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第三十七回

「いや、そやないんや。・…こんなんうても、信じてくれへんやろけどなあ…」

「なんやいな。勿体ぶらと言わんかいなあ」

「ほなら、まあ聞いてんか」

 直助は最近、起こったあの妙な出来事の一部始終を掻い摘んで勢一つぁんに話した。勢一つぁんの表情は初めのうち半信半疑で推移したが、直助の真剣でまんざら嘘でもなさそうな語り口調に、少しずつ真顔へと変化していった。

「へぇ~、ほんまかいな。そないなことがあるやろか。いや、ワシも見てえへんで、俄かには信じられへんけどなあ…」

 そう勢一つぁんに言われてみると、なるほど・・と頷ける直助である。二人に無言の空白の時が流れた。

「ほんまなら、気色悪い話やなあ…」

 しばらく黙っていた勢一つぁんが、またそう、ぼやき、思案顔を見せて窺う。

「夏場でもないのに幽霊話っちゅうのも、なんやけどな…」

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