表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
82/125

第八十二回

「勢一つぁんが手伝てっとうてくれんなら、鬼に金棒やけどな」

「よし、きまった! で、心当たりはあったんかいな? 昨日の麻雀のときは、そこまでうてえへんわな?」

「それなんやけど…。あれから幽霊に出た女性が勤めてた会社へ行ったんや」

「んっ! で?」

 箸を止めた二人は直助の話に耳をそばだてた。

「実は、そっから話はややこしいなってなあ…」

「なんでやの? 直さん」

 それまで黙っていた敏江さんも話に加わった。

うとなごうなるんやけど、掻い摘んで話すと、その女性は働いてえへんのや」

「やめたんかいな?」

「いや、やめてえへん。やめてはいんけど働いてない…」

「なんや、それは。昨日、テレビでやっとったマジックみたいな話やないか…」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ