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Sinners//  作者: 柳仁楓音
一章:ハジマリ

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2/17

世界はユルサナイ

自己紹介が遅れました。仁音と申します。本を読むのが好きでいろんな物語を見るうちに、なんか作ってみたいなと思い出しまして…今に至ります。実はもう二作書いてみたのですが、あんまりはまらなくってすぐに投稿をやめてしまいました…計画性があんまりなくてこれからも多分突っ走るかんじで書いていくので内容抜けてたり、設定が違うよとかあると思いますが、優しく指摘していただけたらと思います(笑)

 あの後はいろいろあった。記憶にはほとんど残ってないけれど、俺は石をぶつけたやつを殺しているらしい。俺は留置所に入れられて一週間は口が利かなかったらしく、口が利ける今は警官と顔合わせになるように座って、いろいろ聞かれる時間らしいが…その警官はだらしない姿勢でスマホの画面をいじっている。_なにやってるんだよ「なー、これ見てみ」やっと警官が話しかけてきたと思ったら、スマホの画面をこちらに向けてきた。「?、?」そこには文字がたくさん書いてあったが、俺は基本的な読み書きができないからわからなかった。「あれぇ?読めない?じゃぁ俺が読んでやるよ」中年のおじさん警官が甘ったるく読んだのは 

『人殺しの家無しキッズについてww』『まだ子供だからって許されないよね』『キチ〇イの若人若人(わこうど)に極刑希望』『なんでこいつ生きてんのw』『結局ホームレスは反乱分子にしかならんから全体処分するしかないっしょ』『こいつ絶対ヒト〇して食ってるよww』…長々とした暴言や憶測、どれも子供には厳しい言葉ばかりだった。_これ、俺の話なのか?いや、人なんか食ってねーし、あっちから絡んできたし、別に…全部俺が悪いわけじゃ_『どうせ仲間に見栄張りたくて殺してんだろw』『かっこいいと思ってんのかな』『死んで詫びろ』さっきよりも声を張って警官が言った。………。「これは君への掲示板だよ。すごいねぇ、有名人だ」ちゃらけた様子でそう言った警官はさらに「ちなみに君は違法賭博や窃盗もしているらしいねぇ」「!!っなんで!?」近所のホームレスにも言っていなかったことを淡々と言い出した。「あの場にもう一人倒れてた少年は、トラウマ過呼吸?になっててね。病院に行って、セラピーの人が抱きしめたら症状が落ち着いたんだよね。」もう熱烈に…と自分の肩を抱いて見せる警官の話に、俺は安堵の息をこぼした。

よかった。生きてる。「彼の症状が軽くなった時に、事情聴取したんだよね。何があったかなって。そしたら_彼は言ったんだ。亜希が殺した、()()()。勝手にってね」

 __は?なんでだよ。俺はお前のために_。いや、別に頼まれたわけじゃねぇけど、勝手にって…「そして彼からはよく路上でやってる賭け事をやってること、賭け事で負けたら飲み物をひったくったり万引きなどもしていたことも聞いたよ。」なんだよ。全部言ってるのか。二人だけの秘密だったのに「彼は、捜索願いが出されていてね。親元に返そうと思ったんだが、彼がそれをいやだいやだ、って騒ぎだしてねぇ、今は児童相談所でいったん保護してるんだよ」「ちょっ…ちょっと待てよ、俺は真治と賭博やら盗みやらしてたんだ、真治は捕まんないのかよ」もうわけわかんなくなった俺は警官に問いただした。「彼は話すとき必ず頭に、亜希の命令で、()()亜希の指示で()()とつけていたんだよ。年齢も君のほうが上だしね。考え方としては妥当だよ」

ハッ、なんだよ。一緒に行きたいって言いだしたのはアイツなのに。_なんでこんなヤツのために。いいヤツだと思ってたのにな。「まぁ、俺の仕事はお前がやったことの事実確認だからな、一応聞いとくけど。お前の指示で未成年への賭博、窃盗をすすめ、お前は人を殺した。どうだ?」俺がやったことは無駄でしかなかった「ああ」こぼすように出た言葉に「なるほどね。」と警官は目を細めた。


 それから俺は少年刑務所に入った。身元が分からず16歳とみなされてだ。少年刑務所はいじめがひどかった。けれど、俺は人殺しで捕まったことがわかるとぴたりといじめがなくなり、いじめていたやつらはほかの標的を定めた。「おい、おまえ自分のウンコ食ってみろよ」「窃盗で腹減って捕まったんだってな、自分の飯だけじゃ足りないよなw」食事の時間も繰り返される不愉快な会話。けれど俺はどうでもよかった。俺がいじめられてた時も何も感じなかった。取り調べの時からずっとだ。大切なナニカを失った後のキョムカンってやつかな、殺した男となんの関係もなかったことから、無差別殺人となり亜希は26歳まではここから出られないらしい。まぁ、出たいとも思わないけど。ここで長く住まうしかないのならもう仕方ない。それぐらいのことを俺はやったんだ。それを自分に言い聞かせ続けた。


 刑務所に入って2年がたったある日。「お前は移動することになった」看守がそう言って目隠しをされ、どこかにつれていかれた。暑さが引いてきた、秋の日の出来事だった。

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