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第百十七回

平坦な田畑のあぜを抜け、広めの車道へ出ると、二人はようやく人心地ついた。陽は傾いてはいるが、まだ没してはいない。

「そやけど、毎晩でられたら、直さんもオチオチ寝られんやろが…。当分は、ワイが一緒に寝たろか」

「おおきに。そうしてもらうと助かるわ」

「水臭いこと言いな。ワイと直さんの仲やないかい」

「いや、ほんまに。済まんこっちゃな…」

 二人は人家が見えだした車道を家路に着いた。初冬の夕暮れが辺りが広がろうとしていた。

 問題は、これからどうするかである。早智子の霊が現れた意図が分からなければ何ともあと味が悪い直助だ。一応、線香や花を手向けはしたが、早智子は自分に何を訴えようとしているのか? その目的が分からず、直助は妙にもどかしい。

 戻った二人は一度、別れると、各々の家へ戻った。直助は帰ったところで一人だから気になることもないが、勢一つぁんは、そうはいかない。山の神の敏江さんが首を長くして待っている。ただ、飲み屋へ行った訳でもないし、いつもとは違い、それほどビクつく気分ではない。

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