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ありふれた出来事

作者: M:SW

 辛うじてぶら下がってはいるものの、今にも落ちそうだ。落ちたらどうなるかな。何でこんなにドキドキするのかな。もう少し、もう少しだよ。どうしよう。どうにもしようがない。仕方がないんだ。誰も気にしちゃいないさ。みんな自分の事で精一杯だ。見て見ぬふりをするんだ。自分だってこうなるかもしれないのに。知り合いだったら声の一つも掛けてくれたかもしれないな。でも知らない人に声を掛けちゃいけない世の中だ。あ……落ち













鼻水

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