サンキューを言いたい
会いたいときに限って会えない
だから、思いは募るばかり
粉雪が舞い降りる
ときおり風が運んで
砂けむりみたいに
わたしの前を通りすぎてゆく
ただ事実だけを確かめたいのなら
このさき寒くても
新たな雪の妖精たちを
わたしは待ち続ける
「少しくらいの時間ならいいよ」と
あなたはわたしを気遣う
その気持ちがうれしくもあり
また、切なくもあり
そういえば
昨日はサンキューの日だったんだ
あなたに会えないと分かっていた
それでも
あなたからのメッセージ
それだけで
わたしにとっては
「サンキュー」って言えるもの
声に出して言いたいこと
だから、感謝しないといけないね