5.タイトルの重要性
さて、話は変わってタイトルです。
書籍化のお声を待つためには人気作を育てる必要性がある。
人気作にするためには、読まれないといけない。
このなろうの多数の投稿の中で、いかに読者の目を引くか。
それが第一関門です。
いうなれば、タイトルは作品の顔。
これを失敗するといかに良作でもなかなか読者が増えないかもしれません。
いやまあ、良作であれば次第に読者が増えていくとは思いますが。
やはりインパクト、あるいはわかりやすいタイトルというのは重要です。
タグやあらすじも重要ですが、タイトルはすごい重要です。逆に作者名なんてなんでもいいのが、なろうのセオリー。
累計見てみましょう。
タイプは二つです。
『無職転生 - 異世界行ったら本気だす -』
のように、タイトルだけで、人気要素である無職(いわゆるニート主人公)が転生して、異世界で活躍するというのがありありとわかります。
『盾の勇者の成り上がり』なんかも、異世界タグつけとけば、盾勇者というちょっと変わった主人公が無双しそうで興味を惹かれます。
このように、世界観は抜きにして、どんな人物が何をするか? みたいなタイトルとかもいいかもしれません。
多少長くたっていいのです。書籍化する際に、変更もできますから。
例えば、普通の勇者じゃあ受けが悪い。
だから盾勇者であることを明示したり、八男にしたりと工夫するのです。
また、冒険譚みたいなただ冒険するよりも、『奴隷ハーレムを』のように明確になにをなすのか? を表したほうがよかったりもしますし、雰囲気重視で『異世界道中』とかでもよかったりしますが、それは過去の話。
謙虚フォロワーのような感じですが、
『悪女な令嬢キャラに転生しちゃって、バッドエンド回避のために地道にヒロインとお近づきになりますわ』(実際にあったらごめんなさい)
ぐらいの、わかりやすいタイトルだとあらすじとか見ないでもそういう系の作品好きな人には訴求するのでベターかもしれません。
ただ、作品と歴史が増えてきて、
『ニートだけどハロワに行ったら異世界に……』
のようなタイトルは、悪くはないですが、他との差別化が足りてないというご時世です。
日間上位を見てみると、
『滅び行く異世界で踊るは最凶の白魔導士』のように、異世界だけど滅びいっている、とか、白魔導士なのに最凶とかちょっとアレンジを加えたものが多くなってますよね。
もうストレートなテンプレでタイトルもそうするのか?
『異世界魔法は遅れてる』みたいに、設定にアレンジを加えてそれをタイトルに入れるのか?
わたしは後者がよいとおもいますが、まあ、好き好きでしょう。
【今回の結論】
シンプルでわかりやすく、
あるいは、
『〇〇世界で〇〇したら、○○するので大変です』みたいな、作品の内容を如実に表すタイトルで人気を出しつつ、書籍化の際にシンプルにするのもあり。