2.チートは必要か?
さて、第2回ではチートの要否についてです。
チートと言っても様々です。
『宝くじで40億~』(1巻だけ買って読んだ)みたいに、現代物資とお金的なチートもあるでしょうし。
大まかにいうと3つくらいでしょうか。
1.性能的なチート
2.努力チート
3.知識チート
そもそもチートという言葉の使い方の議論はここではしません。荒れますから。
ひとつずつ見ていきましょう。
1.の性能チートですが、これが最もスタンダードなものでしょうね。
魔力すごい、とか聖剣が与えられたとか。特別な力をそもそもにして与えられたパターンです。
異世界で自分だけがステータスが見れる、スキルが取れるというような、ゲーム世界系でのチートから。(例えば『ニートだけどハロワに行ったら~』みたいなのとか)
変わったところでは、『この素晴らしい世界に祝福~』みたいな、パーティメンバーに女神が居るみたいなのまで。
『SAO』みたいな、β版の力をそのまま引き継ぐみたいなのとか。
『異世界魔法は遅れてる』みたいな……、これは読んでないから良くわかりません。
さまざまです。
2.の努力チートですが。
そもそも才能が凄いのとか、『男なら一国一城の~(書籍化まだか?)』系の、幼少期に大人の思考がある+修行の効果が凄いみたいなのとか。
無職転生もなんかそんな感じですか? 知識もあり努力するから伸びるみたいな。
才能も必要ですが、努力できる思考と環境があってチートっぽくなるという奴です。
3.知識チート
これも、良くある奴です。他のチートと絡めて使用されますよね?
理解力があったり、異世界人よりも豊富な知識を持っているとか。
『K&M』も、なんか知識が重きを置かれているんでしたっけ?
努力、性能、知識。
チートの種類は数あれど、これなしには小説家になろうでヒットを飛ばすのは難しいと思われます。
チートと明記されなくても、なんらかの特殊な強さ? が必要になるわけです。
努力、友情、勝利みたいな黄金の方程式でもいいですが、名作にはそれなりに優遇された環境の主人公がいます。
『サッカー小僧』でも、
グランドを俯瞰できるという能力(性能チート)
前世の試合勘、技術が引き継がれている(性能チート兼知識チート)
大人の思考で幼少期に練習できる(努力チート)
歴史の流れや後の名選手を知っている(知識チート)
とチートのオンパレードです。
それらと、立ちふさがる壁を上手く組み合わせて物語の起伏を付けるのが吉とでました。
とはいえ、チートは既に出尽くした感もあり、何をやっても何かと似ちゃうということもありえそうです。
まったく新しいチートを思いつこうとしてもなかなか思いつきません。
例えば、一旦魔王を倒して世界に平和をもたらした状態から物語がスタートとか。
チートを得られるのが自分だけではなく、他の仲間も与えられるとか。
どこかにありそうですよね。
リゼロみたいに、やり直しがきくっていうのも古くからある趣向ですし。
そういった他のジャンルである設定をラノベ、極端に言えばなろううけするファンタジーにもってくるというのが上手くはまればよい作品が生れそうです。
ともかく、結論としては、チートはどんな形であれ必要。
無いのなら、なんかいろいろ面倒な理由を付けるとか、修行しまくりで説得力持たせたうえで成長しないといけない。
そんなことをしている暇があったらストーリー進めたほうが読者は喜ぶという結論に独断と偏見で決定しました。
【今回の結論】
チートどうすんの?
必要だ!
リゼロみたいな巻き戻し系みたいな一風変わった設定があれば差別化図れるかも!
まだまだ続きます。