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Sinners//  作者: 柳仁楓音
二章:外へ向けるケイカイシン

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16/17

ジュンチョウにつむ知識

 「今日もやっているんだな。亜希。」

 黒住が自習室にやってきたようだ。

俺は小鳥遊が外に出ていった後から、図書室から本を持ち出して自習室でひらがなや漢字の練習をしているのだ。


「今日も教えてくれんのか?」

「教えてくれんのか?というより、教えてやらないと全くできないのは亜希じゃないか。」

黒住はまだ真っ白のノートのページをじとっ…とにらみつける。


「わりいな、じゃあ今日も頼む。」

「まったく、しょうがなくだがな。」


 黒住は最初にあったときよりも、少しだけ態度が和やかになったような気がする。

最初はスカシイケメン野郎だと思ってたが、なんともいい奴じゃないか。


「てんのいし…なんて読むんだ?これ」

「’’あまのいわどがくれ’’だ。」

「意味わかんねー、のはどこから来てんだよ」

「慣れろ」


黒住のおかげで軽い漢字も読めるようになっている。すげぇな俺!


ここに来てからかれこれ二か月。小鳥遊のほかに2人、送られて行っている。


湯川も俺も、対戦を一度だけしてGとⅠになった。

勝負をしかけてくるやつらはみんなじゃんけんを提案してきているから、今のところ、ただのじゃんけん大会になっている。


「つーか、このままいけば黒住も出られるな。どうするんだ?」

俺の質問に文章を指さす黒住の手が止まった。


「まぁ、まだまだ序盤だしな。まだ急ぐ必要はない。」

「へぇ、最初の方は早く出たいみたいな感じだったのに、いいのか?」

俺の純粋な質問に黒住は顔をしかめる。


「俺の勝手だ。別にいいだろ」

「そんなかっかすんなよ、もう聞かねーから。」


なんか急に機嫌悪くなったな。センサイなやつを扱うのは大変なもんだ。

黒住はすぐに出るつもりはないらしいし、まだ教えてもらえそうだな。


ひらがなは多少読めたけれど、もう少し学はつけたほうがいいかなと始めた勉強も、今はちょっとだけ楽しい。なんか、真治と一緒にいた頃と似た楽しさだ。


黒住が付き合ってくれてる間は、もうちょっと勉強してやってもいいかな。

現在のアルファベット


E黒住 F三好 G亜希 H瑞野 I湯川 J豊島 K神野 L徳永 M桃ノ木 N二之宮 O鹿野 P久松

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