43 準備と休日と緊急ライブ
ブックマーク1000件を超えました 皆様ありがとうございます。
総合ポイントも2500を超えました、過分な評価を頂きありがとうございます。
今後とも楽しく読める者を書いていきたいと思いますので今後ともよろしくお願いいたします。
プリズンブレイクの計画が進行中だが・・・って俺の店は牢獄か?
俺がほとんど手を出さなくても順調に営業もできてる。
みんなスキル上がったなぁ。特にフィリアンとミッフィー
厨房とバーカウンターは、ほぼほぼ100点満点だ
まぁ、フィリアンは俺がハイドアウェイに連れて行きますがね・・・
レベリングに行ってる間にもいろんな事があった
突然商業ギルドの方から呼び出しを受けたりもした
「手広くやりすぎてるんじゃないか?」って牽制される
俺がやってるのは飲み屋の営業だけで他は勇者カズキ様の代理で名前を貸してるだけだぞ
まぁ、どの店もサカナバ商会の看板で売買をしてるわけだが
「他の所から苦情も出てるんだが」
「自由競争に敗北したからですか?今まで独占して利益を出してたんだから負け犬のセリフに耳を貸す気は無いです。」
話し合いにすらならない、きっぱり突っぱねる
「そうはいっても既存の店にも配慮をだなぁ」
カッチーンと来る
「既存の店が散々ボッタクって利益が出なくなったらギルドから圧力とか、本気で言ってるんなら受けて立ちますよ」
「受けて立つったってどうやって?」
「勇者カズキ様、賢者マサノリ様、剣聖イッセー様の権力で踏みつぶしますが?元々飲み屋以外の事業は勇者達の管轄ですし」
「相手が悪いようだな、苦情を言ってきた奴らには俺から言っておこう」
簡単な話だ、権力ってのは使い所を間違えなきゃ強力なカードなんだよ。
大体、今回文句を言ってきたのだってポーション商会の連中だろ?
勇者が作った農園とうちの店の守りが効いてるフェルの工房
勇者がレベリングしたポーションショップの店員と賢者が建てたお店そのもの。
妨害すらできなかったのだろう。
そうこうしてるうちに約束の2週間が過ぎる
帰ってきたクラリスとマノは歴戦の勇士といった雰囲気を全身に纏っている
まずは接客スキルを少し上げてもらう。数字的には5くらい
クラリスにはバーテンダースキルを限界まで上げてもらう
同様にマノには料理スキルを上げてもらう
これで最低限の接客と酒、料理の基礎は出来上がった
クラリスには酒知識の技能も残りのSPで習得してもらう
後は実践で感覚の調整をすればいい
俺はクラリスにカクテル道具一式(前にフィリアンにプレゼントしたもの)をクラリスにプレゼントする
「うん、これで練習しながら感覚を合わせて行って、オリジナルカクテルができたら俺にも教えて」
そう言ってマノの方を向き、包丁のセットを渡す。
アマゾンで買った高級包丁のセットだ、ハンティにも同じ物をあげてる
「この厨房は任せました、今までのレシピは置いていくので足りない物があったら連絡してください」
そう言って俺は店内に戻る。
人事発表である
「えーっとこのミスルトウの新店長にミッフィーが就任します、経理部長はミーティアさん、
コック長にマノさん、チーフバーテンダーにクラリスさんが就任します」
新人が驚きの大抜擢である。不満そうな顔を露骨にするアラシャだが
「多分クラリスが不満なのかな、彼女を選んだ理由は神の祝福で『味覚過敏』を持っているからだ。味に関しては俺よりも妥協しないぞ」
周りを一瞥し
「そして厨房なんだが料理を覚えたのがミッフィーとハンティ後はマノだけでミッフィーは店長に就任するから最初に除外、
ハンティはハイドアウェイに連れて行くよ」
人事に対して理由を明確にするとみんなが納得する。
「俺は前の店の方で週4日店を開けるよ」
予定ではルナ、ユピ、ウェヌ、サバをハイドアウェイ営業日にして
両方メルクが定休 マルとドミにミスルトウで遊ぶ予定だ
まぁわかりにくいかと思うんで、月木金土がハイドアウェイの営業日
水曜定休で火曜と日曜はミスルトウで遊ぶ(ライブや試飲)という事だ
俺的に実際の労働は週4なんだよなぁ
うんうん、楽なもんだ。
もっと混乱するかと思ったが、凄く冷静に受け入れてる
奴隷にとって主の命令は絶対だからか?
「ちなみにフィリアンとハンティも向こうの店に連れて行くから」
アラシャやエミリアは悲壮な顔をしてる
「これからはミッフィーの判断で増員したりローテーションで回すなりして週にもう1日休みを作れるように頑張りましょう」
「休みの日にハイドアウェイに勉強に行くのは有りですか?」
クラリスか、勉強熱心なのは結構だが休みはきちんと休むようにしたほうがいいぞ、俺の口からは言えんが・・・
「いいんじゃないか?休みだし、自由に使えば」
「ハルヒト様、定休日のレベリングは都合が合ったら連れて行ってもらえますか?」
アラシャか、ピリッとした雰囲気は相変わらずだがレベルが上がって強くなった分他の人の強さがわかるようになってきたのかな?
俺に対して敬語になってる、反論も無い
「レベリングの希望は伝えてくれると助かるかな、こっちの休みに合わせちゃうけどそれでいいなら」
やる気のある希望には応えてやる義務が事業主にはあると俺は思う。
みんなに今後の流れと人事を伝えたら今日の営業開始だ。
俺とフィリアン、ハンティは一応最終日って事になる。
まぁ、ちょくちょく遊びに来るんだろうけど。
そんな感じで1日が過ぎていく
そんな中で、俺とフィリアンとハンティが前の店で新しく始めるって話をお客様にしていく。
落ち着いて美味い酒が飲みたいときに来る店って宣伝しといた
フィリアンが居なくなるのはとても残念がられたが、
3階の居住スペースは現状維持でキープしておく、俺達3人はハイドアウェイの方にも自室を持っちゃおう。
そんな感じで引継ぎをしながら今日の営業を終わらせた。
そして本日はマルの日、俺達3人はお休みの日だ。
言い忘れたが、ハンティとフィリアンも俺に休みを合わせるそうだ、一緒に遊びたいって、可愛い奴らだ(照れ)
今日は3人でハイドアウェイの方での生活必需品や消耗品、小物なんかを買いに来てる。
両手に花だ、リア充デートだ・・・なんて甘い幻想は早々に打ち砕かれた
知ってはいたが、女の買い物は長い!そして彼女らには資金に限りがある。
厳選に厳選を重ねあーでもない、こーでもないと選んでいる。
つまり、時間が長いのだ。
うんうんええよ~、買うたる買うたるって言ってやりたいんだが、最初に断られた。
カズキ達がミスルトウの部屋に移ったからフィリアン達にハイドアウェイで自室をあげることができたんだが、
まぁ、必要な物が無さすぎだよな
ベッドも布団も何にもない状態だったから、家具や寝具は強引に俺が用意させてもらった。
細々とカーテンや敷物なんかを選んでる
俺は少し休むと伝えて近くの屋台で肉串とジュースを購入、ベンチに座って食いながら一息つく。
「おっ、これ美味いな」
そんな感想が口から洩れる
野菜を煮崩した物を塩胡椒で味付けしどろどろになるまで煮詰めたソースはいい感じに甘味もあって肉に合ってる。
俺がひと味足すならコンソメの粉末を入れたいなって所か
料理のプロフェッショナルもミスルトウに入ったからあっちの食料事情は安心だな。
大丈夫なように人員を増やして任せたはずなのにあいつらの心配をしてる自分に苦笑いする。
「俺はお母さんか・・・」と自分にツッコミ
持ってた肉串を食いきった所でフィリアン達の様子を見に行く
「ハル様、丁度いい所に!、これとこれどっちが可愛いですか?」
そんな風にマグカップを俺に見せる。
自室用か・・・フィリアンならこっち・・・かな?
なんて直球で決めるのは三流!ここでの正解は
「こっちはこの辺りが可愛いけどこっちはこの色味と柄がいいよね」
こんな風に両方肯定するのが正解だ。その上で
「片っぽは俺用に買っておいて気分で交換したら?」
と言って片方分のお金を俺が出す
両方手元に来て俺が金を出すのに不自然さを消す、これが2流
一流は・・・こんなときどうすんだろ?
そんな事を思いながら買い物は続いていく。
ん?・・・っとふと気付く
「ハンティ、背伸びた?スカートの丈がギリギリになっちゃったね」
そう言って手を引いて服屋に連れて行く
「必要なのは普段着数枚ってとこかな?寝間着とかはまだ大丈夫?」
俺は一応聞いておく
ハンティの方は店員さんに任せて送り出す。
「フィリアンも季節の変わり目だから夏に向けて一式揃えなきゃだから好きなの選んでいいよ」
なにかと理由を付けてフィリアンにも買わせる
「これがご主人様の義務って奴?側にいる子には可愛く居て欲しいし」
などと言って次々に選ばせる。
散財は覚悟の上だ!今は収益もそこそこあるからこの位余裕っす
結局フィリアン、ハンティ共に、普段着3着、各種下着、寝間着2着を購入する
スッキリサワヤカな笑顔をフィリアン達に向けるとつられてフィリアン達も笑い出した
その後3人でちょっとお高めのレストランで飯を食ったり
「値段の割にマノさんの料理の方が美味しいってのが微妙な気分ですが」
「そだね~、はるさまのりょうりのほうがおいしいし」
・・・外食しがいの無い奴らだ・・・
一通り物を買ったが時間的には余裕がある。
「ハル様、ミスルトウに行きませんか?」
「客として行くのは面白いな」
「ピコピコひいていいの?」
ハンティはキーボードをピコピコって言う、そこがめっちゃ可愛くないですか?親馬鹿ですか?むしろ馬鹿親?
それで結局ミスルトウに行く事に、休日なのに視察かよ!結局仕事かよ!って一瞬思ったが口に出さない
俺は空気の読める男なのだ(笑)
「いらっしゃい・・ってオーナー!」
「あぁ、今日は客だから普通にね」
そう言って案内させる。
店長のミッフィーだ
俺は「トゥーゴーリストレットベンティツーパーセントアドエクストラソイエクストラチョコレートエクストラホワイトモカエクストラバニラエクストラキャラメルエクストラアーモンドトフィーエクストラクラシックエクストラチャイエクストラチョコレートソースエクストラキャラメルソースエクストラパウダーエクストラチョコレートチップエクストラローストエクストラアイスエクストラホイップエクストラトッピングダークモカチップクリームフラペチーノ」
一息でまくしたてる
ニヤリ
ミッフィーは俺ににこりと笑い返し
「トゥーゴーリストレットベンティツーパーセントアドエクストラソイエクストラチョコレートエクストラホワイトモカエクストラバニラエクストラキャラメルエクストラアーモンドトフィーエクストラクラシックエクストラチャイエクストラチョコレートソースエクストラキャラメルソースエクストラパウダーエクストラチョコレートチップエクストラローストエクストラアイスエクストラホイップエクストラトッピングダークモカチップクリームフラペチーノでよろしかったですね」
キッチリ復唱しやがった!やるなミッフィー、本当に腕を上げた(なんのこっちゃ)
ちなみにこの呪文はスタバでホントに使えます。ネタじゃなく試してみてはいかがですか?
呆れた表情のフィリアンだったが俺とミッフィーの攻防にプッっと吹き出す。
「それと今日のおすすめケーキで」
実際にあるのかと言われたら、実はあるんだ。
カフェメニューを考えてた時にスタバを丸パクリしたからな(笑)
アニメ化したらコラボ商品とか作ってほしいぞ(アリエネェ)
フィリアン達は普通にジュースとケーキだったが。
そんな感じでまた~りとお茶の時間を過ごす
俺達を見つけた常連客が
「大将!なんかテンション上がる奴2~3曲やってくれよ」
なんて言いだして・・・壇上に上がる事に
ってか大将はやめてくれ、せめてオーナーとかマスターにしてくれ
今回のメンバーはフィリアンとハンティがいる事からアラシャとエミリアを呼ぶ
ここまでみんなのスキルが上がるとやりたい曲のスコアを配るだけで初見で行けちゃう所が凄いと思うが。
俺はキラーインパルスを肩にかけ音合わせをしていく
アラシャの舞台衣装はあいかわらずの特攻服だ。
亜羅沙参上!夜露死苦!って腕に刺繍が
背中には「極悪非道なこの道を
決して無駄にしないと誓い
野に咲く一輪の華のように
可憐に咲いて生きてゆく」って刺繍が見える
俺が渡した時はこんなの無かったのにな・・・
ちなみに背中のは日本語じゃなくて現地語で書いてある
腕の奴は俺がデザインとして教えたわけだが自分で縫ったらしい
可愛いアラシャの一面が見えた(笑)
そんでもって曲は
RoseliaからFIRE BIRDだ
フィリアンには歌に専念してもらおう
曲が始まりフィリアンの声が響く・・・ヤベッ、背中がゾクゾクする
他のメンバーも歌唱スキル上げてきたからかコーラスもばっちりだ。
ベースを弾くことだけで俺の仕事は大丈夫そうだ。
サビにきてホールのテンションは更に上がっていく
そのままフィニッシュ
続いてサイレントジェラシー
前にもやったが、フィリアンもギターを肩にかける
まぁ~盛り上がったわ、もういいかなって思ったけど「もう一曲!コールが来る」
この世界じゃアンコールって言わないんだな・・・って勉強になった(笑)
ラストは、あえて俺が歌わせてもらおう、俺も残ったSPで歌唱スキルは上げてある
曲名は『破れぬ夢の中で』by聖飢魔II
イロモノだと思われがちだが、聞いてみて欲しい
しっかりしたバックバンドの演奏と閣下の高いキーで迫力のある声
完成度は凄く高いと俺は思う。曲調も嫌いじゃない
お前が歌うのか?的な目で見られたが、男性ボーカルは初めてだろ?
まぁ聞いて驚け
ギターの速弾きから入るこの曲はアラシャにとっても絶好のお目立ちポイントだ
分厚いギターのリフと力強いドラムが俺のベースと合わさって重厚な曲を作っていく。
そこに俺の歌、結構パワーワードの多い歌詞だが(聖飢魔II全般そうだが)
男性が歌うと映える曲なのだ。
フィリアンとアラシャ一人一人のギターソロからのユニゾン
メッチャ盛り上がった!
いや~メタルはいいなぁ・・・俺の手を離れた店だからこそのはっちゃけである
この店はこんな感じでいいんじゃね?って諦めた結果である。
ハイドアウェイは王道のバーのまま守り続けると決めた。
明日もう1日準備して明後日からオープンだ!
楽しくなってきたぞぉ
追伸
あの後ハンティがもっと弾きたいと言い始め、フィリアンも興が乗ったのかギターソロの時間を作ったり
アラシャがウォッカを使って口から火を噴いたりしてた・・・
カオスすぎるだろ・・・・
<注>この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。




