ショセンからのスイサツ
昇平と三好の最初の対戦が終わって、俺はすることもなく部屋に戻った。けれどその直後、『食事の時間です。1階の食堂にお集まりください。』と、部屋に取り付けられたスピーカーが鳴った。
ショクジってことは、飯の時間かっ!いつもの俺なら今のようなとんだ無駄足にはむしゃくしゃしてしまうだろう。しかし飯となったら話は別だっ!俺は軽い足取りで階段をくだっていった。
「しょっ、食堂はどこなんだっ!!」俺は建物内で迷ってしまった。広場の奥にある二手の道のどちらかだと思い、右の道に入った。しかしその道もいろいろなところで分岐している。
「くそ~っ、元来た道にっ、…つーかどこからきてたっっけぇ!!」俺は空腹からどんどんとイラついていく。
「あっ、あのぉ……」「ア!!!???」
後ろから話しかけられて短く大きな声で返事をした。ヒィ…と声を漏らす彼女に、俺は問いただす。
「お前、食堂の場所知ってるか?俺、めっちゃ迷ってんだけどさ」すると彼女は気まずそうに、
「あのぉ、私も実は迷ってて…」「なんなんだよぉぉぉ!!!」俺の悲痛の叫びがあたりに響いた。
「何やっているんだ、お前たち」
俺の大声を聞いた黒住がむかえに来てくれなかったらきっとずっとさまようことになっていただろう。俺たち二人を先導して歩く黒住の背中が頼もしい。広場の道まで来たところを黒住はまっすぐ進んだ。俺は最初から道を間違えていたらしい。しばらく歩くと黒住は立ち止まり、ほかのドアより一回り大きなドアを開いた。そこには、三好、小鳥遊、そのほかに男が2人、女子が1人いた。
「黒住様~」と人懐っこい笑みを浮かべ手を振る。俺たちは三好がいるところに座った。
食事は素晴らしいほどのごちそうだった。パンにサラダ、たれのかかった鶏肉…
「うぇっ、すっごい質素ですねぇ。かっちこちのパンもどきに千切りキャベツ、申し訳程度に醤油かけた鶏肉って…冷蔵庫の余り物で作った夕飯ですかっ」三好は厳しい評価をするが、俺は感謝していただく。
「それより、俺は今回の勝負での今後の推察をしていきたい。この牢獄、おかしなところが多すぎる。」黒住がよくわからないことをいう「そうですねっ!黒住様がいうならばすべてが正しいですっ! 」楽しくトーロンしましょー!とこぶしを上にあげる。よくわからないが、勝手にはじめていてくれ。
「まず、一つ目の違和感だ。」
現在のアルファベット
B小鳥遊 C湯川 Ⅾ亜希 E黒住 F三好 G高橋 H瑞野 I望月 J豊島 K神野 L徳永 M桃ノ木 N二之宮 O鹿野 P久松




