番外:カレンディーナ・ロックスウィル ~Kikipedia より~
~Kikipedia より~
カレンディーナ・ロックスウィル
968年生 ~ 1002年没
最終階級・少将(死後:大将)
父:フクラータ・ロックウィル
母:ナザータ・ロックウィル
春風戦争初期(スノートール王位継承戦争)に活躍した人物。
人型巨大ロボット兵器であるFGの黎明期に
ダイナ大佐をリーダーとするFGパイロット部隊の副リーダーとして活躍。
ダイナ大佐がほぼ前線に出る事はなかったため
実戦部隊の総指揮者である。
面倒見のいい性格でFG部隊では「おっかさん」の愛称で慕われた。
その性格から、部隊の年少者であるティープやガルとトリオを組む事が多く、
その縁でティープと婚約する。
●幼少時代
王都スノー星で産まれる。
この時代、軍属、特に士官学校から宇宙軍に進学する生徒は
家庭環境に問題があるか、逆に資産家の御曹司か、
または、愛国心が強い者だけであり、
宇宙という危険地帯を職場とする兵士という職業は人気がなかった。
だが、カレンディーナの家庭は一般家庭であり、
特に不遇な面もなく、愛国心が強いわけではなかったが、
彼女は女性にしては立派な体格をしており、
身長は178cm、男性顔負けの肩幅の広さと首回りの太さ、
有り余る怪力の持ち主であった。
しかし、スポーツや格闘技など、勝敗を競うものでは
その持ち前の心の優しさから、実力を発揮する事が出来ず、
恵まれたフィジカルは、彼女のコンプレックスでしかなかった。
そのため、彼女は軍人の門戸を叩く事になる。
当時の宇宙軍は、跋扈する宇宙海賊のための
治安維持部隊であり、彼女はその力を
国家の秩序維持に使う事に決めたのである。
スノートール王位継承戦争後、直ぐに軍を辞める決断に至ったのは、
元々、戦争を行うための軍人を目指したわけではなかった。というのが
通説である。
●スノートール王位継承戦争
中の上の成績で士官学校を卒業した彼女は、宇宙軍に配属され、
宇宙海賊討伐の任に当たった。
だが、平均的な男性よりも優れた肉体を持つ彼女は
男性主体の宇宙軍の中では浮くようになる。
特に当時の慣習として、女性は通信兵や工兵、医療班に配属され
前線に配属される事は稀であり、彼女も例外ではなかったため、
前線に出る男性から妬みなども多かったと言われている。
当時、同じく軍部で存在の浮いていたダイナ大佐は
新設FG部隊の責任者を任命されると、
そのパイロット候補生たちの選考において、
軍部で浮いているイレギュラーなメンツを集めた。
これは、部下たちの事を考えての事ではなく、
出生街道から外れ、不名誉な肩書を持つダイナの指示を
聞くことができるメンツを集めようという結果であったが、
そこにカレンディーナは抜擢され、
FG試験部隊の一員として、スノートール王位継承戦争に
突入する事となった。
パイロットとしての技量は他の隊員よりも劣ったが、
持ち前の面倒見の良さで、ダイナに副リーダーを任命され、
ダイナがFG戦術の基礎を固め、どちらかというと
後方に回る機会が多かったのも相まって、
前線の実践指揮官として成長していく。
また、ティープやガルなど優秀なパイロットとの相性も良く、
時折、暴走気味に敵に突進するティープの扱いにも長けていたため、
彼らが戦果をあげる度に、同時に彼女の評価も上がっていった。
●パラドラムの子どもたちとの出会い
惑星パラドラムにて、パラドラム戦役が勃発すると
戦火を逃れる避難船の救助活動に参加。
そこで、孤児たちで結成されるパラドラムの子どもたちと出会う。
戦場の花形となりつつあったFGのパイロットという事、
また、面倒見の良さが母性となって、
孤児であった子どもたちの人気を得ると、
子どもたちの社会復帰について率先して協力するようになり、
スノートール王位継承戦争後は軍を抜け、
パラドラムの子どもたちの面倒を見る第2の人生を歩む決意を固める。
その際、独身であったカレンディーナは、
パラドラムの子どもたちの保護者となるために、
ティープと婚約し、子どもたちの一部を養子として迎え入れようとしていた。
●リリラアイス星域での戦闘
スノートール王位継承戦争は終結し、
軍の退役が迫った星暦1002年2月23日。
哨戒中の任務において、ガイアントレイブ軍と交戦。
その戦闘にて、戦死を遂げる。
彼女のFGを撃墜したのは、クールン人であるチサだった。
奇しくも、パラドラムの子どもたちの一員であるタク二等兵の眼前であり、
助けを求めるチサを助けようとしての悲劇の結果であり、
その意思は、タク二等兵に引き継がれていく事になる。
●評価
FGパイロットとしての技量は高いとは言えなかったが、
FG部隊をまとめ上げ、黎明期の組織を作り上げた女性だと評価されている。
他のパイロットたちからは尊敬されており、愛されていた。
男社会である軍部、特に前線部隊においては
珍しい紅一点であり、同じく女性の兵士たちからは
憧れの存在とみられていたが、彼女自身は
男性社会に対してのこだわりや、
女性の軍部での地位向上といった思想には
全く興味がなかったと言われている。
容姿に関しては、決して美人と言えるタイプの女性ではなかったが、
母性に関しては、独身ながら高かったようで、
パラドラムの孤児たちには母親の愛情を注ぎ、
そして、同じく幼少期に家族を宇宙海賊に殺され、
母親の愛をあまり知らないティープの心を掴んだ。
死亡した時はまだ婚約状態であり、独身だったわけだが、
おっかさんという愛称は後世の社会でも浸透しており、
クールン人を題材にした創作物では、
死後も精神体となってタクやハルカなどの子どもたちを
導く描写が入れられる事が多い。
このように、春風戦争史における歴史の登場人物と言うよりは
創作物などで活躍するキャラクターであり、
歴史上の評価は高くないが、誰もが知っているキャラクターの一人として
幅広く認知されている希少な人物である。




