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その空に未来を捧ぐ  作者: うわの空
第五章
25/33

迷子

 夕方六時から始まった収穫祭は、多くの人でにぎわっていた。


 食べものや雑貨の屋台がずらりと並び、人々は好きなところで好きなものを食べたり見たりしている。ピエロのような人がジャグリングをしていたり、火を吹いているパフォーマーもいた。私もあれができたら、樹海ちゃんと一儲けできたかもしれない。

 仮装をしている人も多く、いつもは見かけないような骸骨の恰好をした人や、蛍光塗料でも塗ってあるのか、妙に光っている服を着た子供もいた。何かのゲームのキャラを真似したような、大きな剣を担いでいる人もいる。ちなみにこれまでの旅で、そのような勇者チックな人間は見たことがなく、この世界にはそういう「勇者」だとか「冒険者」はいないとエミリアに教えてもらっていた。ので、あれはもうコスプレに等しいのだろう。

 色々な仮装をしている人はいたけれど、猫耳カチューシャをつけている人間は一人もいなかった。本当に、『有力な魔導士の真似をする』のはタブーになっているらしい。

 全体的に、ハロウィンのような雰囲気のする収穫祭だった。今のところ、お菓子をくれなきゃイタズラするとは言われていないし、いまは九月なのだけれども。


「ハロウィンみたいだね」

「はろうぃん?」


 平坦な発音で、エミリア。この世界に、ハロウィンはないらしい。

 エミリアは先程から屋台をひとつひとつ見ては、ちびちびと何かを購入していた。いまは、りんご飴らしきものを手に持っている。金の髪と青の瞳を持つエミリアに、赤いそれはよく似合っていた。樹海ちゃんはテンションが高いらしく、私の肩から離れ、ちたちたと飛び回っている。そんな樹海ちゃんの両手には、エミリアに買ってもらったどんぐり飴が抱えられていた。


「はろうぃん、とはなんだ」

「え? えっとね、おばけとかの恰好をした子供たちが、街を歩くの。で、大人に言うの。『お菓子をくれなきゃイタズラするぞ』って」


 私の言葉に、エミリアは一歩引いた。


「……お前の世界はやはり変態か?」

「え、なんで?」


 疑問文を口にしてから、エミリアの言葉の意味を悟った。


「イタズラって性的な意味じゃないからね!? なんですぐにそっちに結び付けるの!? エミリアの方が変態なんじゃないの!?」

「今更気づいたのか、あたしは変人かつ変態だ!」

「なんでそこで開き直るの、お嬢様なのに!」


 次の瞬間、肌寒い風が吹いて、二人で肩を震わせた。今晩は冷えるかもしれないと言うエミリアに従い、薄手のパーカーを着てきたのは正解だった。エミリアの方は、黒いカーディガンを肩にかけている。


 一週間この街に滞在したおかげで、エミリアの風邪はすっかり良くなった。それと、一週間滞在していたおかげで、私は顔見知りがいくらかできていた。祭りの最中も知った顔と出会って頭を下げたり、果物をおすそわけしてもらったりした。私に親切にしてくれているのか、『公爵令嬢に付き添っている人間』に親切にしてくれているのかは分かりかねる。

 りんご飴を食べ終えたエミリアは、近くにあったゴミ箱に棒を捨てた。かと思えばしゃがみこみ、ゴミ箱の近くに落ちていたお菓子の袋もささっと片づける。こういうところは律儀だ。


「ところでお前、何か食べたいものはないのか?」


 立ち上がったエミリアが、こちらを向く。私はそうだなあと考え、この世界にはないと思われる食べものの名前を口にした。


「たこ焼き」

「たこ焼きか。そこら辺にあるんじゃないか? 探そう」


 さらっと返されて、私は耳を疑った。地球でも、たこ焼きのある国といえば日本以外に思いつかない。しかも日本ですら、関西方面が本場というイメージが強く、異世界にあるとは考えにくかった。


「……エミリア、たこ焼きを知ってるの?」

「馬鹿にするな。ブロッコリーとカリフラワーは四割の確率で言い間違えるが、イカとタコは二割の確率でしか見間違えないぞ」


 それでも間違えてるじゃん。


「たこ焼きってどういう料理?」

「小麦粉で作った生地の中央にタコがあってだな、紅ショウガやネギや天かすも入っている丸い料理だろう。さすがに知っている」

「……いま、天かすって言った? この世界には天ぷらもあるの?」

「当然だろう」

「どういう料理?」

「小麦粉の衣をつけて揚げる料理のことだ。プロが作るとサックリと仕上がるが、一般の主婦が作るとべちゃっとした残念な仕上がりになることが多い。使われる食材は主に、エビ、イカ、なす、しそ、ししとう等。どうだ?」


 エミリアはドヤ顔でこちらを見た。私は混乱する。

 どうして食生活の一部が、日本と同じなの?


「じゃあ、味噌汁は?」

「ミソ……? 脳みそか? 豚の脳みそを使う料理ならば、ミソシルではなくメメント・カイバヘントウという料理が一般的だろう。豚の眼球と舌でベースを作り、みじん切りにしたブッツローニをくわえた後、鶏のとさかと脚を煮込んでから豚の脳みそを」


 怖いからこれ以上聞かないでおこう。

 私とエミリアと樹海ちゃんは、たこ焼きの屋台を探し始めた。樹海ちゃんはちびちびとどんぐり飴を舐めながら飛んでいる。何かのイラストで見たドラゴンが、ビー玉のような宝石を持っていたのを思い出した。あれはもしかしたら、飴玉だったのかもしれない。

 そうしてしばらく歩いた時、私は『たこやき・やきそば』と書かれた屋台を見つけた。


「あった! エミ、」


 その時ちょうど、仮装した人たちが私の真後ろを通過した。蟻の行列のようにぞろぞろと、色とりどりの服を着た人間が通り過ぎていく。

 一分ほど経ってようやくその列が途切れた時、


「……あれ」


 エミリアと樹海ちゃんは、そこにいなかった。

 私はしばらく、周囲を捜索した。エミリアと樹海ちゃんのことだから甘味の屋台につられたのかもしれないと、クレープ屋さんやベビーカステラ屋さんを覗いて回る。あちこち見て回るほど、最初にはぐれた場所から離れていった。つまりは事態が悪化するだけだと気づいたのは、六軒目の屋台を覗いていた時だ。当然、そこにも二人はいない。


「…………あれえ?」


 自分の状況を、ここでようやく理解する。

 私、香川なしろ十六歳は、異世界で迷子になってしまったのだと。



 異世界で一人きりになるのは、これが初めてかもしれない。

 私は街の中央にあった噴水のふちに座り、溜息をついた。よく考えればいままでずっとエミリアと行動していたし、エミリアと行動しない時だって樹海ちゃんがいた。つまり、完全に一人になったことはない。オークション会場に連れていかれる時も軍服の人間と一緒だったし、オークション会場からエミリアの屋敷に向かう時もカムパネルラさんがいた。本格的に一人になったのは、これが初めてだ。


 年甲斐がないと言うか情けないのだけれど、非常に心細かった。


 二人はどこに行ったのだろう。街の中央にある噴水なら、遭遇率が一番高い気がした。屋台の端から順番に私のことを探していたとしても、必ずここは通るはずだ。私が下手に動いてすれ違うよりも、ここで待っていた方がいいと思う。

 ……いやもしも。同じようにエミリアが考えて、例えば一番端の屋台で待っていたら?

 やっぱりもう一度、屋台を見て回るべきだろうか。この人ごみの中で、二人を探せるだろうか。エミリアの金色の髪は普段は目立っているけれど、今は仮装をしている人間のせいで、それは紛れている。樹海ちゃんはこの世界では珍しいというピンク色のドラゴンだけど、身体が小さいので遠目では探せない。

 やっぱり、ここで待っていた方がいいのだろうか。

 すれ違った住民の人に聞いてみたけれど、エミリアを見たという人は全員口をそろえて「あなたも一緒にいたじゃない」と言った。つまり、私とはぐれてから、エミリアの姿を見た人はいないのだ。

 ここで私の頭は、ものすごく嫌な仮説を作り上げてしまった。


 もしも、公爵令嬢が誘拐されたら?


 ――ない、とは言い切れない。だって、彼女はお嬢様だ。「フロディーテ家」で名が通っているくらいの。そもそも、あんなお嬢様が旅をしている段階でおかしいのだ。狙われてもおかしくない。

 だとしたら待っている場合ではない、と立ち上がった時だった。


「なんだ、ありゃ」


 人々が次々にそう言って、私は彼らと同じ方向に目を向けた。


「……花火?」


 それは街の端から発生していた。空に向かう、火柱のようなもの。ドラゴン花火だ、と思ったけれど違うようだ。周囲の人々は火事じゃないかと騒いでいるし、それにしては炎が細いとも言っている。誰一人、花火という単語を使おうとしない。もしかすれば、この世界に花火はないのかもしれなかった。

 だとすればあの炎は、


「――樹海ちゃん!」


 私はその方向へと走り出した。花火でも火事でもないなら、あれは樹海ちゃんだ。というか、その可能性しか考えたくなかった。少なくとも、樹海ちゃんはあそこにいる。

 エミリアは、一緒にいるだろうか。もしかしたら誰かに襲われて、それを攻撃するために樹海ちゃんが火を吹いた可能性もある。そういう意味では、エミリアと樹海ちゃんが同時にはぐれてくれてよかった。リザードマンを簡単に倒した樹海ちゃんなら、人間を退治するのも楽勝だろう。

 祭りの会場から離れ、薄暗い道を走る。火事のような、ものが焼ける独特の異臭はしていない。やっぱりあれは樹海ちゃんで間違いなさそうだ。――と、その時


「おい。やっぱり火事じゃなさそうだぜ」


 細い路地から男三人が出てきて、私は立ち止まった。私が長袖のパーカーを着るような季節に、ぴちぴちの黒いタンクトップを着て、筋肉質な胸と腕を誇張させている。黒のタンクトップの上で光る、銀のネックレス。三人とも似たような格好をしていて、正直に言ってしまうと、私とはあまり仲良くなれそうにないメンツだった。


「……ん? おい、こいつあれじゃね? 転移者ってやつ」


 私の存在に気付いたスキンヘッドがそう言って、残りの二人も私を、というか私の頭上の数字を見た。


「マジだ。数字が赤い」

「転移者の余命って、俺らに移せるんだよな」


 スキンヘッドの質問に、オールバックの男が答える。


「いや。こいつ確か、お嬢様に買われたって奴だろ。俺らが手を出したら終身刑だぞ」

「……でもよお」


 スキンヘッドはこちらを見て、にやりと笑った。


「転移者を『奪取』するのは駄目でも、『襲う』のは駄目って法律あったっけ?」


 ――私はここにきて、私の方こそ樹海ちゃんとはぐれるべきでなかったという事実に気付いた。身体能力が低下しているいま、三人の男相手に逃げ切れるはずがない。旅に出る時にエミリアが買ってくれていたナイフも、鞄の中に入れっぱなしだ。あれは必需品だったとようやく気付いたけれど、もう遅い。


「……っ」


 後ずさると、どん、と背中に何かが当たった。振り仰ぐと、いつの間にかピアスをじゃらじゃら開けた男が私の背後に立っていた。


「逃げられないねえ、残念だねー」


 ――ここは街の端に近い。私の叫び声が、にぎやかな祭り会場に聞こえるかどうかは分からなかった。むしろ、聞こえない確率の方が高いだろう。それでも、叫ばないよりかは叫んだ方がマシだ。私が悲鳴を上げようと息を吸った時、


「いっ……てえええええ!」


 私ではなく、背後にいたピアスの男が大声を上げた。男が跪く、その後ろにある青空。


「――あたしのツレに、手を出すな」


 その色は、静かに怒っていた。地面の上を転がりながら痛い痛いと叫ぶ男に、「手首の脱臼程度でうるさい」と言葉を吐き捨てる。それからその目を、私に向けた。


「ナシロ。お前、もう忘れたのか」

「え……」


 エミリアは私に話しかけつつも一瞬で、スキンヘッドの男との間合いを詰めた。かと思えば、


「男には急所があると、教えたはずだ」


 そこを思いっきり、蹴りあげた。悲鳴にならない悲鳴を上げて、スキンヘッドがうずくまる。女の私には分かりかねるが、あれは相当痛いに違いない。

 残ったオールバックの男に、エミリアは無表情で言い放った。


「蹴られる趣味があるのなら、蹴ってやる。ないなら、あたしたちの前から消えろ。あいにくあたしには、人を殴ったり蹴ったりする趣味はないんでな。できればこれで終わってほしい」

「……ひっ」


 オールバックの男は友情という言葉も忘れ、二人の男を置いてどこかへ逃げていった。物分かりがいいなとエミリアは呟き、地面の上で呼吸困難に陥っている男二人に紙幣を一枚ずつ置く。


「非常事態とはいえ、すまなかった。念のため、病院で診てもらえ。特にお前」


 手首をおさえている男に、エミリアは目をやった。


「手首の関節が若干曲がっていたぞ。はずしておいたから、綺麗にくっつけてもらうといい。それと、法律があるないに関わらず、『襲う』というのは最低な行為だということを忘れるな」


 行こう、とエミリアは私の手を引っ張った。その手はとても力強く、熱を持っていた。



「――街中でジュカイに火を吹かせると、悪目立ちすると思ったんでな。街の端でやったのだが……そのせいで面倒に巻き込まれた」

「やっぱりあれ、エミリアからの合図だったんだね」

「お前が迷子になるとは思っていなかった。探したんだぞ」


 私が一人で座っていた噴水に、二人で腰掛ける。樹海ちゃんは申し訳なさそうに、私の肩の上に乗ってきた。背後からさあさあと、水の落ちる音が聞こえる。


「私はエミリアの方が心配だったよ」

「何故だ?」

「だって、お嬢様じゃない。誘拐されたかもしれないと思って」

「あたしを誘拐? ないだろう。もしもフロディーテ家の誰かを誘拐するのなら、あたしじゃなくてアルを選ぶはずだ」


 エミリアは笑う。私はアルバートの体型を思い出した。確かに、すらっとした体つきだったとは思う。


「……アルバートは喧嘩に弱いの?」

「いや、そこら辺の輩にはまず負けない。そういう意味ではなく」


 エミリアはちらりとこちらを見た。真夜中でも晴れ渡る蒼穹は、もう怒っていなくて。


「余命三か月の人間と余命六十二年の人間ならば、後者を誘拐するだろう?」


 けれど、少し寂しそうに見えた。私はその空を見つめる。

 青空は、いつから曇ることを覚えたのだろう。


「……余命の長さで、人の尊さは決まらないよ」


 エミリアは私の言葉から目を逸らすようにして立ち上がった。それから、今度こそいつも通りの彼女で、私に笑いかけた。


「ところで。お前を探している最中に、面白い店を見つけた。お前も一緒に見ないか」


 そして、私に手を差し出した。


「――もう、迷子を捜すのはごめんだ」



 それは、他の屋台から少し離れた、薄暗い場所にある店だった。店といっても新聞紙を床に敷き、その上に商品を置いているようなもの悲しい状態で、いつかエミリアが瓶の蓋を買った店のことを思い出させた。

 今度の店は、アクセサリーを売っていた。しかしどれもこれも変わった形をしていて、一般受けしそうではない。中には失敗作なんじゃないかと思えるくらい、ぐんにゃりと曲がった指輪もあった。話を聞いてみると彼は駆け出しの職人で、今日は自分の作品を持ってきたのだと言う。そのせいか、値段は安く設定されているようだった。


「せっかくだし、何か買っていかないか。あたしも買う。どれがいい?」

「んっとね……」


 私はすぐに、それを見つけた。銀でできたブレスレットで、細かな細工がされている。中央には澄んだ水色の石がはめ込まれていて、その石はエミリアの瞳の色に似ていると思った。

 私がそれを指さす前に、エミリアがいたずらっ子のような声を出した。


「せーの! で、自分の選んだ商品を指ささないか」


 私は頷いた。何故か、樹海ちゃんも「きゅ!」と鳴く。


「じゃ、いくぞ。……せーの!」


 私が指さしたのは、水色の石がはまった、銀のブレスレット。エミリアが指さしたのは、黒色の石がはまった、銀のブレスレットだった。

 銀には同じ細工がされている。つまり、違っているのは石の色だけだ。

 私とエミリアの真ん中にいた樹海ちゃんが「んきゅう」と鳴く。私とエミリアは顔を見合わせた。


「……お前、どうしてそれを選んだ?」

「石の色が、エミリアの瞳に似てるから。エミリアは?」

「石の色が、お前の瞳に似ているからだ。夜空のようで」


 私たちは真顔のまま五秒ほど沈黙し、それから十秒ほどお腹を抱えて笑った。



 私は左手首に、エミリアは右手首に色違いのブレスレットを付けて、宿に戻った。宿に戻るまで、一度も手を離さなかった。


「今更だけど、エミリアって左利きだよね」

「本当に今更だな」


 私は思い出して、旅の前にエミリアに買ってもらったトンボ玉を取り出した。桜色をしたそれを、樹海ちゃんに見せる。


「これ、樹海ちゃんの色だね」


 私の言葉に、樹海ちゃんは嬉しそうに目を細めた。

 日本に戻っても、青空や桜を見る度に、私は二人のことを思い出すのだろう。そう思いながら電気を消したとき、エミリアが「あっ!」と叫んだ。


「え、なに?」


 ベッドの中で申し訳なさそうに、エミリアが言う。


「たこ焼きを……買い忘れた……」


 これには笑ってしまった。そこまで申し訳なさそうに言わなくてもいいのに。

 私はエミリアのベッドに腰掛け、天井を見上げた。


「ね、今度たこ焼きパーティーしようよ」

「たこ焼き……パーティー?」

「自分たちで、たこ焼きを焼いて食べるんだよ」

「そんなことができるのか? あの丸い物体を素人が作れるのか?」

「作り方、教えるよ。エミリアならきっとすぐにできるようになる」


 エミリアはしばらく考えて、じゃあ、と答えた。


「あたしはお前に、護身術を教えよう」

「敵が男の場合は、急所を蹴ればいいんでしょ?」

「……免許皆伝だな。もう教えることはない」

「護身術ってそれだけ!?」


 軽い会話をしながら、エミリアは私の服の袖を握る。私は掴まれていない方の手を、エミリアの手の上に重ねた。

 彼女に、優しい眠りが訪れるまで。


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