表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブースト・VASARA  作者: ルク穴禁
第14章(変わる世界)
96/102

096(バサラvsガオーム)

「ほう、勘が良いじゃねえか」

「ガオーム! なぜ裏切る!?」

「1発でいい。それ以上、射つと俺達ハイブリッドまで死ぬぞ」

「何!?」


ガオームのハンマーにバサラのシールドが持たない。バサラは片膝を付く。すると、足に何かが当たった。これは……。


「俺をただの単細胞だと思ったか? 科学にはちょっと詳しくてな。研究者が言うには、ノアの主成分は重酸素だ。ノアを撒きすぎたら、ハイブリッドは死滅するぞ」

「アンタレスの研究員は嘘を吐かない!」


バサラはチェーンの子機を2つブレードに変えてガオームの両腕を輪切りにしようとした時、紙一重で避けられる。それと同時にアールが持っていたブーストガンの残骸からマガジンを使い…………。


「チェーンでブーストガンが作れるのか!?」

「弾さえあればな」

「殺せよ…………」

「ああ」


カチッ! ヒュイン! ガオームは弾丸を避けた。


「やはりな! 誘導弾は撃てないだろう!」

「ちっ! ブラフだったのに」


ガオームがハンマーを再び持とうとした時、バサラはチェーンのハンドでノアの2発目を装填する。


「たまには上司を疑ったらどうだ?」

「その気にはなれないね」


向かってくるガオームに、バサラはチェーンのガンで弾幕を張る。そして、再び発射器の中に入り、ノアを射つ。カチッ! ズドーーーン!!


ガシャン! マスドライバーのドアに穴が空く。バサラは内側からチェーンのガンを撃ちまくる。ガオームが怯んだ隙にノアの3発目を装填する。


「終わりだ、ガオーム!」


カチッ! カチッ!

(トリガーを引いても発射されない!? 体内エネルギーには余裕がある。何故だ!)


バサラは発射器から外へ出る。ガオームの姿がない。


カラン。ガオームはフライングバスから降りてきた。


「ハハハ。フライングバスで来たのが仇となったな!」

「まさか……、電磁パルス…………? くそったれ!」

「これでお前も生き残れる。世界には何百万人ものハイブリッドが居るんだぞ」

「公式発表されてる数字なんて宛にならない!」

「いったいお前はどっちの味方だ!?」


ヒュン! ザン! バサラはガオームを殺す事にした。バサラはチェーンのナイフでガオームの首を跳ねた。いくら身体能力が高くても、単純構造のナイフを飛ばすには反応出来ない。コンマ千分の何秒の世界だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ