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ブースト・VASARA  作者: ルク穴禁
第12章(ブースト計画へ)
79/102

079(勝負!)

「死ね! ハイブリッド!」


ノーネームは6連チェーンの2つをシールドにして、 4つをブースターにして、宙に浮き、ビームガンを撃ってくる。


バサラはフライングバイクを操り、ビームの弾幕を避けるが、徐々にパターンを読まれる。

(直撃!?)


バキン! バサラは咄嗟にチェーンの左をシールドに変えてガードする。ノーネームはその隙を逃さず、チェーンのブレードを飛ばしてきた。


ザキン! ノーネームのブレードより速く、バサラのビーム大ブレードが飛び、ノーネームを横に真っ二つに斬る。


「ぐああーーー!」


ノーネームはタンカーの爆炎から離れた甲板に墜落した。バサラはブーストガンで上半身をロックオンして甲板に降りる。


「は、ハイブリッドォォ! この怪我じゃ助からない…………と、トドメをォォ」

「織田長官の仇! 最後に言い残すことは!?」

「女王と共に…………」


カチッ、ヒュイン! グシャン! ノーネームは死んだ。


「織田長官…………やりましたよ」


バサラはノーネームが装備していたビームガンを拾い上げてから、フライングバイクに乗って、タンカーを離れる。


上空で待ってるフライングバスに向かってると、タンカーは大爆発を起こし、沈没した。


強敵は残り〝2体〟だ。


バサラはフライングバスの後ろに着けて、インカムでハッチを開けるよう、ガオームに言う。ウィーンとハッチが開き、フライングバイクを着艦させる。


ハッチが閉まり、バサラはフライングバイクを降りて、座席に行く。ヨッシーがギョッとなった。


「おいおい、その得物は…………」

「ビームガンだよ。ノーネームの」


キノは悟ったかのように、バサラに言う。


「バサラ、仇を討ったんだな? 抜かりはないな?」

「ああ。遂にやった。大ブレードで斬って、ブーストガンで木っ端微塵だ」

「よくやった。一応、今井中佐にはメールしておくか」


次はアダムが祝福をする。


「兄さん、凄い強さだよ。ノーネームを単独で倒すなんて」

「問題はナコシとオリジナルだ。あの2体はノーネームの比じゃない」

「そうだね」


バサラはまたキノと話す。


「キノさん、トラピストの使徒のトップシークレットは上に報告したのか?」

「今井中佐が政府に報告したよ。手柄は国防軍だが」

「まあ、仕方ないね。犠牲者が大勢出た」

「ところで、そのビームガンはどうするつもりだ?」

「俺が使うよ」

「撃てるのか?」

「例の物を使えば、多分」

「血清か。ちゃんと機能すればいいが」


ガオームがキノに指示を仰ぐ。


「キノさん、どこに着陸すればいい?」

「ブースト計画の真ん中にしよう。コントロールセンターがある、N15のポートに着陸してくれ」

「了解!」

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