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2 商業ギルドに行きました

本日2話目です


昨日、受付のお姉さんのアドバイスに従って文字を学習する事に


早速商業ギルドです。




ここでも説明してもらい登録をする事になりました。




商人ランクもF~Sとあり、ランクが上がると提携商店の割引や買取査定で割り増しなんかがあるとの事、


年会費もFだと無料とかなりお安め!


代わりに恩恵もありません。


商業ギルドのカードも発行してもらい、買取のみでFランク、露店だと最低Dランク、店舗運営だと最低Cランク必要との事


Cまでは年会費の支払いで上げられて、それ以上は商売実績で審査があったり貴族側からの要請であがったりするそうです。


ちなみにB~は貴族相手の商売ができるようになるとの事


Bランクだと下級貴族で 騎士爵、準男爵、男爵 


Aランクで中級貴族 子爵 伯爵 侯爵 辺境伯


Sランクで上級貴族 公爵 大公爵 王族の商売取引ができるようになるとの事


つまり信用度だそうだ




Cランク店舗が下級貴族の目にとまって取引する場合貴族側からギルドに申し出があってBランクに上げられる


御用商人になると貴族の方で年会費を出してもらえるようになるらしい


そこで実績を作って中級、上級貴族に紹介とかがあったりすると強制的にランクアップ


年会費も出してもらえるという事だ。




そんな上を見ても仕方がないので、やるべき事は文字の学習!


音声言語が一致してるから、発音を教えてもらいながら50音濁点等の文字一覧表に日本語で書いていてく。


共通文字は一種類だけのようだ。




参考までに聞いたところ、エルフ語やドワーフ語は音声言語も違うそうで文字も独自だとか




石板石筆を購入して書き取り練習をする事にする


一覧表があればこの程度なら数日で覚えられる!




授業料は銀貨一枚でした。


ふつうは数日通うことが多いそうだが、一応義務教育を終わらせてる俺には一覧表だけで充分である。




すっかり忘れてた、ちなみに俺のスペックは








名前:肴場 晴仁 (さかなば はるひと)  


ギルド登録名 ハル


年齢:23

種族:人間

レベル:1

職業:冒険者、商人

HP 40/40

MP 24/24

STR 14

DEX 18

AGI 16

INT 17

LUK 13

VIT 15

MEN 15


SP 0

EXP 0/0


スキル

酒知識 Lv3

料理  Lv1

バーテンダー Lv4

経営学 Lv2



祝福

アマゾン Lv1


備考

大卒 バーでバイト経験有り 2年間




ギルドカードによるとこんな感じ


ステータスの内訳は



HP ヒットポイント


MP マジックポイント


STR 筋力


DEX 器用さ


AGI 俊敏さ


INT 知力


LUK 運の良さ


VIT 体力


MEN 精神力


SP スキルポイント


EXP 経験値


スキルポイントが貯まるとスキルのレベルを上げられるらしい


経験値が貯まるとレベルが上がるとの事



ってな感じで、俺の目標は、この世界で店を持ってバーを営業する!


これで決定!


その為には、開業資金の調達と


レベリングによるバーテンダーのスキルを上げる事!


目的が決まれば後は動くのみ!




最初に領主様にもらったお金でちょっといい装備を揃えて、


冒険者必需品を揃えたりして、


冒険者稼業を3か月・・・




あかん!金が貯まらん!


本当に弱い魔物の常時討伐依頼や薬草集め・・・


そんな報酬では日々の生活ですっ飛んでいく・・・


武器防具だって修理がいる・・・


飯も食えば宿代もかかる・・・




まぁ、ボチボチとレベルやギルドランクも上がってはいるものの、


バーテンダースキルや経営学スキルを伸ばしているから戦闘力はあんまり上がってない!


薬草学Lv1とか採集Lv1なんてスキルが勝手についているが、今は役に立たん!


スキル『アマゾン』も3にレベルが上がってる


割引があったり送料が安くなったり、商品が増えたりするようだ・・・が、まだまだ手を出せるほど安いわけじゃない!


送料が白金貨1枚とかふざけてる!




酒場に雇って欲しいと言ってみたものの、あえなく不採用・・・


この世界でも就職は厳しいらしい・・・




そうこうしてる間に半年が過ぎた・・・






そして、ある日・・・転機が訪れる・・・




毎日の日課でギルドで依頼を物色していると、暗い顔の勇者一行に声を掛けられる・・・


「ハルヒトだったよね、久しぶり」


「ご無沙汰しています、表情が暗いですがどうされました?」


「実は、頼みがあって・・・」


申し訳なさそうに話し始めた


「向こうの食べ物が食いたい!この半年で結構稼いだんだ!全額負担するからお願いできないだろうか?」


3人とも揃って頭を下げている




「切羽詰まってる感じだね、とりあえず座ろうか・・・」


ギルドの酒場兼食堂のテーブルに向かう




「ここは俺たちで払うから」


果実水と日替わり4人分っと注文して向かい合う




「ハルヒトのスキルは聞いてるけど、送料っていくらくらい?」


「この前レベルが上がったけど一回の注文で金貨で5枚だよ」


「さすがに高いな・・・いや、ここは!」


「商品自体は等価くらいだけど・・・」


「・・・マジ?」


「マジマジ」


「絶対だな?」


「うん」


「ファイナルアンサー?」


「ファイナルアンサー」


「携帯食も含めて考えると・・・レトルトの食材とかも?」


「うん、あるね」


前のめりで聞いてくる勇者一行


「お湯で温めれば食える系?」


「だよね、ご飯のパックとかもあるよ」


目の色が変わる御一行


3人でアイコンタクト、満場一致でうなずいた


「頼む!まとめ買いする!場所を変えよう」


「ハルヒトを確保!!」


にこやかな表情で両脇を抑えられ、ギルドの一室に連れ込まれる


とんだ拉致監禁である


「今、3人分で白金貨5枚ある!安心しろ、悪い金じゃない!」


・・・いや、勇者が悪い金だったらまずいだろ


「ハルヒトに頼もうと思って貯金してた分だから・・・」


つまり、余剰金で白金貨5枚か・・・稼いでるな・・・


「送料引いて金貨45枚、オンリーワンの状況だし俺達稼げるから金貨で20枚は手数料でいい、250万円分の食料を頼んでも?」


「使った事が無いスキルなんで売り切れとかがあったりするかも・・・試してみるけど、持てるの?」


「大丈夫!俺達にはインベントリがあるから」


「なにそれ!ずるいんですけど・・・」


「ハルヒトにもあるだろ?召喚特典って聞いたが」


「聞いてませんが?」


「ん?頭の中でインベントリって言ってみな」


インベントリ・・・


空欄の枠が見える・・・


「空欄の枠に物を入れるイメージをしたら入れられる、入れたら何が入ってるか表示されるようになる」


「ふむふむ、このコップをっと」


コップが枠内に入り、木のコップと表示される


「できたわ・・・」


「そんで文字を取り出すイメージをすると取り出せる」


入れたコップが出てくる


「すげぇ!出せたわ」


「というわけで大丈夫だから食料頼む・・・カレーが食べたい・・・中辛で・・・」


「OK!いい事教えてもらったし、手数料も破格だから引き受けた」


「「「ありがとう!心の友よ!!!」」」


ジャ〇アンかよ・・・



次話


 アマゾン初使用そしてパワーレベリング


ご期待ください


<注>この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

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