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parallel .  作者: ken.t
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prologue ⅱ




リーエン隊長の一声と共に青年は武器を手にすることなく、片手を掲げて彼を何らかの能力で吹き飛ばした。隊長でさえ、太刀打ち出来ないのである。戦況は一変して窮地に陥っていた。 すると青年は何やら口元を動かして唱え始めた。



召喚 ブラッドデーモン。空間が裂けると漆黒の肌をした生物が現れた。それは長い槍を持つと仰向けになったリーエン隊長の腹部を貫いた。悪魔の様なそれは一向に攻撃を止めず、隊長は息絶えた。「世界では三大勢力による戦争が起きていると云われている。まさか、この程度とはな。終わりだ。ブラッドデーモン!」



青年の合図により、悪魔は雄叫びをあげてこちらへと襲いかかる。余りの恐怖に身動きが取れない。死を覚悟する間も無く、強大な力により殺されていく。同期であるヒースがアレンを庇って肉体を貫かれた。大量の血液を吐き出す彼は最後の力を振り絞り、デーモンに一撃を与えて怯ませた。



「ヒース!ヒース!しっかりしてくれ!」 「ちっ...ボサッとしやがって...どのみち隊長がやられた、俺らはお終いだぜ。」 「ちくしょう...!ここまでかよ...!!」



怒りを覚えたデーモンは息を荒くしながら、アレン達に近寄る。槍を振り上げた、その時突然漆黒の腕は爆発を起こし、地面に落ちる。悲鳴をあげるデーモン、そしてその脳天を刃が貫通した。事を理解する前にフードを被った見知らぬ男が立ち尽くしていた。



「どこの誰かと思えば、リジェラ王国の兵士さんか。遅れてすまないね。」 背中には金色の天秤の刺繍。それはシューマレー国の紋章である。


「シューマレー国一軍(ファースト) テマリ・フィラルゴ。」 「おっと、僕を知っているのかい。そいつぁ光栄だね。僕も君を知っているよ、アルジェラ国のクシャル君。」 「ふん...まさかこんな所で貴様の様な戦士と出会えるとはな。」 「生憎おしゃべりをしに来たわけじゃあない、覚悟してもらおうか。」



テマリというその男が一丁の拳銃を手に取るとクシャルに銃撃を与える。それを難なく先天的能力により防ぐ。そして、次の瞬間に銃口から黒い煙が放たれた。「小細工...どうしたそんなもの...なっ...」




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