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ブースト・VASARA  作者: ルク穴禁
第6章(激戦へ)
39/102

039(勝ち名乗り)

「あっ! もしかしたら、アールが使えるかも。アイツなら今頃」


アメリカ人はアールを知らない。


「知らない奴だな。誰だ?」

「シンギュラリティになり損ないのロボットだよ。チリー」

「日本製のロボットか?」

「日本製だ」

「それなら、信頼できそうだな」


キノがバサラに指示を出す。


「バサラ。アールの状況を確認してくれ。ウェアラブル端末に専用アプリが入ってるはずだ」

「分かった」


バサラは腕時計型ウェアラブル端末を操作して、アールとスピーカー通話する。


『バサラさん、どうされました?』

「今、マシンのテリトリーに居るな。状況は?」

『はい。皆、おとなしくなりました。人間に攻撃はしません』

「断言出来るか?」

『98.0パーセントの確率で断言します』

「残りの2パーはなんだ!?」

『演算に10分下さい』

「やらなくていい。宙界島にターゲットが行かなかったか?」

『99.99パーセントの確率で宙界島にナコシとノーネームが居ます』

「分かった。後で拾いに行くから、そこを動くなよ」

『了解しました』


ピッ。バサラは通話を切り、皆の方を向く。


「そういう訳で、宝くじが当たるより高い確率で死ぬかもしれない」

「それでは、我々サソリを核に、動けるアンタレス隊員を連れて宙界島へ行くぞ」


ーーバサラ達、サソリはフライングバスで宙界島へ行く。ガオームの運転で。単細胞じゃなさそうだ。バサラはガオームに指示を出す。


「そろそろ、マシンのテリトリーだ。スピードを落として、ハッチを開けてくれ」

「了解」


ハッチが開くと、アールがブースターで飛行して、ゆっくりと着艦する。


「拾った! ハッチを閉めてくれ!」

「了解」


チリーは不思議そうにアールを見る。そして、キノに聞く。


「これが、例のロボットか?」

「そうだよ」

「旧式のロボットじゃないか。大丈夫か?」

「安心しろ。……アール、ブーストガンデバイスを持ってきた。装備してくれ」

「了解しました」


サソリのメンバーを乗せたフライングバスはマシンのテリトリーに入っている。2パーセントの確率で撃墜されるかもしれない。アメリカの隊員は皆、手で十字を切る。バサラは見よう見まねで、力士の勝ち名乗りをやる。特に意味はない。


木村もサソリと共にフライングバスに乗ってるが、ご機嫌斜めだ。最初から選抜メンバーに入ってなかったからだろう。


「元気出せよ、木村。夜勤組を叩き起こして、通常勤務してもらってるんだし。俺達はテロリスト抹殺に集中出来る」

「ふん!」


突然、ガオームが叫ぶ。


「おい! ロックオンされたぞ!」

「アール、頼む」

「了解しました」


アールはマシンと交信を始める。


『ピコピコピー……ピコピコピー……』


「ロックオン解除! ロックオン解除!」


バサラ達を乗せたフライングバスは無事にマシンのテリトリーを抜ける。バス内には安堵の空気が漂う。キノはバスの前方へ行き、ガオームに指示を出す。


「宙界島にバリアは張られていない。マスドライバーの近くに停めてくれ」

「了解」


バサラ達を乗せたフライングバスは宙界島に入る。様々な施設が廃墟となり、そびえ立ってる。


バサラもバスの前方へ行き、チェーンの子機をセンサーにして索敵する。


「ナコシは? ノーネームは? どこだ!? マスドライバーは…………待て、ガオーム! マスドライバーにはバリアが張られている!」


キノはガオームに指示を出す。


「そこの建物の広場に着陸してくれ」

「何かの採掘場だな、了解」


フライングバスはゆっくりと採掘場に着陸する。

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