表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
猫活!!  作者: たびー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

12/32

絵具の白

猫の性格も様々

「猫なんて、みんな同じでしょ?」

 と思われる向きもあるかも知れないけれども。

「顔も一匹一匹ちがうし、性格もそれぞれだよ」というのが猫飼いの意見だろう。


 過去に家で飼っていた猫で、身ぎれいにしていたのは、ミケ≪通称みーちゃん・雌・三毛≫だった。

 とにかく、いつもパリッとしている。トイレの砂は、入念にかき回して用をたしてこれまた慎重に砂をかける。ただ、なぜか顔を洗うのはどうでもいいらしく、目やにをつけっぱなしだったので、いつも取ってあげていた。

 いちばんズボラだったのは、ぽんちゃん≪雄・赤トラ≫。七キロという巨体のためか、自分の尻もなめられず、ポーズは取るが諦めるというのを何度も見た。基本外猫の自由猫(じゆうじん)だったので、二日三日帰らないときもあったし、喧嘩してズタボロで帰宅することもあった。

 あまりの汚れに、たまにお風呂に入れるとグレーの泡が立ち、洗った後は別猫(べつじん)のように立派になったものだった。


 さて、うちのりと氏は、きれい好きだ。

 あれだけトイレの失敗を重ねたというのに、じつはきれい好き。

 お散歩から戻ると、足を丁寧に舐める。それは、それは丁寧に。足の指をがっと開いて、指の間も忘れずにきれいにする。

 なので、雨の時など散歩から戻ったときに、泥など大きな汚れをタオルで落として、あとはりと氏に任せる。

 ち〇ーるを食べて、一息ついたらきれいにしだす。

 前足も後足も、胸も腹も耳の後ろは前足を舐めてクルクルと洗う。とにかく、きれいにする。

 綺麗になってからじゃないと、休まない。意外とマメなやつなのだ。


 先日、テレビで親猫が子猫を舐めてあげている映像を見た。

 りとは生後四か月くらいで我が家にきたけれど、きっと親猫に思いっきり舐めてもらって育ったんだろうな、と思った。

 どんな子猫だったんだろう、きょうだいはいただろうか、などと思うときがある。


 りとの白い毛の部分は、チューブから出したばかりの白絵具の色なのだ。


次回は「猫と執筆」かな(^^;)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
web拍手 by FC2
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ