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*他人の気持ちがわからないのに、面白い話なんて書けるの?

 認められたくて、そこにいる人がいる。そこにいれば、褒めて貰える。誉め続けられたくて、きっと、そこから出たくないんだろう。

 しかも、ずっとそこで、注目され続けたいとも思っている。そのためになら、どんな手だって使う。そういう人が実際に、存在する。


 私は残念ながら、その人の書く文章は好きではない。なんだか独りよがりで、読者に優しくない。句読点も少なく、独特の言い回しは、くどい。それが好きな人も多いのだろうが、どうも、好きになれないでいる。


 文章を書くのは好きなんだろう。話を考えるのも、好きなんだろう。

 だけど、それは、文字の羅列で、高揚する感情を、そのままぶつけているようにしか見えないときがある。


 特に、私は、作者の人となりを見、そこで、判断してしまうところがある。作品には、その人の性格も生き方も、全部反映されるのだから、まず、その人がどのような人で、何を考えて小説に向かっているのか、知りたいと常に思ってしまう。

 それゆえ、かの人が、せっかくの読者の感想さえ、自分に対して評価が低いと踏みにじるような行為を繰り返し、削除し、ましてや、「こんなことを書く(私を馬鹿にする発言をする)人間もいるのだ」と、晒し首にする状況を、よくは思わない。


 どんなにすばらしい作品だと、本人が思っていても、万人がそう感じるわけじゃない。

 私の書いているこの文章さえ、不愉快だと思う人がたくさんいるだろう。

 だからといって、自分を否定する意見を、ただ、「攻撃」だと捉えて、反省しないのはどうなのか。


 かの人の作品をずっと読み続けている、読者の方、どうなのですか。あなたの愛する作品の、生みの親は、人を冒涜することで満足してしまうような輩なのですよ。

 人間性を疑われるような人物の書いた作品は、あなたの胸を打ちますか。

 本当に、その物語は、面白いのですか。


 物語は、作者の分身だ。

 エッセイやノンフィクションはもちろん、フィクションでさえ、どこかしらに、作者の経験談や知識が混じっている。


 辛い経験を乗り越え、必死に生きている人の文章は、涙を誘う。心境がリアルに描かれる。(それが、ケータイ小説が若年層にウケる理由の一つなのだろう)自分の感じたことを、形を変えて、伝えてくれる。必死さと、温かみが、溢れている。経験の浅い人の文章と比べれば、それは一目瞭然。肌で感じたことがあるのかないのかでは、全然違うと言っていい。

 あとは、そこに文章力と構成力をプラスし、試行錯誤していけば、より良い作品に仕上がっていく。


 ところが、経験の浅い人の文章は、どこか薄っぺらで、見ていてもしんどい。

 読者はすぐにそれを見抜いてしまう。


 ここでいう、「経験」とは、決して、「仕事」「学業」「生活」などの、実体験だけをささない。「経験」するのは、体だけじゃない、「心」も、たくさんの感情を「経験」して覚えていくのだ。


 他人の気持ちを知らない人が、登場人物の心情を丁寧に描けるのか、と、私は問う。

 小説の醍醐味は、漫画にも映画にも描けない、「心の奥底を描くこと」ではないかと思うからだ。

 ほんの少しだが、作者の人物が垣間見える、掲示板や評価欄で、読者という他人の気持ちをないがしろにするような人間の作品は、心を揺り動かすのだろうか。


 エンターテイメントであれば、それほど、登場人物の心の動きなど、書かなくても良いとでも?

 ギャグならば、笑って済まされるとでも?


 そういう問題じゃないだろう。

 

 物書きってやつは、人に文章読んでもらって何ぼ。

 自分が精魂込めて書き上げたものが、相手(読者)に、気に入ってもらえたり、感動してもらえたり、そういうのをやりがいに感じて続けているんじゃないの?

 前にも書いたが、ランキングや肩書きはその延長線上にあって、偶々、良い評価をいただいてるだけだと、謙虚に行くべきなんじゃないの?


 勿論、どうせ書くならば、賞を取りたいとか、プロになりたいとか、目立ちたいとか。そういうのはわかる。(私だってそうだ)

 だけど、だからといって、感想をくれた相手を傷付けたり、攻撃したり、けなしたり、そういうことを、やっていいってことにはならないよね。しかも、自分の作品そのものを使うなんて。


 もし、人間性を疑われるような返信しか出来ないのであれば、掲示板や評価欄を閉じておくべきだろう。どんなに必死に見繕っても、心の色は全て反映されてしまう。それでも、どうしてもランキングに入りたい、目立ちたい、何とかして注目されたい、と思うなら、人と人との会話として、掲示板なり評価欄なりを使用するべきではないのか?

 作品のイメージを壊すようなブログを書いたり、作品の付加価値として読者が参考にする掲示板・評価欄で、作者が人として、やってはいけない発言をしている、顔をしかめてしまうような発言をしているとしたら……、どう思うか。そんなことは、小さな子供にだって、わかる。


 作者がいくら酷い人間でも、作品がよければいい、というのは、残念ながら、オンライン小説の世界ではあまり通用しない。なぜならば、作者と読者の距離が近すぎるからだ。

 書籍や雑誌などの媒体を通じて作品と向き合うのとは違う。

 読者の声はすぐに作者に伝わるし、作者の言動も全て読者に監視されているといっても過言ではない。

 たくさんの人間に支持されたいと思うなら、自分の行動を改めて見つめなおす努力も必要だということだ。味方と同時に、敵をしこたま作ったんじゃ、どうしようもない。もちろん、味方の中に常に敵がいるような状況も避けたい。出来るだけ、トラブルを避け、真に作品の内容のみで支持されるようにならなくては、本当の意味での「ランキングトップ」にはなりえない。


 自演と、他作品への荒らし、他人への躊躇ない誹謗中傷。

 そこまでして、頂点を目指すのか。

 その先に、一体、何があるというのか。


 物書きの、風上にも置けない。

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