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プロローグ

 桜香る季節の春…俺は地元のごく普通の高校に入学した。そう『ごく普通』の高校に、だ。しかし俺が甘かったのかもしれない。そう、なんの下調べもしないままこの高校を受験してしまい、合格してしまったのだ。この部分だけ見ると不合格者から批判の声が沢山貰えるかもしれないが、俺はその不合格者一人一人に俺の合格通知書を渡したいと思う。ちなみに苦情やらなんやらは一切お断りだ。もってきても受け付けないぞ。

さて…俺が何故こんなにもこの三戸東高校への入学を後悔してるかというと『生徒会化学部』があるからである。生徒会なのに化学部とつくことが不思議でならない方もいるだろう。なんでもこの高校の卒業生の一人が作った部らしく、その活動内容はその年の部長によって実に様々である。

例えば怪しげな薬の調合を行ったり、何故か自転車に乗って自転車の大会に出場したり、新しいカードゲームを考え実践したりと挙げたらキリがない。

もうここらへんで大体お気づきになられただろうか…俺はこの高校に入学してから…正確にはこの部活に入ってから15年間信じて疑わなかったモノを捨て去らなければならない事態に陥ってしまったのだ。


俺は神がいるなどと思った事はないし、これからもいると思わないだろう…しかしこれだけは言いたい


「恨むぜ…神様…」

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