポケットから何かを取り出した。それを手の平にのせ、見せてくれる。


「これはクローギンアンドレという精霊達の鈴だ。これを樹洞の入口にぶら下げる。これがあると動物は近寄らないし、精霊もここが誰かが使っている樹洞だと分かり、勝手に踏み込まない。それにサラ様にとっては目印にもなる。一石二鳥ならぬ、一石三鳥だ」


鈴と言われたが、日本人が見慣れた鈴とは全然違う。美しいシルバーの球体にはエメラルドグリーンのリーフ模様が浮かし彫りのように見える。ペンダントトップのように金具があり、そこに革紐が通されていた。


荷物を置き、樹洞から出ると、ルドルフはその紐を樹洞じゅどうの左右にそれぞれ留める。そして指で、クローギンアンドレをツンとすると。「キラリーン、キラリーン」と、高音の澄んだ教会の鐘のような音が聞こえた。


さらに扉代わりで布を吊るし、着替え中に外から樹洞じゅどうの中が見えないようにしてくれた。


「これで完了。この場所は覚えたか、サラ様?」


「ええ、大丈夫よ。このクローギンアンドレがあるし、それにこの木のそばには大きな水が入った壺もあるから」


「ああ、その壺な。火災に備え、あちこちに置かれているけど、精霊は細工が得意だからな。どれ一つとして同じ模様のものがない。それを目印にするのは名案だ」


そこでルドルフは懐中時計を確認する。


「サラ様、このままエルス河付近まで行き、それでクロッカスを寝床に戻す。そして精霊王様の館に戻るのでいいか? それとも一度、ノア王太子様の様子を見に行くか?」


……!

優しい気遣いだった。

勿論、会えるなら会いたい。ノア王太子に。

でも、ノア王太子に会いに行くのは、今日すべきことをやってからだ。


「ルドルフ、ありがとう。今朝はノア王太子様と一緒に朝食をとったから。大丈夫よ」


ルドルフは眩しそうに目を細めて私を見た。


「サラ様は、ホント、強いな。俺は……うん。本当にサラ様で良かったと思う。ノア王太子様は苦労人だけどさ、サラ様と結ばれたんだ。文句なんてないはず。というか、いつまでも寝てる場合じゃないよな。とっと起こそうぜ、サラ様!」


「もう、ルドルフ、乱暴なんだから。でも、そうね。一日も早く、元のノア王太子様に戻って欲しいわ。……ところでルドルフ、ノア王太子様が苦労人って……?」


するとルドルフは「ヤバイ!」と分かりやすい表情をした。それなのに「な、なんでもない。それより行くぞ、サラ様」とクロッカスの方へと向かう。


苦労人……。

でも王太子なのだ。その通りだろう。


子供の頃から王太子になるべく、英才教育を受け、武術の腕を磨いてきたのだろうから。それはとんでもなく大変なことだったはずだ。


「待って、ルドルフ」


クロッカスとルドルフの元へ駆け寄った。

本日公開分を最後までお読みいただき

ありがとうございます!


次回は明日、以下を公開です。


8時台「ぶどうの紅茶は美味しい。でも……」

12時台「タイトルサプライズ」


では皆様にまた明日会えることを心から願っています!

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