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35 再びレベリング

「ハル~俺にもギター出してくれ~」

「俺にドラムを叩かせろ」

「俺の歌を聞けェぇぇぇ」


現実逃避してる俺を見た勇者達が参加したくてウズウズしてたようだ。


ったか剣聖!そのセリフはまずいような・・・


希望に沿ってギブソンレスポールカスタムのブラックともう一台のギターアンプ、スティックを用意した。


そしてジャズには欠かせない楽器を思い出す


そう、サックスだ。とりあえず用意だけはしておく。


やりたい子がいたらやらせよう。


勇者達の代償は・・・うわ~レベリング・・・じゃなくてパワーレベリング


新人の子達にもいずれかの楽器を覚えさせる事で決まった。


デュオラント様には悪いがこのチャンスに1週間くらい休みを貰おう・・・


便乗休業だ、潰れた俺の休みを取り返す!そしてこの先もつぶれるだろう俺の休みの前借だ・・・


自分で言ってて悲しくなるが。


というわけで、これから1週間の強制合宿に入るわけなんだが、


フィリアンとハンティも参加を希望してる・・・


君達、休んでいいんだよ・・・ほんとに


ハンティはキーボードに興味津々で、フィリアンはギターが弾きたいらしい


「はるさまとおんがくやるのぉ」


「母が弾いてたリュートに似ている楽器なのでやってみたくて」


言っておくが、弦があるだけで音質は攻撃的だぞ、リュートみたく優しくないぞ・・・


他の子も(もう一緒くたになってる所で俺のハーレムルートのフラグを叩き折ったのがわかるだろう)


それぞれ楽器を選んでスキルを上げるようだ。


俺と勇者カズキ先生のペア


ハンティ、フィリアンと他の子達は賢者と剣聖が面倒を見てくれることになった。


「しかしハル、あんなに機材揃えて資金の方は大丈夫なのか?」


「今の所問題無いよ、最悪ハインデル様にフェアリーズネクターを売りつければあっという間に数千万だ」


持つべきものは金持ちの知り合いだわ


「女の子が接客とかキャバかよ」


「隣に座らせて接客させるわけじゃないよ、やるんだったら盗賊ギルドと手を組んでそっちでやる」


面倒だからやらんけど


「「「それイイネ!」」」


お前らなぁ・・・


「安酒飲ませて白金貨~」


どこのボッタクリバーだよ


「席料1時間金貨3枚~」


高すぎだろ!


「会計までは金額教えな~い」


詐欺かよ!


「ハルの店の空き瓶でぺルフェクション大量放出!」


言葉も出ねーや・・・


そんな冗談を交えつつ・・・冗談だよな・・・不安になってきた。



そしてそれぞれが合宿という名のパワーレベリングに向かうのだった・・・



ちなみにフェルはこの移転大喜びだった。


「俺の部屋~、ポーション屋も近くなった~うひひひひ」


壊れ始めてるな・・・ポーション作成で籠りきりになってる弊害か?


そのポーション屋は順調に売り上げを伸ばしてるらしい。


毒消しのポーションの素材が足りないって言って農地に催促しに行ったら、そのまま数人引き連れて森に言ったりもしてる


一応外出はしているようだ・・・ポーション絡みだが。


きっちり飯は朝昼晩食いに来るからあまり心配はいらないのかもしれないが。


ポーションの収入で自分の部屋に高級ベッドや高級布団、低反発枕(俺が出した)を買ったり、


ハンティにも同じ物を買ってあげたり、お菓子を買ってきてハンティと食べたりと優しいお兄ちゃんをきっちりやってる。


そんなん見せられたらハンティに過労働させてるような俺は肩身が狭くなるじゃないか。


いや・・・休みの日はちゃんと休んで欲しいんだぞ!



オープン前日だけは家でゴロゴロすると心に誓う俺だった。


俺が連れて行くパワーレベリングとは立場が違って勇者カズキに引っ張ってもらう形だ。


効率は月とスッポン、屁と水爆・・・スゲェ差だな!


弓での攻撃より電動ガンの方が効率がいい事に気付くわけだが、


ここで登場するのが


マルイ次世代電動ガン G36C 


マガジン3連結を予備マガジンとして3セット用意しました・・・で行かせていただきます


<注>ちなみにこの銃、同系のマガジンなら本当に多数連結が可能です


   この小説のみの妄想ではありません


まぁ、多装過ぎると取り回しで泣く羽目になるので3連くらいに抑えるのが無難


アサルトライフル撃ちまくってヒットを稼いでカズキにトドメを刺してもらうという何とも楽なレベリングである。


・・・この日の後、マルイの電動スナイパーライフルをおねだりされました。


この現実がサバイバルだってのにサバゲーがやりたいそうです・・・



シュパパパパパッと小気味いい音で撃ちまくる俺、ヒット判定はあるがダメージ皆無です!


すかさずカズキが範囲魔法で一掃!次のポイントに駆け足で行く!


弓でレベリングしてた時に比べ効率が桁違いに良い


フィリアンやハンティ他従業員にも93R持たせたから余裕でレベリングしてるんだろうな・・・と


始めてから3時間くらい狩っただろうか・・・


「ハルー休憩にしよう。MPを回復しときたい」

「了解、ついでに昼飯にしちゃおう」


そう言ってお弁当(今日はベヒモスカツサンドだ)を出す。


カズキの分もちゃんと持って来てる。ここで出さないほど意地悪ではない。


飲み物のリクエストはボスのとろけるカフェオレのビターだ


俺も同じ物を出し食い始める。


「ハル、レベルはどんな感じだ?」

「カズキに借りてるアクセのおかげかな、経験値が鬼入っててもう180に乗っかったよ」

「いいペースだな」


という会話で気になった方もいるだろう


カズキのレベルは今や1000の大台に届いてる


ぶっちゃけ化け物クラスだ。同じように同行して戦ってる剣聖や賢者も同レベルくらいだそうだ


賢者が若干低いって言ってた。職業補正か?


「今ならレッサードラゴンくらいなら弓矢一発で落とせそうだ」

「そうだな、エルダードラゴンは無理として、ってかアレは俺でも一撃じゃ無理」


相当強いらしい・・・触らぬ神に祟り無しだ


ってか俺も相当強いらしい・・・戦闘スキルまともに上げてないけど・・・


「ハルの筋力に合わせた弓作ってやるよ」

「そりゃ助かるけど、何をさせる気だ?」

「俺達が留守中の街の防衛」


言われなくても自分の家くらい守るぞ 


「家だけじゃなくて街全体」って怒られた


「電動ガンだけじゃなくてフィリアンちゃん達にも用意するよ」


ォィォィ....あの子達を戦力に加えるな!って言いたいが


実はフィリアンとハンティはこの街で10本の指に入るくらいレベルが上がってるらしい


知らぬとはいえ、いつの間に・・・


「ハルが彼女らのレベリングしたんだろ?俺のアクセ付けさせて」


原因はカズキのアクセでした!けっして俺が無理やりレベリングさせたわけじゃない!


特にハンティは・・・


「そんなわけで帰ったら三人分弓と防具作ってやるから」


「はぁ・・・防衛のみだからな」


とりあえずそう釘を刺した


まるで自衛隊を国外派遣で戦争に参加させるような・・・そんな不安にかられるが・・・


食休みもして再び狩りへ


ポイントを次から次に変えて容赦なく狩っていく


ここは魔瘴気が強く魔物発生源になっているらしい


そんで魔物の軍勢の幹部クラスは城?の中に超特大で濃厚な魔瘴気の結晶を持って魔物を作り続けてるとの事


カズキの探知の魔法がはじかれてる所からレベル差は未だに向こうの方が上らしい


魔軍を潰せないのはそれが原因で、レベリングと魔物を間引く事が重要な仕事になってるようだ。


こんな真面目な勇者の話は久しぶりだわ。


次からはもう少し優しく迎え入れてやろう・・・そう思う俺だった・・・のは今だけで


「ハル!右から30左に20」


カズキから指示が出る


「ってか距離だよな!数じゃないよな!」


「え?数だよ何言ってんの?」


うわぁぁぁぁぁぁぁ~~~~と叫ぶ程の大量の魔物!再び始まる無茶修行!


まさにウワーレベリングである・・・誰が上手いこと言えって言いましたか・・・という天の声は無視して


連打あるのみ!トリガー引っ張りっぱなしで360度の大回転


カズキが居ようとかまわず撃つ!どうせカズキにはダメージにならん


右、左と爆発が起こる、そして残る燃えカスと魔石の山


あぁ~異世界無双!絶対主人公ポジションはカズキだよなぁ、


俺はサポート役のドラ〇もん、食い物と便利アイテム出すだけ・・・


・・・って暗くなる必要は無い!俺の祝福は現代科学をこの世界に具現化できるのだ!


電化製品が使えるのは俺だけなのだ!ふははははは・・・って


この驚異的な力の差を見るとこうやって自己主張しないと心が折れる・・・


そんな圧倒的実力差を見せつけられつつレベリングは続いて行った



勇者一行の4人目として未だに認識されている事は俺のみが知らない事だった




そして一旦帰宅する


「いや~狩った狩った~」と愉快に笑うカズキ


俺の方はかなりグッタリだ・・・


「ハルさんや~ご飯まだ~」

「カズキさんや、さっき食べたばかりでしょ」

「食ってねぇから!そのネタもういいから!」

「さっきカツサンド食ったよね」

「うん、食ったよ、7時間前にね」


そんな馬鹿な!もう7時間もたってるだと!?


誰だ!俺に黙って時を勧めた愚か者は!


などと理不尽な事を言ってるのは、疲れてるせいだ。


まぁ、約束だし、俺達の為に動いてくれた忙しい勇者達の為にも晩飯作りをするか。


もう一度気合を入れなおし厨房に立つ俺。


今日はスタミナ丼にしよう!




材料は


豚肉 300g

ねぎ1本

おろしにんにく 適当

ごま 適当

ゴマ油 適量


醤油 大さじ1~2

みりん 大さじ1

料理酒 大さじ1

中華調味料無ければ鶏がらスープとかで代用 小さじ1~2

コショウ お好みで


生卵


適当な大きさに切って炒めて調味料で味を調えて

最後に生卵を乗せればOK


実に簡単だ



15人前を一気に作る


大きな中華鍋をガンガン振る俺


幸い米は炊けてるからこいつを作れば完成だ



炒め終わったら完成だ!チャチャっと盛り付けて生卵と乗せて、ハンティ、フィリアンと一緒に食卓に並べていく


「では、いただきます!」


「味噌汁が欲しい奴はこれにお湯を入れて勝手に飲んでくれ」


カップに入ったインスタント味噌汁である


みんなが食い終わったら後片付けを任せてシャワーだけ浴びて早々にベッドの中に、


明日もまたレベリングなんだよなぁ・・・


フィリアンとハンティの成長具合は明日聞こう・・・


かなりお疲れだった俺はあっという間に眠りについた・・・



まさに『ばたんきゅ~』である





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