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第五十六回

思いの丈を、ぶつけるのだ…。要は早智子の情報さえ得られれば、それでいい。問題はどう切り出すか…なのだが、取り敢えずは軽くいこうと決めた。

「あのう…実はですね。以前ここで働いておられた溝上早智子さんという方のですね…ことを御訊きしたいと思いまして…」

「溝上でございますか? その者は当社の社員なんでしょうか?」

「ええ…、その筈ですが…」

「で、その者にどのようなご用件で?」

「はあ、実はですね。お話しすると長くなるんですが、…あのう私は坪倉直助と申しまして本屋でございます。もう随分と前、そう今から、かれこれ二十年も前になりましょうか。その溝上さんの注文で、書本をお売りしたのですが…。ここでは、ちょっと言い辛い事情がありまして、現在働いておられる所だけでも知りたいと思いまして…」

「…、二十年前ですと今、当社で働いているかどうか、分かりませんね…。なんでしたら人事の者に応対させますから、しばらくお待ち戴けますか?」

「ええ、是非とも、よろしくお願い致します」

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