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第四話∶エピローグ

事件の後、学校には穏やかな日常が戻った。楓は、科学だけでは説明できないこともあるのだと、ほんの少しだけ認めるようになった。陽太は、霧子のことを忘れず、時折、時計台の下を訪れる。紗英は、SNSで事件の真相を語ったが、少しだけ話を盛ったのは内緒だ。田中先生は、七不思議がなくなったことに心底安堵していた。

そして、楓と陽太の間には、共に不思議な体験を乗り越えたことで、これまでとは違う、特別な感情が芽生え始めていた。楓は、陽太のオカルト好きを以前ほど否定しなくなり、陽太は、楓の科学的な視点を尊敬するようになった。

霧子はもういないけれど、彼女の存在は、3人の心に深く刻まれた。そして、白波高校の教室には、今日もまた、新たな日常と、科学では解き明かせない、友情と恋の物語が静かに紡がれていく。もしかしたら、まだ語られていない八番目の不思議が、どこかでひっそりと息づいているのかもしれない…。


(完)


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