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11時間目 設立そして驚き

風邪治ったと思ったら治ってなかったり、右足回転蹴りの練習してたら左足を捻ったりしたちくです。


ボクの作品は音楽を聴きながらつくるのですが…暗い曲だと黒い作品になり、明るい曲だと明るい作品になります。

何が言いたいのか…つまりボクの聞いている曲を変えれば作風?なんて簡単に変わるという事です。


今回オールスターズです。校長以外名前出てきた人全て出ます。

「あと3日行けば夏休みだ。宿題はやれよ。終わる」

LHRの6時間目終了間際に大越先生がそう言った。長谷部が号令をかけ、丁度良くチャイムが鳴る。教室でノンビリ早乙女達を待つ。

「じゃあね麻衣」

「うん。またね長谷部」

長谷部が外階段の方(体育館)へと向かった。あぁ…平和な一時だ…。

「…」

「うわッ!どうしたの燈邑さん?」

後ろを見ると燈邑司さんが立っていた。…無表情で。

「…怪我してる」

「へ?あぁ…多分どっか擦ったんだよ」

心当たりとしては屋上のバトルかな?

「…大丈夫?」

「まぁなめときゃ治るっしょ」

「…」

「燈邑さん?」

燈邑さんはなおも無表情で立っている。どうしたのだろうか。

「…司でいい」

「?燈邑さん?」

「司でいい」

…が消えてる!?こいつ…本気か!?

「えと…つ…つかさ?」

「…また」

司は去っていった。結局なんだったのだろうか?まぁいいや、それよりも…だ。

「凛。なんで抵抗しなかったの?」

まだ教室には大勢のクラスメイトが残っていたので俺は恍ではなく女性名の凛と呼んだ。

「…面倒だったから?」

…自分の貞操の危機だという事をもっと自覚してくれ。どんだけめんどくさがり!?

「いやいや、凛はあんなの余裕でしょ?」

そう…一時期恍は以外に強いという噂が流れたのだ。人違いっていうオチだったけど…でも火のない所に煙は立たずという言葉通り、恍には謎な部分が多い。恍はクスクスと笑って言った。

「買い被りすぎ~。…全然そんなことないよ…」

これだ…この嬉しいような寂しいような表情がまた俺の中の謎を深めるのだ。

「オーッス」

「早く行きましょう?追いつかれますよ?」

早乙女達が来て会話が初期化される。…ていうか

「「追いつかれるって何!?」」

俺と恍のWツッコミがここぞとばかりに冴え渡る。

「ではここの廊下の端を御覧下さい」

俺達は早乙女達が入ってきた戸から廊下を凝視する。そこには数十名の男子と女子がこちらに迫って来ていた。俺は恍と顔を見合わせる…多分冷や汗タラタラで。俺達はどちらともなく走り出した!

「おい!あれはなんだ!?」

「見ての通りです」

後ろをよく見ると何やら叫んでいた。

「あ!ま~い~」

「女子テニス部とかどう?」

「凛様~そのダルさ…いやされる!」

「いや女子バスケ部に!」

「憂ちゃ~ん、是非妹に!」

「いや女子バレー部だぁ!」

「由姫は渡さぬ!」

途中途中遮るかのように変な発言が聞こえた気がする…つうか美羽までいたのかよ!更に突っ込むならなんで俺と恍が女子からで早乙女と鷹文が男からなんだ!いや…間違ってないけどさ?しかしそれは俺が男の場合だ…女同士じゃご近所様に…

『あの家の()女の人が好きみたいよ?』

『最近はそういうのが流行ってるのねぇ…』

『キモッ!』

『昔を思い出すわぁ…』

『え!?』

みたいに白い目を!いかん!お父さんはそんな世界認めん!俺達は渡り廊下に差し掛かった…俺は言った。

「お父さんは認め…じゃなかった!散れ!」

俺と早乙女の下の階に行くメンバー・恍と鷹文の物理室の方へ逃げるメンバーに別れる。

「やっぱおもしれえなぁ。お前といると退屈しねぇわ」

「この場合お前が厄介事を持ち込んでるけどね!」

俺達は1階に行くと、昇降口を出た。そして正門を抜ける前にある駐輪場へと続く曲がり角を曲がる。右手には鷹文達が逃げたであろう文化部の部室棟がある。

「あそこの窓開いてるな。お前はあそこから中に入れ!」

「任せろ!お前は?」

「後で入るから開けとけよ!」

早乙女は俺の腹ぐらいの高さにある窓から教室に入っていった。俺は文化部部室棟を大きく迂回し体育館のある校舎を経由して教室のある校舎に戻ってきた。外階段を登る。そして教室に戻ってくる頃にはもう後ろに人はいなかった。あいつらが、練習した方が良いと思い始めてくれたらいいんだがな。俺は早乙女にメールしながら文化部部室棟、つまり俺達の生徒会化学部部室の物理室を目指して歩いた…。


「帰宅部に全力疾走させてはいけないと思うんです…」

物理室の戸を開き横になっている鷹文に近寄ったらそう言われた。一番体力無いもんな…俺は何も言わず目をつむり鷹文に『おててのシワとシワ』を合わせた…成仏しろよ…。

「三途の川が見えます…」

「大丈夫だ。三途の川が見えてるって言って死んだ奴はいない」

「あ…なんか体が楽に…」

みるみるうちに鷹文の顔が青くなる…ってマジかよ!?

「待て!?早まるな!私が悪かった!船には乗るな!」

「うわ~オジチャンがおふねこいでくれるって~」

「幼児退化!?カワイイ…けど待て!絶対乗るな~!」

「…岡田落ち着け」

「ノリが悪いぞ恍よ」

ふん!そっ…そんな冷めた目で見られても全然嬉しくないんだからね!

「…あと声に出てるからな」

「なんと!?」

そうこうしてると物理室の戸が開けられた。そこには…

「ヤッホー麻衣ちゃん。大丈夫だった~?」

汐崎先輩と早乙女がいた。その後ろでは田所先生が手を振っている。

「せんぱ~い…ちょっと良いですか~?」

俺は黒い笑顔をつくり汐崎先輩を廊下に連れ出す。

「麻衣ちゃんったら…強引なのね」

この人は常に軽いノリなんだろうか…。俺は廊下の端に着くと言った。

「汐崎先輩…あーいう大事なメールはデコらないでくださいよ…」

「すっごく可愛くなかった?」

「そういう問題じゃありませんから…しかも女の子だけかと思ったら男の子もいたし…」

「やっぱり、あのぐらいやらないとわからないでしょ?」

「う…」

一理ある。

「それにしても麻衣ちゃんこんなにカワイイのにすっごく強いのね!」

「…え?どっかで見てたんですか!?」

「しかも…『俺のダチに手を出した罪は重いよ?』だなんて…」

俺は恥ずかしさのあまり俯く。あれは黒歴史に相当するくらい恥ずかしい出来事だった。自分でも思うよ?なんてクサイ台詞を言ってしまったんだって…。

「…」

背中に悪寒が走る。顔を上げると先輩がこちらを見ていた…いや俺が視界に入ってる訳ではなさそうだ。なにやら一人で悶えてる…?これ以上話していても仕方ないので俺は先輩を置いて物理室へと戻る。

「ぐへへへ」

…怪しげな猛獣の声が聞こえた気がした…声のした方向を見ると先生が優雅にビーカーでコーヒーを飲んでいた。…最早ビーカーで飲む事へは突っ込んじゃいけないのね。

「先生…変な声出すのはやめてください」

俺は一応注意をしておく…今言わなければ取り返しのつかないことになりそうだったからだ。

「ああ気にしないで?若い女の子を見るとどうしても襲いたくなっちゃうから声に出して我慢してるの」

………


 俺↓   俺以外↓

 =足===足足足


「待ちなさいってなんで逃げるの?」

どうやら近くにいた俺は間に合わなかったらしい。ガシッと掴まれる。

「い~や~!し~ぬ~!」

「冗談よ」

「ホントですか?」

「ぐへへへへ」

「い~や~!」


「ところであなたたちすごい噂になってるの知ってた?」

俺が先生にいじられていると、いつ戻ってきたのか汐崎先輩がそう言った。視線が先輩に集まる。

「4人が一気に転校って珍しいよねって」

それ…やばくね?

「あ、でも特に問題は無いと思うわよ?ただそれだけだから」

…それはそれでなんかやだな、みんな単純すぎじゃね?

「あ!あとみんなファンクラブみたいなのも密かに出来てるみたいよ?」

「え?」

俺はつい口から驚きの声を出してしまう。先輩は笑顔で言った。

「ふふふ、みんなおめでとう」

一体何がおめでたいのかがわからない。ファンクラブって何?美味いの?食えるの?


みんなで自転車を漕ぎながら帰る。時間は6時になったくらいだ…日が少し赤くなった。今思えばよく生徒会化学部なんて怪しげな部に入ったよな。おまけにあの変な薬?を成り行きで飲む事になったり、そのせいで女になったり…ホントに…

「めんどくせぇ…」

けどみんな変わってないし…あ、鷹文は口調変わったけど。結構楽しんでたよね。

「お~そ~い!」

「そーですよ?ぶっとばしてやっちゃいますよ?」

「部長…無理して敬語にしなくていいから」

…全くお前等は…。

「行くっての!」

自転車を漕いでいく。

一応第一章終わらせました。

ところで…ここでクイズです。


Q 第一章のタイトルはなんでしょう…。


麻「はい!」

作「どうぞ」

麻「勧誘されて性転換して通学したのに暴力を--」

作「長い!つうかサブタイトルそのまま抜き出すな!」


憂「はい」

作「どうぞ」

憂「性転換」

作「惜しい!?」


由「はい」

作「どうぞ」

由「青春!」

作「全然惜しくねぇ!?つうか性転換で惜しいって言ってるのに青春ってなんだよ!?」


凛「はい」

作「なんでしょう…」

凛「答え番外編で言うんで帰してください」

作「わかりました」


作「ではかいさ~ん」


次回予告 第二章か番外編

由姫でッス


夏休みやぁ~!!

海行くで~!!


あ、これは半分フィクションで半分ノンフィクションです。

つうかこれ言わなくて良いんじゃね?

(………)

ハイハイ。


んじゃ見てくれてありがとうございました~。


また見てね。

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