18時間目 恐竜を学校で飼ってはいけません 前編
なんだかタイトルが中途半端にネタバレですね(汗)
どうも、作者です。
ある方から
「前書きとか後書きを復活させてください!あれ結構好きだったんです」
と言われたので久しぶりに書きます。
今回前編となっているのは…
ま!気分です。
「前変」「中変」「後変」
にするか
「前変」「後変」
になるかは作者の気分次第のようです。
「「「……」」」
今は化学部部室いる俺と由姫と凛は目の前の生物に言葉詰まる。いや詰まっていたのは俺だけで凜は怠そうに溜息を、由姫は感心した表情でみていた。
「どうしました?この子を見た途端に固まるなんて」
憂は不思議そうな顔をし、自分で『この子』と言ったのを撫でている…。
「私は今、アイデンティティーが壊れそうだよ」
「大丈夫ですよ。アイデンティティーの一つや二つ壊していきましょう」
「…眠い…もういいじゃん。そんなんの一匹や二匹今は普通に何処の学校でも飼ってるって」
いやいやいや…こんなん飼ってる学校ねぇよ!つうかこの間のあれからどんだけ大人になっちゃったんだよ!つっこもうよ!見て見ぬふりする大人にはなっちゃいけないよ!?俺は凛に対する抗議をしようとするが先に由姫に喋られてしまったので阻まれる形となった。
「アイデンティティー…同一性、あるものが時間・空間を異にしても同じであり続け、変化がみられないこと」
由姫は携帯から目を話さずに言った…調べてたのか!
「ところでそれはなんだ?」
「これはですね」
勝手に話しを進めるな!
三戸東高校の門を俺は自転車で通り過ぎた…いつも通り駐輪場に自転車を止めて、教室棟の昇降口まで歩く。ちなみにもう衣替えが終わりブラザー…じゃなくてブレザーの着用が義務づけられている。九月もそろそろ終わりかけている…結局体育祭は何も進展せずに話しは平行線を辿っただけとなった。また、一般開放も会長に提案したけど言う時期が少し遅くもう間に合わないとの事だった。
「おはよー」
声をかけてきたのは我がクラスの学級委員こと長谷部咲夜だった。
「久しぶりだね長谷部」
「え?久しぶりかな?昨日も会ったよね?」
おっと、いかんいかん…久しぶりなのは登場が、だった。
「冗談だよ。ところで今日は美羽…」
背中に気配が…俺は迎え撃つ。
「アタッ!チョップは酷いよね~」
「美羽が私の後ろに立つのが悪い」
この美羽という少女の本名は田所美羽、我がクラスの百合の花担当だ…誤解してるかも知れないけど、これは違うからね?確かに『百合の花担当』だけど、そっちの百合じゃないからね?
そんな阿呆な事をしていたから俺の注意は完全に美羽達の方へと向いてしまっていた。女生徒と肩がぶつかってしまう。
「ゴメン!大丈夫?」
そんな激しい衝突ではなかったが、俺は謝る。明らかに俺の不注意だしな。
「…だいじょうぶ。平気」
「そう良かった…」
この無愛想少女は燈邑司といって我がクラスきっての無口キャラ…一体何を考えているか全く持ってわからない。そもそも無口キャラというよりも不思議系?になるかもしれない。まぁ俺のクラス『一年一組』はそんな個性的な面子で成り立っています…。
教室に着くと俺は机に座って荷物を置いた。そのまま俺が何もしなければ授業が始まるのだが俺は敢えてきっちりグループ分けされた一つに混じっていく。
「前編」の「編」が「変」になっているのは作者が変だからです。
他意はありません(^^)
これは体育祭変とオールスターをあわせている感じです。
みんな本当は良い子だから忘れないであげて!
何故か最近ゼリービーンズを食べている出雲でした。
見てくれてありがとうございますm(_ _)m