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【完結済短編】異世界恋愛・ハイファンタジー

【完結】何故か私を独占崇拝している美人の幼馴染を掻い潜って婚約したいのですが

作者:真波潜
フリージア・ドントベルン侯爵令嬢は、自分のことをどこにでもいる平凡な令嬢だと思っている。内心で自分のことを『テンプレート』『判で押したような』と思っているが、それを口に出すのは避けていた。
ブルネットの髪に茶色の瞳、中肉中背で、身分に見合ったドレスを着ていなければ、きっと誰からも見落とされると。

しかし、見るからに『ヒロイン』な分家の従姉妹であり幼馴染のジャスミン・ユルート伯爵令嬢からの強い崇拝を受けている。お陰で少しでも「私なんて」と言ってはいけないとクセがついていた。言えば、100倍の言葉で褒め称えてくるからだ。怒りもするし泣きもする。
彼女の金の眩い髪に夏の空色の瞳、メリハリのある何を着ても着こなす身体。
一体何が良くてフリージアを崇拝しているのかは謎だが、慕われて悪い気はしないので仲良くしていた。

そんなフリージアとジャスミンは同い年で、デビュタントの日も一緒となり……そこに招かれていた公爵家のバロック・レディアン令息と侯爵家のローラン・フュレイル令息は、それぞれ一目惚れをした。

二人の美形青年令息と従姉妹命のヒロイン属性令嬢による、テンプレ令嬢を中心にしたドタバタ恋愛騒動、開幕。


※感想の取り扱いは活動報告を参照してください。
※アルファポリス様でも別名義で掲載中です。
5 陛下のお願い=命令
2021/05/04 07:00
9 新しいことへの一歩
2021/05/05 11:57
10 お茶会は計画的に
2021/05/05 15:35
11 お友達……お友達?
2021/05/06 16:16
12 声楽会へのお誘い
2021/05/06 20:59
15 大きな勘違い?
2021/05/20 08:00
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