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BLOOD STONES   作者:
2/3

朝日


「ハヤノ!!逃げて!!」

「お姉ちゃん!お姉ちゃんを返せ!!」

「ハヤノ!!来ちゃだめ!!」


「ハヤノ・ステラ。お前に姉を救うことはできない。

しかし、1つチャンスをやろう。

わたしの殺し屋となれ。そうして、百人分の血をわたしにもってこい。百人殺した暁に、姉を解放してやろう・・・。

これが契約の印だ。」


グサッ


「あ"ぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」


_ _ __ _ _ _ _ _ _ _ _ _


朝日は平等に、すべてを包み込む

穏やかに朝を迎えた者

甘い一夜を過ごした者

一人悲しく枕を濡らした者

いい夢を見たもの

怖い夢を見たもの・・・・


ハヤノ・ステラのところにも当然

窓から朝日が差し込み、小鳥たちが楽しげに朝を告げた。


「また、あの夢か・・・」

ハヤノは目にかかる朝日を腕で遮り、呟いた。

悪夢はよく見るのだ。

あの日から。

唯一の肉親であった姉を、奪われた日から

あのときの記憶が夢として蘇ってくる。

「あ、痛てて。」

泣いていたようである。

その証拠に、片方の目から涙、もう片方からは血が出ていた。

ハヤノは薬と、眼帯を探した。

見つけた薬を目に塗り、眼帯をした。


カーテンを開けると澄みきった青空。

ハヤノはひとつ息を吐く。

今日もまた1日が始まったのだ。


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