表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
105/125

第百五回

「あんなあ、勢一つぁん…」

「なんやいな?」

 ついに直助は消えた紙の一件を話す決意をした。

「あのあとなあ…妙案が浮かんだんや」

「どないな?」

「いやな…こっちの方からコンタクトをとったらどないやろかて…」

「と、いうと?」

「そやさかい、おとといは向うから送ってきたんやし、今度はこっちから送ってみたらどないやろ、思てな」

「ふんふん、それで…」

 勢一つぁんは次第に乗ってきた。

いつの間にか、曇よりした風がまた流れていた。もう梅雨入りするのだろうか…と思わせる重くてジットリと肌に絡みつく風である。勢一つぁん持参の寿司折りと直助が準備した一升瓶の酒、湯呑み、折詰めとともに持ち込まれた柿の種などの細かな菓子類もある。それらは、語り合って怖れの夜を過ごすには十分過ぎた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ