千の手でつかまえて
おいかけて わたしを
木枯らしにゆびを染めているのでしょう
あたためてもらいたいのでしょう わたしに
長雨に不安なのでしょう
なみだを散らしているのでしょう わたしへ
かえっておいで
欲すればふたたび与えてあげる
なのにどうしてあなたはこない
どうしてそこで立ちすくんでいるの
どうして手をのばしてはくれないの

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(2012 5 20 26歳の初夏)
別のHNで他サイトを運営していたときの詩です。
挿絵もそのころのものなので、サインが違うのはご愛敬。