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第百十九回

自分の前へ早智子が現れたという事実に対し、直助には、やはり思い当たるふしがなかったのだ。なぜ自分でなければならなかったのか…という原点への疑問である。自分の前へ早智子が現れたという事実に対し、直助には、やはり思い当たるふしがなかったのだ。なぜ自分でなければならなかったのか…という原点への疑問である。惚れられるほどの美男子とは冗談にも言えないし、直助自身、思ってもいない。原因がそこにないことだけは確かだ…と、直助は巡りながら夕飯を食べ終えた。

━ 今夜、そのことを訊いてみよう… ━

 直助に突然、閃いたのは、洗い場で食器を洗っているときだった。早智子がなぜ自分に接近したのかを訊ねてみようと思ったのである。もちろん、紙にその旨を書き記し、枕元へ置いておこうとというものだ。このことが分からなければ、直助としては、いつまでもシックリしない。手早く洗い終え、直助は白い紙に自分が疑問としているところを書き記した。問題は、早智子が幽霊となって現れ、返事を記してくれるか、である。恐らくは、何らかの事情があったのだろうし、そうでなければ、ただの嫌がらせとなる。それでは合点がいかないのだ。加えて、勢一つぁんを含む町内会への説明がつかない。皆、心持ちのいい連中ばかりだから、麻雀の折りも真剣に話を聞いてくれたのだが、その光景が、ふと直助の心に甦った。

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