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27/72

27:嵐の夜

会議室に行くと、そこにはとんでもない美貌の青年がいた。

間違いない。宮殿に配備されている精霊騎士の隊長だ。

それにしても……。

似ている。

珍しい金色の瞳にゴールデンブロンドの流れるようなサラサラの長い髪。透明感のある肌をしており、鼻も高く、精霊らしい耳の形。シャンパンゴールドの軍服に白銀のマントを羽織っているのだが。


賢者アークエットの髪が長髪なら、彼みたいになるのでは……?


「これは……異世界乙女のサラ王太子妃様。初めてお目にかかります。婚姻の儀式の際は警備のため、宮殿におりました。その後の祝賀の最中も警備に追われ……。ご挨拶がすっかり遅くなりました。私はレブロン・アークエット。そちらの賢者の兄です。見ての通り、姿がそっくりなのは、双子ゆえです。見た目はそっくりですが、私は生粋の精霊として生を受け、フィルは人間の混血として誕生しました。実に不思議ですよね」


「な、なるほど。驚きましたが、納得です。こちらこそ、ご挨拶が遅れ、申し訳ありませんでした」


驚いたことに声まで似ている。

でも、やはり精霊だからだろうか。

醸し出されるオーラが人とは異なり、賢者アークエット以上に、その美貌を見ていると、魅了されそうになる。


そうしているうちに宰相や宮殿護衛騎士の団長もやってきて、執事がテーブルに飲み物を並べ、皆で着席した。するとすぐに精霊騎士がやってきた。先ほどのホールに来たのと同じ精霊。


「現状、戦況に変化はありません。ウルクーナ山脈からロセリアンの森に向かってくる瘴気は数は多いもの、精霊王とイエロードラゴン、精霊騎士により殲滅できており、問題ございません」


「打ち漏らしもなく済んでいるのかな?」


レブロン隊長の問いに、精霊騎士は「はい」と返事をして状況を報告する。


「ロセリアンの森の中には、ノア王太子様の指示で、いくつか罠を仕掛けました。ミント水を入れた樽ですが、その樽を破壊したムカデ型の瘴気は途端に動きが緩慢になり、さらにその香りが周囲に広がると、近くにいた別の瘴気も森から出ようともがき出し。簡単に仕留めることが可能になっています」


ミント水、効果ありだった!

思わず万歳をしそうになるが。

精霊騎士の言葉を聞いたレブロン隊長はチラリと私を見た。

ドキッとしたが、なんてことはない。

ミント水の発案者が私であると知っているようで、「やりますな、サラ王太子妃様」という顔をしているだけだ。


「報告、ありがとう。引き続き、宮殿内の警戒を頼む」


「かしこまりました。レブロン隊長」


精霊騎士が出て行くと、ミント水の効果を皆が喜んでくれた。


それから1時間ほどは精霊騎士からの報告はない。

つまり、瘴気はロセリアンの森を抜けることができないということ。


それでいて嵐の影響は色濃い。

瘴気との戦況の報告はないが、宮殿護衛騎士から、宮殿内のガラスの破損、倒木、浸水の知らせは届いている。


「さすが精霊王様じゃ。今回の瘴気は我が国へ、ソーンナタリア国へ、足を踏み入れることは叶わないかもしれませんな」


宰相の言葉に、宮殿護衛騎士の団長も同意を示す。

そこへ精霊騎士が入ってきた。


「ご報告します。グルシャ王国、パマール国、共に瘴気の存在を確認できず。すなわち、殲滅が完了しました」


「おおお、素晴らしい」「やりましたなぁ」


宰相と宮殿護衛騎士の団長が喜び合っている。


「ではブルードラゴンとレッドドラゴンはロセリアンの森へ?」


レブロン隊長が尋ね、精霊騎士が頷くと。


「もう、終わりですな、今回の瘴気は」


宰相の言葉に宮殿護衛騎士の団長も頷き、レブロン隊長の表情も幾分柔らかくなる。賢者アークエットの肩からも力が抜けたように感じられた。


3体の聖獣が揃い、ロセリアンの森で同時に動けば、いくらムカデ型の瘴気が多くても、劣勢を強いられるだろう。


「サラ様、戦局は限りなく我々に有利です。瘴気はロセリアンの森を超えられないでしょう。そろそろお休みになってはどうですか?」


精霊騎士が出て行くと、賢者アークエットが気を使い、声をかけてくれた。


これは……迷う。


3体の聖獣が揃い、精霊王もいて、沢山の精霊騎士がいる。それにミント水も役立ってくれているのだ。


瘴気がロセリアンの森を抜けることはない。

そう思える。


そうなると、ロセリアンの森での瘴気を殲滅できれば、これで終了となるのだ。


見届けたい気持ちも、勿論あった。

どうするか悩んでいると、先程の精霊騎士が再び会議室へ入ってきた。


「ご報告します。ダークフォレストより多数の瘴気が来襲。現状、エルス河に阻まられ、ロセリアンの森には到達できていません」


これは想定済みだった。

精霊王の言う通り、河幅は広く、暴風と豪雨。

ムカデ型の瘴気は河を渡り切れず、ロセリアンの森にはたどり着けない。


「賢者アークエット様、もう少し、様子を見ます。ダークフォレストからの瘴気の件は気になりますので」


「分かりました」


それから30分後。

あまりの強風に建物が揺れたような錯覚に襲われた瞬間。

精霊騎士が会議室へやってきた。


「ご報告します。スワンレイクにて瘴気との戦闘が開始されました。これをもってして、ソーンナタリア国に瘴気が侵入したことになります」


その場にいた全員が「えっ」と声をあげる。

遠くでガラスが割れる音が聞こえた。

宰相が驚きを隠せないまま、精霊騎士に尋ねる。


「し、しょ、瘴気は、ムカデ型のくせに、湖を渡ってきたのか!?」


「いえ、そうではありません。ダークフォレストから襲来する瘴気がエルス河を流れ、そのままスワンレイクまで流され、一部はそのままスワンレイクの底に沈み、一部は上陸を果たしている状態です」


「ということは、我が国に侵入している瘴気の数は、多くないのだな?」


宮殿護衛騎士の団長の言葉に精霊騎士が頷いたが。


「まずいですね」「まずいと思います」


レブロン隊長と賢者アークエットが同時に声をあげた。

二人とも声が同じだから不思議な気分になる。


「スワンレイクの方はまだ大丈夫でしょう。あの湖は水深が深いので、流されてきた瘴気はそのほとんどが湖底に沈み、二度と浮上は叶わない。ですがエルス河は……」


賢者アークエットの言葉を受け、レブロン隊長が話を続ける。


「エルス河は水深がそこまで深くはありません。今回の瘴気は数が多い。ダークフォレスト側から襲来する瘴気の数が多いと、河口まで流されず、そのまま堆積する可能性が出てきます。つまり瘴気の体がそのまま橋になりかねないわけです。最悪、ロセリアンの森が挟み撃ち状態になりかねません」


「だがこの暴風と豪雨。堆積できずに流されるのでは?」


宮殿護衛騎士の団長が、レブロン隊長を見た。

ガンッと大きな音に、皆が窓の方を振り返る。

窓には木を打ちつけてあるが、そこに飛来物が何か当たったようだ。


「その河の流れを凌駕する瘴気の数を、想定する必要が出てきました。瘴気は粛清の力や聖獣による攻撃で倒すものであり、人間の武器で倒すことはできません。その一方で、その生存には酸素を必要としており、溺死や窒息死は免れません。エルス河を渡れず、溺死や窒息死を想定していましたが……。河口まで流され、なお生きている。しぶとい。自らの体を橋にしかねません」


レブロン隊長が話し終えたまさにその時、別の精霊騎士が会議室へ入ってきた。


「ご報告します。ノア王太子様はスワンレイクに待機していた騎士を二つに分け、ロセリアンの森へはいりました」


さらに別の精霊騎士も入ってくる。


「ご報告します。レッドドラゴンが河口に派遣され、上陸しようとする瘴気を炎で威嚇し、そのまま溺死させる作戦を実行中です」


「この嵐の中で!?」


宰相が驚きの声をあげる。

またも強風で建物が揺れるような錯覚に襲われた。


「はい。ただ、相当のエネルギーを使うため、そう長くは無理かと」


報告を終えた精霊騎士が全員会議室から退出すると。


これまで楽観ムード満点だった宰相と宮殿護衛騎士の団長が不安そうな顔になっている。窓にとりつけた木の板に、雨が当たるものすごい音が聞こえてきた。それはまるで二人の不安を煽るように、不気味な音を響かせている。


「ノア王太子様がロセリアンの森へ向かっていただけなら、挟み撃ちは免れるでしょう。大丈夫ですよ、皆さん」


レブロン隊長はそう言うと、「夜食に何か温かいものを頼む」と執事に依頼した。賢者アークエットも「むしろこちらが瘴気を挟み撃ちするのですから、大丈夫」と鼓舞しても、宰相と宮殿護衛騎士の団長の顔色は優れないままだ。かくいう私も少し不安になっている。ただ、このイベントは楽勝だった記憶しかない。だから大丈夫と自分に言い聞かせる。


ほどなくして食欲を誘う香りのコンソメスープが運ばれてきた。それを口にすると……。


つくづく食べ物に弱いと思う。私は。

このスープのおかげで胃袋が温まり、不安な気持ちがかなり和んだ。


さらに。


「ご報告いたします。ウルクーナ山脈からロセリアンの森に向かってくる瘴気の殲滅を確認。イエロードラゴンと精霊王と精霊騎士の多くが、エルス河方面への進撃を開始しました。レッドドラゴンはロセリアンの森へ向かい、ブルードラゴンが河口に向かい、瘴気の上陸の阻止を開始しました」


「ご報告します。レッドドラゴンと合流したノア王太子様の軍と瘴気との戦闘が始まっていますが、戦況はこちらが有利。さらにイエロードラゴンによる落雷攻撃で、多くの瘴気がエルス河手前で絶命。その体が壁となり、後に続く瘴気の行く手を阻む状態です」


次々に届く吉報に、宰相と宮殿護衛騎士の団長の顔に笑顔が戻る。二人とも大喜びでスープを口に運ぶ。


それから十五分もすると。


「ご報告します。ロセリアンの森の方にも倒された瘴気が堤防のように積み重なったため、上流よりブルードラゴンが一気に水をエルス河に放出。河に堆積する瘴気は流され、さらに濁流がダークフォレスト方面に流れ込み、そこにイエロードラゴンによる落雷攻撃が加えられ、瘴気は一気に半分以上、倒された模様です」


「ご報告します。スワンレイクにブルードラゴンが戻り、流されてきた瘴気を次々に湖底へと沈めています」


その後に届く報告は、ノア王太子とレッドドラゴンが対峙していた瘴気をほぼ壊滅したこと。ダークフォレストからエルス河に向かう瘴気の数はグンと減ったこと。スワンレイクに上陸する瘴気はもはや数体など、明らかに勝利が見えるものばかり。


そして。


「スワンレイクから瘴気消滅。河口から流れてくる瘴気はすべて遺体で、湖底へと沈んでいます」


「ノア王太子様とレッドドラゴンとの戦闘は集結し、瘴気を殲滅」


「エルス河に生存する瘴気なし。聖獣三体がダークフォレスト上空旋回し、瘴気の打ち漏らしを確認中」


精霊騎士から続々届く報告。

もう間違いない。勝利……と言っていいいだろう。

一方。

不思議なことに。


「止みましたね。暴風も豪雨も。もしかすると、嵐そのものも瘴気がもたらしたものだったのかもしれません」


レブロン隊長の言葉に耳をすますと……。

嵐がもたらす風音、雨音が消えている。

むしろ今は、静寂。

そこに精霊騎士がやってきた。


「精霊王が勝利宣言をなされました。この度の瘴気撃退作戦は成功です」

本日公開分を最後までお読みいただき

ありがとうございます!


次回は明日、以下を公開です。


8時台「ノア王太子様~~~♡」

12時台「そうこなくっちゃ!」

20時台「ロセリアンの森」


では皆様にまた明日会えることを心から願っています!

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