たしか、猫はこたつで丸くなる、はずでは?
猫が好きなものといえば!!
寒くなってきました。十月中旬。今朝は最低気温が10度を切って、さすがに寒く感じました。
今朝、それで猫がどこで寝ていたかというと、わたしの布団ではなく、仕事場に置いてある籠の中。いちおうキルトを張った百均のノーパソ入れを敷いてあるけれど、寒くないのかね?
そんなわけで、猫に不自由な思いをさせてはいけないと、今日はコタツを出すことにしました。例年は、ギリギリになるまで出しません。だって、場所とるし、ホコリはたつし、何より旦那も娘もいつも以上に動かなくなるからです。
コタツ、ヒトの足を食べるなんて、なんて恐ろしい子……!!
そのまま半年くらいはリビングに居座るし。
そう思いつつも、猫は寒いのは苦手なもの。今日は仕事には出なくてもよさそうだったので、手早く終わらせてコタツを出す準備をしました。
ところでコタツといえば、うちの猫は先のシーズン、コタツ布団にさんざん失敗を繰り返したのです。洗濯して仕舞っていたといっても、臭いが気になります。実際、ヒトの嗅覚では判別つきませんが、とうの猫はどうでしょう? 臭いに誘発されて、また失敗したらとこちらとしては不安が残ります。
けれども、似たように何度か失敗された毛布も今は使用していますが、いまのところ被害なし。
大丈夫だとは思う、と一抹の不安を残しつつ、娘に手伝って貰ってコタツを設営しました。
と、さっそく猫、潜り込みました! やっぱりね、好きだよね。と、布団をめくって中を見ると、目をランランとさせた猫がおりました。
あ、なんだっけ、肝心なことを忘れている、忘れているような気がする。
そう思いつつも、コタツの角度を調節したり天板を拭いたりしました。ちょうど足先がコタツに入るような状態になったとき、ガッという衝撃が。
「いでぇぇぇぇ!!」
猫が指先に飛び掛かりました。
慌てて足をひっこめるわたし。あ、そうだった、これだ!!
うちの猫は、コタツの中で寛がない! 今年の二月に我が家に来た時に、当然のようにコタツに入れて見たら、ボッと音がしました。
何の音、と確かめると、猫が布団から頭を出していました。
「なに、ボッて」
様子を見ていると、コタツに入った猫、ボッと音を立てすごい勢いでコタツから出てきたのです。
どうやら、中で寝ころんだりしないみたいでした。その後、コタツよりも蓄暖機のうえ(旦那お手製の蓄暖機木製のカバー)に寝るようになりました。
そして、今回も。
コタツ布団を上から突っつくと、そちらへドンッと飛び掛かってきます。猫じゃらしを入れてサッと取り出すと、一塁ベースに滑り込むような格好で飛び出てきたり、素早く前足を出し入れしたりと、いっこうに休む気配がなく。ひとしきり遊んだ後、わたしと娘は買い物に出かけて一時間ほど留守にしました。
帰宅したのは、すっかり暗くなってからでした。
「りとさん、さすがに寝ているかな」
名前を呼びながら、コタツ布団をそっとめくると……。
お気に入りのオモチャ二点を持ち込んで遊んでいましたとさ。
……寝る気はない、ようです。
そして今のところ、臭いには反応していなのでホッとしています。




