第五話
棚倉城へ向かう伊達政宗の軍勢。
そこを守るのは、大名復帰した西国無双、立花宗茂。
「殿、立花の軍は籠もる気配にございます」
「籠もるか。燃やせば良いではないか。やれ」
伊達軍は夜陰に紛れて火攻めの陽動戦を開始。
その火は宗茂の陣を包むように燃え広がる。
が、彼は微動だにしない。
宗茂は風向きを読み、逆に伊達の火勢を利用して夜襲を敢行。
伊達の先鋒、混乱。
「なるほど、これが西国無双か。……じゃ、俺は天下無双だ!」
棚倉城は平山構造。三重の堀を持ち、宗茂の改造により内外の堀をすべて湿地化+逆茂木設置。
しかも潮流を計算し、堀の一部に地下水を引く人工潮堀を作っていた。
伊達の鉄砲隊は射線を確保できず、政宗はやむなく兵糧攻めに転じる。
しかし宗茂は、夜ごとに補給路を斬り込み奇襲。
棚倉城は勢い衰えず、むしろ政宗軍が疲弊していった。
「兵糧とは米ではない。モチベこそが糧だ」
「‥士気で腹が膨れるか!」
意地を削り合う二人。
数日後。
政宗が総攻撃を仕掛けようとした瞬間、宗茂は門を開き、
逆に伊達の本陣へ突撃。
三日三晩の激戦の末、伊達政宗、負傷。
「オ・ノーレ!!」
死にかける伊達政宗‥。
「政宗様‥!こんなところで‥!」
政宗は撤兵を命じ、宗茂は城を守り切る。
治療を受けているが良くならない伊達政宗。
「もう、何もかもおしまいだァ‥」
その時であった。
「ポーwポーwポーwポーwポーwポーwポーwポーwポーwポーwポーwポーw」
ポーポー鳴く謎の外国人男性が現れたのである。




