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医者の日記 前半
7/12 (金)
星見症候群。
それは50年ほど前に発病した奇病の1種だ。
星を見続けると発症する病気で未だ改善する術は無し
主に0〜18歳に発症する事が多く、死んでしまうと星になってしまうという。
ある説では過去によく知られた織姫と彦星が子供欲しさに、星々にかけた魔術であるという。
そして星見をさせ子供たちを星空に連れて行っているのだという
しかし、何故子供だけなのだろう。
本当にその2人は子供を欲しかったのだろうか。
昔話など迷信に過ぎないが、実際の所沢山の子供達を亡くしているため私達は信じる事しか出来ない
一刻も早く子供たちを助ける術を探さないとならない。
7/14 (日)
今日、丘の上の屋敷を買い取った
そして私達はその子供たちだけを預かる施設にした。
星の見える高台に建てたが、子供達はきっと星の誘惑には勝てない…ろ……。
続きが破られていて読めない。




