伯爵と団子
メガネ野郎こと都政府安全ちゃんちゃらで、総長を務め、尚且つS級冒険者で、これまた尚且つ都十二名家の一当主であるナガツキ・レンと出会った後、オカマスターに別れを告げて、ギルドを出た探偵と助手。しかしその後、また彼女は現れた。ギルドで報酬をもらってウハウハなコトハちゃんが。またしても目が$の銭神を肩に乗せているコトハちゃんが!あれれー、今回はタカネに何かおねだりしているみたいだよ。
「ねーねー、タカネさん。僕、ぽん茶屋のスペシャルデラックス五色団子フォンデュ食べたいです」
「なんだね、そのメニューは・・・。まったく、本当にコトハがあの五色団子フォンデュにはまるとはな。だが、やはり甘い物ばかりは良くないぞ。今回は何か他の食べ物にしたらどうかね?」
説明しよう。コトハちゃんは、探偵が初依頼で開けた、開かずのタヌキ金庫の中から出てきた秘伝メニュー“五色団子フォンデュ”に、これはもうハマってしまったのだ。ちなみに、このちょっとウジャイ人型狸族の店主がやっている茶屋“ぽん”は、この秘伝メニューのおかげで、連日の大盛況である。ウハウハである。
「えー、僕は今もの凄くスペシャルデラックス五色団子フォンデュが食べたいんです!ぼ、僕だって今回これでも頑張ったんです。だから、食べちゃダメですか…?」
(うーむ。確かにあの青ゴブリン村での事件は、初めての経験が多かったしな。コトハも幼いながらに頑張ったのであろう。よーし、パパ今回は甘やかしちゃうぞ!パパじゃないけど!)
多分きっと、このパパモドキはスペシャルデラックス五色団子フォンデュよりも甘い。“今回は”とか言っているけど、彼は基本的に常に甘い。娘に勝てない系のパパンである。
「しょうがないな。その肩に乗っている銭神を払って、そのどこで覚えたのか分からん上目遣いを他の男にやらんというのなら、食べて良いぞ」
「やったー!ありがとうです。タカネさん!」
「お、マジで!んじゃ、拙者の分もよろしく」
「ああ。っておい!カゼカ少年いつのまに!コトハには買ってやるが、少年には買わんぞ!」
「まーそんなケチゆうなよ。拙者のおかげで、お前ら助かった場面あったじゃんか。あの青ゴブリンの旦那がアタックして来た時とかよー」
「ぐぬぬ!はー、分かった。二人とも、食べに行くぞ」
少年にも甘い・・・。
・・・
ギルドより徒歩十分。そんな便利な場所に位置する茶屋“ぽん”。本日もお客さんが大勢いるようだ。あ、コトハちゃんがスキップして入っていったぞ。カゼカ少年は、さすがにスキップはしないか。
「そうだ、少年。ナガツキさんが、午後の定期総会に出るようにと・・・あれ、少年?いない・・・。隣を歩いていたはずなのに!?え!今、店の中に入っていったのって少年!?え!まさか、瞬間移動か!?やれやれ、やっぱり二人ともまだまだ子供だな」
タカネも店に入ると、そこにはすでにスペシャルデラックス五色団子フォンデュを堪能しているコトハと、その隣で普通の三色団子を頬張っているカゼカがいた。二人とも食べ始めるの早くね!?てか、コトハが食べているやつはサイズがおかしくないか!?
「そ、そんなに食べるのかね・・・?」
「余裕です!」
ああどうしよう、もしコトハが招き猫村長のように丸くなってしまったら・・・などと心配しているタカネが、しばし唖然として立ち尽くしていると、またしても後ろから爽やかボイスが聞こえてきた。
「あれ、もしかしてタカネさん?こんなところでお会いするとは奇遇だね」
「これはハチオウジ様。ハチオウジ様が茶屋にいらっしゃるとは意外ですな」
「実はキョウカがここの団子が好きなものでね。大抵はキョウカが福引きで当てる、この店の割引券を使う目的で、こうしてたまに来ているんだ。ね、キョウカ」
爽やかイケメン伯爵に相づちを求められた護衛のキョウカは、少し顔を赤らめ、それを必死に隠すかのように頷いた。そう、彼は前に図書館で出会ったハチオウジ・ハクヤ伯爵だ。
「コトハ、カゼカ、こちらは以前お会いしたハチオウジ様だ」
「む?あー!爽やか王子!」
「げっ!お、おま!」
爽やか王子の登場に、コトハとカゼカは団子を串から落としそうになった。彼だけ何故かオーラが違うんだよね。しかもほら、他のお客さんのザワメキが半端じゃない。『ハクヤ様よ!?』って連呼しているし、彼の知名度は凄いみたいだ。
「やぁ、また会ったね、コトハちゃん。それからカゼカ、そんなリアクションをされると、さすがの僕も傷つくな」
「カゼカを知っているんですか?ハチオウジ様」
「まあね、ほら彼はこれでも最年少強者だから」
「けっ、お前だって…」
「しー。カゼカ、その話はまた今度ね。せっかくの機会だし、相席しても良いかい?タカネさんたちのお話にも興味があるし」
「ええ、かまいませんよ。私も興味がありますからな」
ちらっとキョウカを見る探偵。そしてその一瞬、ちらっと探偵を見るハチオウジ伯爵。ちなみに、この一瞬見られたことを探偵は気づいていない。
「2人も是非このスペシャルデラックス五色団子フォンデュを試してみてください!美味しいですから!」
そう言う少女のほっぺは膨れている。パパモドキとしては、団子を喉に詰まらせないか心配になった。まあ、美味しそうに食べているから良いのだけれど。
「はは、君の所のコトハちゃんは可愛いらしいな。それじゃあ、僕らも注文しようか。キョウカ、そのスペシャルメニューで良いかい?」
「あ、はい」
こうして、爽やか王子とキョウカを加えた謎の面子で団子を食すことになった。タカネとハクヤは流石に食べきれないと判断したのか、カゼカと同じ三色団子を注文した。
「(タカネさん、タカネさん!キョウカさんに話を聞くチャンスですよ!)」
「(そうだが、伯爵がいるとな。なんとも言い出しづらいのだ)」
「お前ら何コソコソ話してんだよ。いらないならその団子もらうぞ」
「あー!それは僕が最後まで取っておいた柚子団子ー!カ、カゼカの馬鹿ー!」
巨大なスペシャルデラックス五色団子フォンデュから、1つくらい団子が奪われても良いと思うのだが、彼女にとっては一大事である。
「はい、コトハちゃん。僕のをあげるよ。まったく、カゼカ、女の子にひどい事しちゃダメじゃないか」
「王子~!!ありがとうございます!はう、カゼカなんかと違って、ハチオウジ様は本当に王子様みたいです」
「けっ、女は皆そいつのミテクレに騙させてるんだぜ」
「それは心外だな、カゼカ。後で僕とお話しようか」
「ほ、ほ、ほ、ほらな。こ、こ、怖いだろ」
爽やかな笑顔の裏に潜む何かを感じ取ったカゼカは、目線を逸らした。ただの爽やか製造イケメンじゃないことは何となく気付いていたけど、この人本当に何者なのだろうか。
「そんなことより、タカネさんたちは、青ゴブリン族の依頼を解決したそうだね。素晴らしいご活躍だ」
(はわー、強制的に、でも爽やかに話題を変えた!)
「さすがはハチオウジ様。情報が早いですな。お陰様で解決できました。まあ運が良かったのかもしれませんが」
「運も実力の内だよ。それだけタカネさんが良い冒険者なのでしょう」
「そうですよ。タカネさんは凄いんですからね!」
(うう、コトハ。パパ泣いちゃうぞ)
ちょろい。みなさーん、ここにちょろすぎるお父さんモドキがいますよー。お父さんモドキが一人で勝手に必死に、目の前の爽やかイケメンと対抗しようとしてますよー。
「いえいえ、とんでもありません。我々のことはこのくらいにして、ハチオウジ様のお仕事についてお伺いしても?」
「僕の仕事かい?そうだな、都政府の外交を担当しているとでも言っておくかな」
「伯爵なのに、都政府の外交ですか。凄いとしか言えませんが、ということは、同じ都政府のナガツキさんともお知り合いですかな?」
「ああ、あのメガネ野郎かい。もちろん知っているとも。今日もこれから会う予定だよ」
(ほわー、この人今さらっと爽やかにメガネ野郎って言った!)
そして、ここでコトハは気になっていることを聞いてみた。これを聞かなければ、団子を味わうことに集中出来ない。もっとも、彼女のプレートにはほとんど団子は残されていないが。
「あ、あの、レンさんは何故メガネ野郎と呼ばれているんですか?」
(助手君、その質問を聞けるとは凄いな・・・)
「うーん、なんでだろうね。メガネ野郎だからメガネ野郎なんじゃないかな。ね、カゼカ?」
「あいつはメガネ野郎以外の何者でもないな」
「2人とも答えになってない…」
そうこう話をしている内に、ハチオウジ伯爵は次の予定があるので、退席することになった。なにせ、メガネ野郎を待たせるとネチネチと怒られるらしい。メガネ野郎、真面目そうだったもんな。時間とかに厳しそうだ。
(だから、なんでメガネ野郎なの!?)
「今日は少しの間だったけど、またお話出来て良かったよ。それでは僕たちはこれで」
「ええ、こちらこそ。ハチオウジ様、ナガツキさんにもよろしくお伝えくだされ。それから、キョウカさん。いつかお姉さんのことを、聞きにお伺いしますぞ」
「えっ!?」
「ん、キョウカどうかしたのかい?」
「い、いえ。何でもありません」
護衛のキョウカは何か言いたそうであったが、何も言わずに伯爵の後についていった。果たして、
彼女が探偵たちに話をしてくれる日はやってくるのであろうか。
「キョウカさん驚いてましたけど、お話聞けますかねー?」
「そう願うしかないが、レディに無理強いは出来ないからな」
「お前ら、あの護衛の姉ちゃんのこと知ってんのか?」
「色々あってな」
「ふーん、ま、拙者は興味ないし。お前らが話すまでは追及しないぜ」
(おおー!カゼカ少年にもマナーな一面があるではないか!)
「ん、お前なんか失礼なこと考えてるだろ!」
「なんのことかな、少年よ。ははははー」
「けっ!」
・・・
代わってこちらは、伯爵一行。
「キョウカにはお姉さんがいるんだね。知らなかったよ」
「申し訳ありません。黙っているつもりではなかったのですが、姉は私の住んでいた世界におります」
「謝らないでおくれ。そうか、となるとタカネさんたちは、キョウカの世界の事を何かを知っているようだね。今度聞いてみるといい。僕も転移系の魔法には興味があるし」
「ありがとうございます、ハクヤ様」
・・・
余談だが、伯爵が、この後会ったメガネ野郎ことナガツキ・レンに、タカネたちと会ったことを言うと、何故か興奮した様子で質問してきたらしい。
「な、なあハクヤ。お前はコトハが女の子だって直ぐ気づいたか?」
「もちろんだよ。もしかしてレン、コトハちゃんのこと男の子だと思ってたの?それは最低だね」
「そ、そんな訳ないだろう!あんな可愛い子を間違えるなんて馬鹿しかいない!」
「はは、そうだね。馬鹿しかいないよね。それにしても可愛い子って、ふっ、レンは相変わらずだなぁ」
「な、なにが相変わらずなんだ!それになぜ笑っているんだ!」
やはり、メガネ野郎はロリコン野郎でもあるらしい。あ、また背後に殺気が!いや、そんな疑惑よりもさ、めっちゃ気になる事があるんだよ。レンもハクヤも花が描かれている羽織りを着ているんだけど、それ何なの?
「それより、“狂い桜”の方は大丈夫そう?スイが珍しく溜息をついていたけど」
「いや、これが結構深刻な事態なんだが・・・。姫が良からぬ事を企んでいてな・・・」
「はは、大丈夫だよ。王姫様はいつも正しいからね」
「だと良いがな・・・」
・・・
「ねえ、カゼカも冒険者なの?」
「一応な。ま、暇つぶしだ、暇つぶし」
「当主としての仕事はないのかね?」
「あるけど、めんどくせーからヤダ」
タカネとコトハは思った。いるよねー。こういう人いるよねー。宿題も勉強も仕事も家事も面倒くさいから嫌、やりたくない。カゼカの気持ちも分からなくはないが、当主という立場だから難しい。
「でもさ、カゼカみたいな子供が当主って、珍しくない?お兄ちゃんとかいないの?」
「い!」
「い?」
「いねーし!」
「・・・何でそこ全力で否定?」
「べ、別に!いねーもんはいねー」
うわー、この少年、嘘がつけないタイプだ。全部顔に出ている。本当に隠し事がしたいなら、そのあからさまに目を逸らす感じは止めた方が良いぞ。
「それにしても、今日はまた一段と外が騒がしいですね」
「うむ、どうやら城の方へ人が集まっているようだな」
「まさか、デモか一揆でもやってるんですかね。カゼカは何か知らないの?仮にも当主様なんでしょ」
「あ、あー、忘れてた。その事で呼び出しくらってたんだ。んじゃ、またな!」
「うわー、あからさまに隠し事を隠しましたよ」
「はは」
探偵と助手はまだ知らない。この後、2人が盛大にその“隠し事“に巻き込まれる羽目になるということを。
「さて、我々はまた図書館に行くとするか」
「ですね。この世界について知らないとヤバいです」
・・・
そしてこちらは、問題の騒がしい都のお城“朔ノ宮城”にある最上階のお部屋。襖越しに、誰かと誰かが会話をしていた。廊下にいる人にはネコ耳がある。
「無事に課題1を達成したとの報告を受けました」
「そうか。結果的に高濃度マテリアの影響ではなかったようだが、無事に依頼を達成したとは、中々にやりおる」
「ですが、よろしいのですか?数日間尾行をしましたところ、能力値は平均もしくはそれ以下。戦闘の経験もないかと」
「だがな、スカイラー。彼らに頼るしかないのが現状だ。それに、真に何も持たぬ者が意味なく召喚されるとは思えん」
部屋の中にいる人物は、立ち上がり扇子を広げると、窓の外から真横にそびえる巨大な桜の木を見た。多くの民たちが、その木の前で声を上げている様子を、悲しそうな目で見下ろした。
「そて、そろそろ定期総会の時間だ。スカイラー、皆はちゃんと来ているか?」
「はい、おおかた」
「おおかた・・・な」
・・・
都の王に仕える十二の名家。その当主たちが一堂に会する定期総会の会場へ向かう廊下を歩いている、美青年が1人。彼も花が描かれている羽織りを着ている。
「スイ」
「カレンか」
名を呼ばれ振り返ると、そこには珍しく洋風のドレスを着ている女性がいた。ピンク色のロングヘアが毛先だけクルクルと巻かれており、何処かのお嬢様のような雰囲気だ。
「どうなんですの?ミコト様も心配しておられますのよ」
「まだ調査中だ」
美青年、改め、スイは頭を横に振った。彼は蒼くて長い髪を後ろで束ねており、腰にある2本の刀から分かるように、剣の使い手だ。
「“狂い桜”が遂に狂っちゃったんですのね。私も、ミコト様直属の守護部隊隊長だから、スイのとこの調査隊が帰って来なかったら行ってみますわ。ミコト様に心配をかけるなんて、私がただじゃおかないのですわ!」
「落ち着けカレン。カレンが暴れたら狂い桜以上の被害がでる。それにカレンは入れない」
「わ、分かっていますわ」
カレンは都、いや世界でも有数の魔法の使い手であり、都政府王姫直属守護部隊隊長なのだ。そんな彼女の欠点(?)は王姫であるミコトラブなことだ。ミコトのことになると、都すら破壊しかけないとの噂まである。
「それにしても、なんで突然ダンジョンに異常がでたのかしら。スイ、あなた今まで似たような事ってありまして?」
「いや、記録にはないはずだ。ただ、一つ考えられるとすれば、近年だけで2回も観測された異常数値の魔力反応くらいだ。この魔力がダンジョンに影響を及ぼした可能性もある」
「そういえば、そんな情報がありましたわね。猫村の爺さんなら何か知っているのではないかしら」
「ああ。猫村は都の結界を守護しているし、あの村長なら魔力反応についても詳しいはずだ。総会の後にでも、行ってくる」
現在起きている問題のせいで、スイは連日対応に追われている。問題の原因究明、解決策の模索、国民への事情説明、部下たちへの仕事の振り分け・・・等々。
「相変わらずスイは寂しいですのね。私なんてミコト様と女子トークしに行くんですの。羨ましいでしょう」
「いや、羨ましくはない。なにせ、カレンの予定はいつもそれだからな」
「もう、スイは素直じゃありませんのよね。セツナとそっくりですわ」
(いや、カレンが他に話すやつがいなくて、王姫の所にしか行くところがないのだろう。それを言うと、古代魔法を放つ恐れがあるから言わないが。また俺の管理局の一部を壊されても困るだけだ)
スイは小さくため息をついた。そして、2人が会議室に入ると、そこにはメガネ野郎とカゼカと緑色の髪の男性とグルグルメガネをかけている少女がいた。
「あら、カゼカがいますわ」
「ておい、天然記念物を見るよーな目で見んじゃねー!」
「天然記念物よりも珍しいですわ」
「拙者は、お前やタクマみてーに定期総会の皆勤賞狙ってねーし」
「まあ、私をタクマと一緒にしないで頂ける?私が定期総会に出席するのは、あくまでもミコト様がいらっしゃるから。タクマみたいに仕事ではありませんことよ」
「・・・カレン、これは仕事です」
さりげなくディスられているのは、緑色の髪をしているタクマ。左目に眼帯をしているのが特徴だ。えー、この様に彼らは大変仲が良い。(いやー、個性が強いなー。こんなに個性が強い人たちが“十二名家”の当主たちなのかー)。
「貴様らは元気だな」
「はわ!ミコト様~!ご機嫌麗しゅうございますわ~!」
「さて、明日の作戦について会議を始める。カレン、貴様も座れ」
「はい、ミコト様!」
長方形の会議室には、畳の上に長い机が置かれており、左右に当主たちが座り、先頭に王姫が座るスタイルだ。明日の作戦とは何なのか。それは明日分かる。・・・え。
・・・
都が大変な事になっている一方、都近くの森では、フードと仮面で姿を隠している3人組がいた。とてつもなく怪しい。
「遂に歯車が動き出したね」
「ここ一年、連中の動きも活発になってきたから、アタシたちも準備を進めないと」
「はい。イリス様とアシュリー様にも、既に連絡を入れておきました」
「ありがとう、なっちゃん。ラーちゃんの方も大丈夫そう?」
「“ノーラ・トラディーネ”様はいつだって完璧だって!」
「声の大きさと、そのドヤ顔は完璧じゃないけどね」
「んもー!フィーちゃんたらー!」
さて、“彼女”たちは何者か。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。