第四エピソード:解決屋ブルーサンダー:
喫茶で働いていると奇妙噂が入ったりする
なんでもこの街にはギルドに所属せず事件を解決する
ブルーサンダーと名乗っている何でも屋がいるらしい
近所の爺様連中が話してたが仕事は出来るが
あまり見る目が無いらしい、大丈夫なんだろうか?
「店長コーヒー袋倉庫でいいですか?」
ケンジンがコーヒーの大袋を担いで店に入ってき
「ああ奥の倉庫に分けて入れといてくれる?
どこ産か書いてるからそれ見ればわかるよ
読めなかったら言ってね、すぐに手伝うから」
マスターが慣れた感じに伝える、他にもバイトが
いるんだろうか?明里以外は見た事無いが
「店長ゼータさん起きたんで、そろそろ
まかないをお願いしますお腹空きました」
A子は店のエプロンを整えながら言う、
店長忙しいだろ、少し待っても逃げないって
「すみません遅くなって」そう謝ると店長は
「昨日機械の修理とか頼んで遅くなったもんね
まだお客さん少ないからゆっくりして大丈夫だよ」
組織で習った:武具道具修理技術:
《ウェポンズリペア》の応用でコーヒーミル
や小型冷蔵庫の修理を昨日夜のうちに急いでし
店に並べておいた上手く作動してるようでよかった
「いえもう大丈夫です今から出来る仕事有りますか?
動いてないと身体捌きが鈍るというかなんというか」
俺がそう言うと店長は少し考えて
「じゃ店前の花壇に水あげてよ花達がそろそろ
水欲しがってるからさ、あと働き過ぎに気を付けて」
気を使われてしまったな、だが身体が鈍るのは
本当だ、仕方ない水の量に気を付けて水を撒こう
水を撒いてると花壇から声がする
「冷たい!え?もう朝?眠い」
花壇から出て来たのは妖精ってヤツか?腕を出し膝までのローブ背中には羽、腕と足は毛で覆われており
全体的に茶色いコイツは土の妖精ってヤツか
家や庭に住みイタズラと手伝いを両方こなす
奇妙な妖精クッキーとミルクが好物だったな
「朝メシの時間だ店長に言えば、何か食わして
もらえるハズだ、森からの客はもてなしてもらう」
「変わった人やな妖精を気にするとは多分コレは
無駄に終わるで?しかし腹は減って仕方ないしな、
兄さんの優しさに甘えよか、腹ペコペコや
助かるでにいちゃん、金はあまり無いから頼むな?」
ドアを開けて招き入れると肩に乗りついてくる悪く 無い気分だ、さぁ水撒きすんだし朝メシを食おう、
「店長行き倒れの客がいました、何か腹持ちの良い物を奢ってやってください、お願いします」
さて他に客はいないな、早くメシにしよう
「手伝いますのでキッチンに入っていいですか」
店長に聞き急いで料理を済ませる、
さぁパンとスープにベーコンエッグを皿と椀にうつし
皆はコーヒータイムだゆっくりしておこう




