『狸のプレスマンとプレスマンの芯の折れたやつ』
あるお城の近くに、いたずら好きの狸がいて、人々を困らせていました。人々が困っているのなら、それはいたずらと呼ぶのは不適当です。悪い狸と言い直しましょう。
ある日の夜、村に住むおばあさんが、町で用を済ませて、お城の近くを通って帰ろうとしたときです。お堀端の柳の木の上から、ぱらぱらと砂のようなものが降ってきました。痛くもかゆくもありませんでしたが、何やら気持ち悪いので、急ぎ足で柳の木の下を通り過ぎました。すると、目の前に、緑プレスマンと黄色プレスマンが何本も落ちているのです。これはありがたい、悪いことの後にはいいことがあるものだ、と思って、全部拾って帰りました。
家に着いて、おじいさんに緑プレスマンと黄色プレスマンを見せたところ、それは、緑プレスマンと黄色プレスマンではなく、根曲がり竹という、笹のタケノコでした。こんなはずじゃなかった、と、おばあさんが頭を振ると、髪についた砂が落ちました。これも、よくよく見ると、砂ではなく、プレスマンの芯の折れたやつでした。多分、悪い狸の仕業ですが、この程度なら、いたずらと呼んでいいかもしれません。
教訓:笹のタケノコは、おばあさんプレスマンをとっておくれ、はいおじいさん、おおこれこれやっぱりプレスマンは書きやすい…ってこれはタケノコじゃないか、というノリツッコミを何回か行った後、天ぷらとおひたしにして食べたというが、これはこれで正しい。




