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堅物くんと普通の喫茶店  作者: さもはさうえい
4/4

変わる私と貴方

普友江はバカとやばかと語彙力がないので軽く言い。明は色々とポンコツだけど頭が良いので馬鹿と言う。名前を呼ばないのはただただ恥ずかしいからである。

そしてチャンスの三年目が終わりを迎えつつある。ななみはここを出て東京に行く。大きな道路や橋が出来た今ではそんなにかからないそこは田舎者の私達には海外と言っても大げさではなかった。


お気に入りの曲にいつもの時間。だけどその別れの事は言わないで過す中でいつものでは無くなった事がいくつかある。


何と仲良し☆トリオは解散。ニシくんはタレント。キシくんは実家の板前をしている家を継ぐ為に修行。ヨシくんソロデビュー。そのソロデビューソングがレコード大賞を取った。お気にいりの曲はこれに変わり、いつもこれを聞いている。


今までは明るいアイドルソングだったが今の彼の曲はバラードが多い。一番のヒットソングは初恋をする女の子に辛いけど恋を諦めさせるそんな悲しい歌だ。


暁は体育教師になる為に大学に通う。ここから一時間かかるそこそこ遠い場所だが、ここから離れないらしい。


暁家族とは家族ぐるみの仲だ。それをからかわれ、あのボタン事件もあってか「結婚か」何て言われるけど、アイツの為にそれを言う人には本気で説教している。


そんな時のアイツは相変わらず恋愛関係に弱く頼りなく言い返せずにいるので仕方ない。変わらないのは誰だと言われれば私だけだ。


桜が咲いたと思えば雪が降る。この田舎で良くある事。


駅に向かい三人で歩く、ふと前を見れば大きなキャリーケースをななみの代りに持つ暁といつもの笑顔とは言い難い並んで歩くななみ。二人は私抜きでよく話すようになった。道の脇の桜はやっと咲いたのに寒そうだ。ああ、どうか。もう少し時間が欲しい。私にではない彼に時間をくれないか。


「おい。友田なにをしてる。次を逃すとまた一時間だぞ!」


バカデカい声だ。少し浸らせてくれないのか?お前の為にセンチメンタルになってるんだぞ?


「大丈夫だよ。ついても長い時間ドアが開いてるんだから、寒いならゆっくりね?」


ななみがそんな事を言う。言ってしまう。


『ななみ。そんなに無理して合わせなくてもゆっくりでいいのよ?ほら、ミルクとそうね。苦いなら最初は砂糖は三つ。砂糖を入れてから混ぜてミルクを入れるの好みでね』


いつか言った偉そうな自分とリンクして泣きそうになる。そんな私の手をぎゅっと握って、何も言わないで微笑む。そんな、ななみに無理して笑えば手を引かれた。


私を挟んで三人で歩く。私が隣でごめんねと隣の暁に目で合図してやればこちらを見て何度も自分の手を見ては握ってを繰り返している。


「無理すんな。熱血バカ。柄にもない事しようとすんな」


「な、ぐ!友田ァ!!貴様……」


そんなバカなやりとりで涙は引っ込んだ。が駅につけばまた涙が出そうになる。今日はななみが東京に行く日。理由は聞けないままだけどやりたい事があるんだと決意に満ちた顔で言っていた。


田舎特有の電車が止まりしばらくドアが開く時間が来る。時計を気にした彼女がそろそろ出ようと電車に向かう。


ここしかない。そんな思いで情けない顔で彼女を見る男の背を叩いてやる。


「痛いな!?何故叩く!!」


「おバカ!!何となく分かりなさいよ!」


ぎゃーぎゃー言い合う二人を無視して最期にぎゅっとななみが「寂しいよ」と抱きしめて来るので抱きしめ返す。


その後ろで目があったので口パクで『告白』と言ってやればぐっと彼は唇を噛んだ。


「しばらくはさ。潰させたりしないから、店においでね?手紙も電話も待ってる」


「うん!」


今度はお前の番だ。と見れば難しい顔をした後でゆっくりと息をして珍しく豪快ではなく少し儚げに笑う。白い雪に赤い瞳が目立つ。綺麗だと初めて思った。


「自分は……俺は君の幸せを願ってる」


告白ではない。だけど優しくて泣きたくなる声に言葉だ。そんな言葉にななみは嬉しそうに笑い元気よく返事をする。そして電車に乗った彼女は座った席の窓を開けた。


「またね」


「うん」


扉がゆっくり閉まる。本当にいいのかと隣を見れば何故か晴れやかな顔。


「君の夢……押しかけ女房成功を願ってるぞ!!」


「え!?」


手を振る彼女が言っちゃったかと言いたげな顔をして手を振っている。え、押しかけ女房?何?そんな考えは音がする勢いでぶんぶんと暁の振られる手の音ともに消えていく。しばらくの静寂の後。残された私達は駅を出た。雪は少し止んで来ている。


「珈琲が飲みたい。」


「今日は二人は村の集まりでいないから出来ないよ」


そんなに近くで歩かなくてもいいのにこの男は隣を歩く。そのせいで手がたまに当たって痛い。離れれば寄って来るしこれ以上は土手に落ちる。


「練習中のお前のでいい」


「不味くはないけど普通だよ?」


ぎゅと握られる手にどきりとした。が、奴は頬も染めてない。どきりを返せこのやろう。


「普通がいい。普通の何が悪い。俺は普通が好きだ。今日の珈琲はきっと、とびきり美味いだろう」


「……あっそ」


なるほど、先程からかったから自分はできるアピールか?と、わざとらしくため息をつけば力が強くなった。


「おまえ「あー!喫茶店の姉ちゃんあっちっち!アベックなんてスケベだぞ!」」


最悪だ。見られた。離して欲しいから振ったけど空しく戻る。


「こら!今、言ったのは三丁目のタケだな?マセガキはパスタと一緒に煮込んでやるぞ!」


「わー。おっかねぇ!にっげろー!」


逃げる近所の子に意味が分からないのか何が何だとと首を傾げる男に意味を教えてやった。徐々に真っ赤になる男が「な、す、は!」と口をパクパクさせる。


ふむ。何がスケベだ。破廉恥だぞと言いたいんだな。


「明日からかわれるからね?まあ、泣きそうな私を引っ張ってたって言えばいいわよ」


ちょっといや、号泣しそうだった。だから助かったと言ってやろうとしたがボロボロと涙が零れた。気付いたら落ちて落ちてしまう。


「な、何故だ!何故泣く!」


ここにあの子がいないのが寂しいのだ。平気な顔してたけど、今。優しくされたらだめ。止まらない。


「さみしい」


「貴様には俺がいるだろう!泣くな!」


アンタはいつでも会えるじゃないか、でも。コイツも私を距離ではなく変わる事で置いていく。


「泣かせた。女を泣かせた」


いや、コイツはコイツには置いて行かれたくないな。


「あき「責任を取る!」」


勇気を出して呼ぼうとした名はデカイ声にかき消された。返事は勿論こうだ。


「断る!いらんわ!そんなもの!」


響く声に早足で歩く私を待てと怒鳴りながら追いかける暁。置いて行かないでの言葉は言えずに消えていった。



何度目かの。いつもの日常。いや、色んな事が変わった。今度は変わらないと思ってた私も一緒。


父が買ってきた熱帯魚に餌をやり、鏡の前に立つ。清純派女優を真似たショートカットとパーマはお気にいり。後は少しリップを塗る。五月蠅い奴がいるから少しだけ。海外の映画ヒロインに憧れて買ったノースリーブのワンピースの上から新調したエプロンを締めた。


「『あの人気アイドルの結婚は相変らず世間を賑わせていますね私も昔ファンだったんですよ……』」


ラジオではまだまだあのスキャンダルが流れている。飽きないもんだ。ああ、古傷が痛む。そうつぶやきラジオのボリュームを下げる。こんな時は客もいないし珈琲だ。そうだ。一番の大きなニュースを言おう。


結婚した。私ではない。そう、あのヨシくんが結婚した。け、っ、こんした。駄目だ受け入れられない。


お相手は()()()()。お嫁さんはアイドルではないらしい。ソロでも活躍してる中での結婚はそれはもう色んなメディアに取り上げられた。


……ところで、ぐるぐる眼鏡のななみのお隣のお兄さん覚えているだろうか?


名を古池 善三郎(ふるいけよしざぶろう)と言う。感の良いアンタなら分かるだろう?そう。ヨシくんだ。


思い出のイルカのペンダントが紡ぐ別れと再会の物語はまさにラブロマンスだったが……長くなるので省略する。それは本人に聞きな。明日来るから。


キラキラの指輪をつけた彼女は私がヨシくんのファンだから言えなかったと謝っていた。暁には言ってたらしく二人仲良く謝られたが嬉しいのか悲しいのか未だに整理出来ない。


彼女は『古池』になった。押し掛け女房大成功だね?それが答えだ。だが、その事実はまだ少し痛む。恋ではないとは今では言えるけどね。ラジオはヨシくんのラブソングを流したのでボリュームを上げる。


暁は母校で国語と体育の教師になった。顧問は勿論、剣道だ。彼は顔は怖いし厳しい。だが、熱い男で優しいと評判だ。暁家とは仲良く未だに付き合いがある。家族とは仲良くやってるらしい。


浮いた話は無い。めちゃくちゃモテるのに生意気にも赤面せずに普通に断っている。そういう意味ではまだ置いて行かれていない。


「いらっしゃい」


ドアベルと共にズカズカと入ってくる男は珍しくスーツだ。似合うが、筋肉が邪魔している。ぱつぱつだ。


「友田!貴様、さっき生徒に関係を聞かれたぞ!負けないと一方的に……何だあれは!!」


「うるさ、はーい。いつものオススメと珈琲ね?」


珈琲を入れてプリンの準備をする。ちなみに父から合格をいただいた。免許皆伝ってやつだ。プリンに生クリームを絞って、ドレンチェリーを乗せる。彼の好物だ。


「いや、お姉さんからかうの流行ってるのかね?大人の色気が出ちゃってたりして!」


スカートをちょっと上げてちょっとだけよのポーズを取れば顔を真っ赤にして怒られる。


「貴様は俺が見ていないとすぐそうやって!!」


「おバカ。冗談よ。じ・ょ・う・だ・ん!見てない時もしてないですよーだ」


私も変わった。ある日を境にキラキラが出て来てる。思えばあのマセガキが中学に上がった時に告白されてからだろうか?何故か年下限定でモテモテだ。


「海外映画を見すぎたせいで年上か渋いならおじ様もタイプなのに!」


おぼんをぎゅっと抱きしめて悲劇のヒロインポーズ。お前には無理だろと笑えばいいのにさっきから視線が痛い。


綺麗なお姉さんに囲まれても胸を押し付けられても怒らないのに私にはすぐに何かと破廉恥だと怒る。


「取り敢えず勝負をしかけられたから、受けたが……何とかならんか?」


「可愛い男子のトラウマ増やすつもりか!意味も分からず受けるな!なんとかって……私には分からないよ」


このモテ期に母も父も首を傾げてたし、どうにもならない。そもそも恋なんて止められないでしょ?ヨシくんの結婚後に出た曲もそう言ってたんだもん。だから、多分そう。


誤魔化す様にサービスで棚のクッキー缶を背伸びで取る。こいつは甘いの与えておけば機嫌が直るのだ。


「出来るだろ!色気を止めろ!思春期男に食われたいのか貴様は!」


「な、い、く!?」


ああ、コイツの癖が移った。何、言ってるの。食われるって何よと言いたい。


「へ、んな事、言うやつにはあげない!」


缶をもう一度仕舞おうとすれば叩かれるカウンターテーブル。


「ふざけるな!食わせろ!今すぐだ!」


「ひっ!紛らわしい言い方するな!バカ!」


缶に隠れながら叫んでやればハッとしてカウンターを擦る。お父さんおじいちゃん宴会から帰ってきて!


「……ちなみに店はすれ違いざまにマスターが閉めといてと言ったから閉めた。看板はひっくり返したからな」


ああもう。勝手知ったる我がお店!鍵は開いてる筈と適当に袋にクッキーを入れてやる。これやるからとっとと帰れ。


「あと子供のお前には分からないかもだが、食うの意味は性的な……」


「耳年増なので分かります。クッキーどうぞ。さよなら」


クッキーをちょっと拳を突きつけて渡したのに痛い。


「意味を知っての赤面か!?すまない。かくなる上は……」


「責任取らなくていい!あんたに取られるくらいなら、タケくんに光源氏計画した方がマシよ!」


変わらない関係。変わる私達。何だ。胸が痛い。何で分かんないんだ。


「いい加減にしろ。貴様はどうやったら責任を取らせるんだ!」


「知るかバカ!バーカ!」


教えてヨシくん普通な私にはどうしたらいいか分かんない。教えてななみ。貴女はどうやって始めたの?恋が分らない。恋がしたい。できるならこいつとが良いけど、どうしたらいいの?


「知らないよ……ほんとばかなんだから……」


へなへなと座り込みそうな私を慌てた暁が抱き上げる。天井が近い。所謂、高い高い。


「高い!怖い!意味わからん。あんた宇宙人か!?」


「座り込んだら汚れるだろうが!馬鹿は貴様だ!」


犬猫じゃないんだぞと暴れてやるが、びくともしない。


「責任で結婚やだ!愛されてプロポーズされたい!好き好き言ってキスされたい!」


「な、は、誰にだ。貴様!前に見たスパイ映画の奴か?やはりまだ善三郎か?」


本名で呼ぶな。ヨシくんは永遠にヨシくんだ。やだやだと足をバタバタさせて叫んでやる。


「泣くな泣くな。現実を見ろ」


やっと高い位置から少し下ろされて、両手が彼の顏に届く。その顔を掴んで引き寄せれば近い距離で綺麗な目が見開くのが見えた。軽くその唇にキスをする。してやった


「お前やっと俺をみ「ふん!!」」


そして油断した奴のおでこに頭突きしてやる。くらえ。宇宙人。私は実は隠してたがかなりの石頭だ。奴は顔を打ち。離される手。落ちる私の足が奴の硬すぎる鳩尾に辺りに当たった。お互い崩れ落ちて転げ回る。


「残念だっ、たわね。わたしの勝ちよ」


何が勝ちだ?かは分からない。が這うように立とうとすれば掴まれる足。引きずりこまれる体はまるでホラー映画。


「はは、痛いじゃないか血が出たぞ」


鼻血だ。血走る目。荒い息に拭われた血は顔を汚す。コイツは獣か?血で明かに興奮している。


「責任を取ってもらう」


唇が塞がれる。ちゅうちゅうではない。じゅるじゅると舐められる分厚い舌は唇を抉じ開けようとし、開けてはならないと硬く閉じれば「あけろ」と何度も囁かれてしまう。


「好きだ」


そう囁いて切なげに下の名前を呼ばれた。


「わたしもだよ。⋯⋯ばか」


何度も何度もお互いに名前を呼ぶ。呼ぶことが嬉しいみたいに呼ばれ、とうとうねじ込まれた溺れそうな程の舌に勢い余って破かれたワンピースに思った。


「このままではここで孕まされてしまう。とね」


「ひぃ!!」


二人の告白の話を孫にするには艶っぽい話かと思ったが、孫は青ざめている。まあ、あいつ顔が怖いからね?え?違う?


「ああ、キラキラしたオーラ?一度つけば消えないよ。ありゃ嫁や婿に相手が惚れたら移るんだ。キラキラ遺伝子を残す為かね。多分」


あの時。何とか先にプロポーズして下さいとお願いしたら、目から鱗だったのか直ぐに土下座でプロポーズされた。で、両家挨拶。結婚。まさかの婿入り。


あいつは教師をしながら手伝ってくれた。監視を含めて私は彼の居る時にしか表には出れない。土下座で両親にモテるのが嫌なので裏方をお願いして下さいと頼まれた。


それから三男一女に恵まれた頃にやっとモテなくなる。私とついでにアイツのキラキラが見えないくらいに薄くなってた。ちなみに長男は私に似てキラキラは少ない。


「何、ババアになりゃ消えそうなくらい薄くなるさ」


「え!そんなに先!?」


孫は旦那が死ぬほど嫉妬深いのに結婚して子供がお腹にいるのにキラキラしてモテてしまうと嘆いている。懐かしい私もそうだった。


あ、店は父が亡くなったのを切っ掛けに土地を売って閉めたよ。寂しくはないさ。思い出があるからさ。それにまた最近レトロが流行ってあの場所がまたレトロな喫茶店になったらしい。


「おい。普友江!ふゆ。何処にいる!」


「はいはい。全くうるさいじじいだよ。待ってな。じじいとコーヒー入れてやるよ」


何でもかんでも人を呼んで居ないと怒りやがる。実は最近、耳が遠くて助かってるが言わない。以前に腰を悪くしたら医者に不治の病かのように泣きつかれたから、言いたくないのだ。


相変わらずのばか力のこの男は硬い豆をごりごり削って、寄越す。お湯も沸かしたらしい。孫が来るのが嬉しいんだよ。言わない奴だけどね?


ノンカフェインのやつ孫の為に買ってんだ。バレバレだよ。


ふと目を閉じる。香る珈琲。あのラブソングを鼻歌で歌えば蘇る日々。私の青春。


私の……。


「何だ。ふゆ。ごきげんだな」


初恋の思い出。


「そうだね。……そうだね。(あきら)


久しぶりに名前を呼んだ。明は目を見開いた後で嬉しそうに笑う。上機嫌で歩く先には秘蔵のクッキー缶がある。何だ。あんたもご機嫌じゃないか。


今日は良い日になりそうだ。今年の春。ひ孫が生まれる。


さて、貴方はどんな子になるのかしらね?


あんたも楽しみよね。明。

ヨシくんのソロデビューソングは「君はボクの人魚姫マーメイド」ヒットした幸せなラブソングは数年後を歌ったと言われる「君は俺の人魚姫」らしい。


明のお前呼びは少しは愛がある。貴様は普通に説教や嫉妬に狂うとよく言う。


以下。本編終了後に読んで下さい。


ちなみに彼が言いかけた言葉は「お前を褒めたんだ照れてもいいだろう」と「お前やっと俺を見たな」です。言えてたら少しは変わってたかもしれない。

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