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第六話
いつの間にか紛れ込んでいた謎の外国人男性。
伊達政宗に近寄るとポーポー鳴きながら手をかざす。
「なんだ!このオッサン!?」
すると‥。
数時間後には伊達政宗の傷が治癒し完全復活した。
「‥??貴様‥何者だ‥!」
夜の焚き火が、異様な沈黙を照らしていた。
伊達政宗は片目を細め、その奇跡のオッサンを見つめた。
「……お主、医者か?いや、坊主か?」
男はただ微笑んだ。
口から漏れるのは不思議な響き。
「ポーポーポー……」
伊達の兵たちはざわつく。
「まるで…神に祈ってるみてぇだ」
「政宗様の傷が…まじで消えてるぞ!」
政宗は立ち上がり、刀の柄に手をかけた。
その男の瞳は、まるで星のように光っていた。
「‥面白い奴だ。まあとにかく、俺の軍門に下れ」
男は首を横に振った。
「ポーw」
「ならば、お前は敵の傷も癒やすのか?」
「ポーwww」
伊達家の記録には、この出来事をこう記している。
外つ国の人、ポーポー鳴きながら所構わず傷を癒やす。人、これをポーポー様と呼ぶ。




