表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Cause&Effect(仮)  作者: カネダ・ルガ・タカミツ
1/1

男は山寺に生まれた男

初の時代小説です!勢いとノリが100%です。

前回より読みやすくなったかな?

時代は平安時代くらいからのお話。ファンタジー7歴史3くらいの物語です。

誤字脱字報告よろしくお願いします!!!

{cause and effect(迫真)}

とりあえず和風の物語に英語つけてみようと思いました。

日本語で「因果」って意味だった気がします。

多分物語に繋がるものがあるかも?


 恩義に報いる。私はその時思った。

時は平安時代。男は越後のとある山寺で住職の子として生を受けた。

物心のついた頃彼は参拝に来た男を見て、

「黒い!おじさん黒い!」

と参拝客を色に例え親に教えていた。親はなんのことが当初わからなかったが、ある日麓の村に火事が起こった。燃えた家には夫婦と子の3人が住んでおり婦人が命かながら逃げ延びた。家財一切を消失した彼女は、実家のに帰り亡くなったものに供養も出来ず帰ってしまった。

無念仏になるかの親子を住職は手厚く供養した。

数年の内、一人の女性が墓参りにお寺に参拝してきた。住職の息子はそれを見て早々彼女を指差し、

「鬼がいるよ。父ちゃん。あの女の人鬼になっている!」

参拝に来て頂いている方に失礼だとゲンコツをし、彼女に謝罪をした。

「いやいやと子供だからよくあることよ。」と許してもらえたが彼女の顔には薄っすらと怒りがにじみ出ていた。

数日後、検非違使を名乗る男がやってきた。この村の火災で生き残った女はおらぬか?と、聴きに回っていた。

墓参りに来ていたことを伝えると検非違使を名乗る男は驚き、村のものを家から出すなと戒厳令が下った。

彼が言うにあの家には母親はおらず、母親は子を生んだときに亡くなっているとのことだ。彼女は悪鬼であり母親のふりをして親子の精気を喰らっていたのだ。

悪鬼とは恨みや嫉妬憎しみ負の感情を喰らい生きる存在だ。

すべての人の心に住み着いており、支配されたものは鬼として自我を失い暴れまわり、疫病を起こす。

母親は亡くなる手前、死に対して恨みや悲しみを持っていた。裕福でもなかったため栄養はなく、子を孕めば死ぬことが多い時代だからだ。

それを受け入れ鬼にならぬために各所に寺が作られた。教えには死への救済があり、鬼にならなければ解脱し仏になれると信じられていた。

その夜戒厳令のしかれた村はかなりの静けさだった。皆が戸締まりをし家から一歩も出てはならないからだ。

検非違使が数人やってきた。京より派遣された彼らは屈強で飢餓が当たり前の時代の人間とは思えないほどだった。

私はめったに来ない検非違使を見に父に内緒でよる飛び出した。

父から盗み聞いた情報によると、悪鬼の現れるのは朔日の丑三つ時。火災跡の周りに出てくるとのことだ。

検非違使は村の周りを警備していた。

月の出ないこの日はかなり暗く寺の階段を下るのもやっとだった。父に気付かれないために松明を持たず夜目で降りることにした。

階段を下り夜目が効くようになった。検非違使に気付かれぬよう森の中を渡り村に向かうことにした。

森の中はかなりの静けさだった。普段は活動している獣の気配がなかった。木々が擦れる音。自身の足音と呼吸だけが響いていた。かすかに寒い。悪鬼がそこらにいるかも知れない。

そんな恐怖心が期待感に変わる妙な感覚があった。

寺と村の中間くらい疲れたので座るに丁度いい石に腰掛けた。

誰もいない森の中。いるはずの獣でさえ息を潜めている。山に住む者なら分かる違和感があった。

村の方から誰かが走ってくる音がした。検非違使かと思い木陰に隠れた。

足音はまばらで息を荒げながらこちらを向かってきた。

黒い影が見える。しかし時に赤く、時に青く見えた。

影は急にバタンと倒れた。影の形から男ではないことはわかった。

恐怖心より期待感が上回り影に近づいた。

先日見た女だった。

肩から胸の中心に切り傷があった。

「助けて。助けて。」

かすかに彼女の声が聞こえる。

普通の人間なら即死であろう傷なのに息がある。

目には怒りと悲しみを混ぜたような濁った目をしていた。

近づいたその瞬間彼女が私を襲いかかってきた。

「うわあああ!」

私は思わず悲鳴を上げた。

肩が切られ力が出ないとは言え大人の体。力及ばず私は倒されてしまった。

彼女は馬乗りになり私を喰らおうとした。

必死に抵抗するが振りほどくことが出来ない。

「鬼だぁ!!ここに鬼がいるぞ!助けて!」

そう叫びながら助け呼ぶしか出来なかった。

それが逆鱗に触れたのか鬼は私の喉めがけて噛み付いてきた。

その時。一本の矢が鬼に刺さる。

背中を刺されたのか鬼はのたうち回る。

矢じりは勢い良く光り始める。刺されたところはたちまちグズグズに溶けていき膿んだようになった。

鬼は悲鳴を上げる。

泣いていた。今まで怒りが主体だった影が悲しみに包まれていた。

「私の子。私の子。どこ?どこ?」

子を失った母だった鬼は私を我が子だと錯覚している。

頭の中に鬼の記憶がなだれ込んでいく。

愛する男の間に出来た喜びの感情。飢餓に苦しみ子を堕胎してしまう恐怖心と絶望。無事に産むことは出来たが力なく死ぬ自身に悲しみ、世を憎み怒りの中死ぬ。

気づけば彼女は知らぬ土地にいた。記憶が飛び男の目の前にいる。

死んだはずの女房が化けて出てきたと驚くが喜びが上だった。

しかし近づくと夫は死んでいた。我が子もやせ細っていた。飢餓は続いていた。

彼女は死のうと家に火をつけた。しかし死ねず火の苦しみに耐えかね逃げてしまった。

呵責が彼女を襲う。


悲しい記憶とともに村から松明を持った検非違使が近づく。

一寸ほどの玉を持った男が彼女に語りかける。

すると安心したかのように彼女は眠った。


検非違使から大丈夫か?と心配されたが私に怪我はなくそれ以上に彼女の記憶を見たことを伝えた。

周りはなんだか嫌な顔をしていたが、玉を持った男が諭すように言った。

「お前が見たのは鬼の記憶だ。鬼は怒りと悲しみに生きている。それを見たものは自身の鬼を抑えることが出来ない。だから誠に生きよ。」

そう伝えると私を抱え山寺に連れ帰られた。

まだ設定がふわふわですがここまで書いたので上げてみました。

今回はかなり固有名詞を使うと思うので読みやすいかなと思います。多分。

しかし資料探しをしていると読めない漢字が多すぎて困りましたね。特に人名。

それを参考にしながら作っていこうと思います。

更新はバラバラですが宜しくおねがいします!!!

私用で引越し前で忙しいです。

通信が安定していたら配信しながら投稿していくのでご覧いただければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ