「紅の傭兵」こと河野洋平さん亡くなる
◇自社さきがけ政権の中核に
筆者:
今回は衆議院議長、副総理兼外務大臣などを歴任した河野洋平氏が26年6月8日に亡くなったので、政治家としてどうだったのか? について個人的に語っていこうと思います。
質問者:
河野洋平さんって外務大臣やデジタル大臣を歴任された河野太郎さんのお父さんですよね?
筆者:
僕も2009年に河野洋平氏が引退してから詳しく知ったレベルでした。
まずは河野洋平氏は「初めて自民党総裁なのに総理大臣になれなかった」(後に谷垣禎一氏も同様の立場になる)ということです。
その直前が大混乱していました。リクルート事件を皮切りに宮沢内閣は内閣不信任案を成立され、解散総選挙に追い込まれます。
そして、宮沢自民党は議席数を減らし、第一党でありながらも政権の座を失い、細川内閣が誕生しました。
それとほぼ同時に河野洋平氏が宮沢氏に代わって自民党総裁に選出されたのです。
元々、総理大臣になれるか見込みが薄い自民党総裁だったので「貧乏くじ」を引かされたことになります。
しかし、細川内閣も政治とカネの問題から倒れ、自社さきがけの村山内閣が誕生し、そこで副総理兼外務大臣になりました。
質問者:
筆者:
この過程で言えることは、宮沢内閣での衆議院総選挙で単独過半数を割ったものの223議席もありました。 ※当時は衆議院は511議席
対して社会党は自民党の3分の1の僅か70議席しかなかったのにも関わらず、社会党党首の村山氏が総理大臣になったために「どれだけ自民党は政権に戻りたかったんだ?」と言えると思います。
ある種まとめ上げる「政治力」としては優れていたのだと思いますが、元々水と油の2党が長続きするはずもなく政治的混乱を招きました。
少数与党の石破政権になった際も少数政党である国民民主党を担ぎ上げる「玉木首相説」常時出ていましたが、この河野洋平氏の決断が「前例」としてあったのです。
質問者:
なるほど……石破政権の時で紙面をそうやって賑わせていたのは「自民党は政権に入るためには何でもやりかねない」ということが根付いていたんですね。
大臣として存在しているだけでも「利権」が大きいという事なんでしょうか……。
筆者:
そうなんでしょうね。
ちなみに、河野洋平氏は今現在の衆議院の選挙制度である「小選挙区比例代表並立制」の導入に積極的に細川内閣に働きかけました。
※ https://www.jimin.jp/aboutus/history/16.html このサイトの10段落目
現状の歪な議席数を自民党に与えている根本原因と言っても過言では無いのです。(比例代表の獲得議席数割合では自維で合わせて過半数を超える程度しかない)
◇「河野談話」は根拠が無かった
筆者:
そして、河野洋平氏について忘れてはいけないのは1993年に発表したいわゆる「河野談話」と呼ばれる河野当時の官房長官による談話です。
この談話によって国連から日本は「性奴隷として他国の女性を強制連行した」とか「その数は20万人にも上る」などと言った話にも繋がり、今でも度々話題になっています。
しかし、今では国家公認でのものは無いのですが、1960年代のベトナム戦争ぐらいまでは世界で国家公認としてあったようなんですね。
第二次世界大戦の際には欧州の主要国慰安婦に当たる存在もあったようです。
戦争と言うのは恐ろしいもので“常識“の感覚が狂っている状況とも言えるのです。今でも戦争中は民間人の徴兵や戦時統制経済、軍隊同士ならば人殺しも合法のように、狂った常識の一つとして慰安婦と言うのもあったのです。
韓国もベトナム戦争で「トルコ風呂」と呼ばれた慰安施設を作ったという事も「合法性」の主張の一つとしてあります。
また当時の日本人の大佐が月370円、大尉が155円の月給に対して、慰安婦には300円が支払われていたそうです。そのためにそこまで冷遇されていたとは思えません。
女性の心身が削られる行為だとは思いますので、「昔は他の国もやっていた」「多くのお金を払っていたからOK」とは決して思いませんけども、
「性奴隷」や「強制連行」などと言った世間一般的に言われているようなワードには当てはまらないのではないか? と僕は思っています。
※ https://www.zenkyokyo.net/assert/2716 こちらに慰安婦関連の詳しい答弁があり、僕もおおよそこの質問をしている有村氏と同意見のことが多いです。
質問者:
今の価値観では到底理解不能ですが、昔は「口減らし」のために小さい女の子が「身売り」されたりしていたそうですからね……。
そういう歴史的・文化的なところから来た悲劇だという事ですか……。
筆者:
日本の場合は「敗戦国」ですから、「戦勝国」が「戦時中の日本を悪者」にすることで相対的に地位を高めようとしているんでしょうね。
しかも河野談話には確固たる根拠は無く、宮沢首相も似たような意見だったから決めたみたいな感じなので、
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA270BH0X21C23A2000000/
そんなことで禍根を残すような談話を出さないで欲しかったですね。
勿論、このような戦争を理由とした性的搾取みたいなことは今後、あってはならないことですよ。法律の遡及効が無いために処罰されないだけです。ただ、根拠が薄い中で官房長官答弁をするのは政治家としてどうなのか? と思うんです。
「被害者が強制連行があったと証言がある!」と言うのも日本からお金を搾取したいだけかもしれませんから、「言ったもん勝ち」を許さないためにも厳正に審査をしながら資料を調べる必要があるんです。
質問者:
せめて何かしら根拠があってから内閣の発表をしてくださいよ……と言う感じですね。
◇中国との「疑惑」
筆者:
河野洋平氏は「紅の傭兵」と揶揄されることもありました。
※紅=赤(中国)と言いたいのでしょう。
実際に議員時代は日中友好議員連盟に所属し、
死去するまで中国との貿易促進をはかる経済団体「日本国際貿易促進協会(国貿促)」の会長だったようで、訪中の予定もあったようです。
https://www.asahi.com/articles/ASV6D3FZLV6DUTFK00ZM.html
質問者:
筆者:
さらにきな臭くなるのが河野洋平氏は「日本端子」の大株主、次男の二郎氏が代表取締役の会社「日本端子」の存在です。
この「日本端子」はソーラーパネルに搭載されるコネクタ開発をしており、2010年代の太陽光パネル普及に大きく貢献したのではないか? とまで言われています。
質問者:
実際はどうなんでしょうね? 河野太郎さん自身の主張では日本端子は国内の自動車部品のコネクタにしかほとんど売っていないという話みたいなんですけど……。
https://www.sankei.com/article/20210926-KUEHSMFTWNPCXI222K33JWL6LU/
筆者:
正直、どの部品として売り上げたのか? 売り上げた会社の比率が公開されていないので「よく分からない」のが事実です。
ただ、北京、昆山、香港とわざわざ3つも子会社がある(しかも日本国内には無い)のがちょっと解せないんですよね。
仮に車の重要な部品だとして、それが中国に流出して問題は無いのかと……。
質問者:
河野太郎さんに関しては以前よりは後退しましたけど、自民党総裁、内閣総理大臣になるかもしれない方なので今後も注目と言う感じですね。
筆者:
そうですね。河野洋平氏は河野談話、小選挙区比例代表並立制、自社さきがけ連立内閣と前例がないことを「力技でとんでもないことをやってのけた」印象が強いので、そのマインドを河野太郎氏引き継いでいる可能性は高いとみています。
河野太郎氏は大臣時代、マイナンバーカード普及のために2兆円の補助金とかワクチンを打たせるために医者に「推奨金」としてお金をばら撒いたりなど「金にものを言わせていた」印象がありましたけどね。
そんなに良いものなら、自主的にやるだろうに……とどちらも思って見ていましたね。
ということで、今後も河野家に注目していこうという事ですね。




