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優等生ロックON!  作者: 流姫
2章 生徒会編
9/23

副会長!深雪お姉様⁇

あの後、私は明とみーちゃんの部屋を出て自分の部屋に戻った

部屋に戻ると奈穂ちぃが興味深かそうに先程の話を聞いてきたのでさっき話した内容を包み隠さず教えたのだった


「そう‼︎良かったね‼︎」

奈穂ちぃは自分の事の様に嬉しそうにしていてやっぱり大人だなぁと思った


するとそこでコンコンとドアをノックする音が聞こえたので、は〜いどうぞと応えると

ドアがをおずおずと開いたその人物の顔を見ると先程まで話していたみーちゃんだったのだ


みーちゃんは奈穂ちぃに気付きどうもと挨拶をして部屋に入って来た


「どうした?」

不思議に思い聞いてみた


「さっき、言い忘れてたけど、今、2年の3人は生徒会役員だよ!」


「へぇーそうなのか⋯」

みーちゃんにはわるいが過去のことはいい思い出ばかりじゃなく忘れ去りたい嫌なことがあった為返事が濁ってしまった


「それでね、私も生徒会誘われてるんだ。もしかしたら、れーちゃんも誘われるかもしれないよ‼︎」

特に気にしていないようで淡々とその事を言い残しみーちゃんはドアの方に歩いて行った


そうか…とわたしは一言言って返した


「じゃあね‼︎」

そう言ってみーちゃんは手を振って元気そう部屋を出て行った


「あぁ」

一度にいろんな事が起こり過ぎて何がなんだかなぁ


「怜ちゃん。大丈夫?」

私の気持ちを察っしたのか、心配そうな顔をさせてしまった

本当申し訳が立たないなぁ〜


「あぁ⋯ごめん⋯心配しなくていいぞ⋯。私は大丈夫だ」

一時、1人にして欲しいがまた気を遣わせかねないから何も言わずにおこう⋯


はぁ⋯最近、疲れる事多いなぁ〜


よっこいしょ⋯

私は、いろんな事を考えるのをやめてソファーに腰掛けた


用事を思い出したんだろうか奈穂ちぃは

部屋の外に行こうとしていた


「何か用事か?」

別に聞かなくても良かったが少し気になって聞いてみた


「うん!ちょっと売店に行ってくるね」

そう言って部屋をでて行った


退屈⋯



───────────────────


気付けばわたしはいつの間にか寝むっていた

しかもソファーで寝ていた筈だが起きたらベッドへ移動していた


「あっ!怜ちゃん起きました!?やっぱり具合悪かったのね⋯もう夜だよ」


「そうか。私はそんなに寝ていたのだな…それでベッドに運んでくれたのは奈穂ちぃか?」

わたしは疑問に思ったことをそのまま口にしてきいてみた


「うん‼︎そうだけど嫌だった?」

そう言って奈穂ちぃは少し不安そうな顔をしたが気づいて無いふりをした


「いや違うんだ!嬉しかっただけだ!ありがとう」

笑顔で御礼を言い頭をぺこりと下げた


「そんな御礼なんていいよほら!頭を上げて」

慌てて奈穂ちぃは頭を上げるように言って来た


「2人共なにやってんだ?」

そこで七華が部屋に入って来た


「いや別に何も!」

慌てた様子で言った為、不思議そうな顔をされたがそこはスルーだ


「それよりも怜ちゃん大丈夫なのか?ずっと寝ていたみたいだけど」

そう言って顔を覗き込んできた


「あぁ大丈夫だ!退屈過ぎて寝てしまっただけだ」

そのおかげで大分スッキリしたしな…体調も、頭の方も


「そうか!?それなら心配無いんな‼︎」

安心したのか七華はホッと一息ついてにこやかに笑ったのだった


───────────────────


「おはよー」

教室に入って早々に声を掛けられた

顔を上げて見てみると、みーちゃんと、七華だった

この組み合わせは初めて見たな


「おはよ‼︎てか2人共同じクラスだったんだな」

思ったことをそのまま口にしたら驚いた顔をした後、盛大にため息をつかれ呆れた顔をされた


『今更〜』

同時に3人から言われた

何故3人かというと明が途中で話しに入って来たからだ


「うわっ」

一斉に言われたため驚いて声が出てしまうと同時に椅子から落ちそうになった


「普段冷静な怜でも慌てる事あるんだね」

いい物を見たと言わんばかりに恋が寄ってきてクスクスと笑いながら空いている私の前の席の椅子に座った

同じ部屋と隣り同士の部屋と言っても一緒に来た訳では無く今朝はそれぞれ用事があったのでバラバラに寮から学校へ向かったのだ

朝食は夕食と違って集まらなくても良い為、自然と教室で顔を合わせることになる

私は勿論、明と優それにお姉ちゃんと奈穂ちぃと恋の6人で一緒に登校してきたのだ


「怜ちゃんはたまにほんっと稀にこういうドジを踏むことあるんだよねっ明ちゃんっ」

奈穂ちぃが明に同意を求めながらにこやかにそういった


「そうね!珍しいから余計面白みがでるんだよね〜」

明はと言うと面白がりながらニコニコと嬉しそうにいった


「でもそこら変に関しては自己紹介もあった訳だしさ、かなり疎すぎだと思うんだけどなぁ〜」

だが七華はそうは思っておらず少し不満もとい疑問に思っていたらしい


「あはは…その時多少寝かけてたんだよな」

本当は寝かけていた訳ではないが、悪いと思いながらも苦し紛れに誤魔化した

本当の理由を一言で言えば興味無かったというのが事実なのだかな…

だがこの事を正直に言えば事情を知ってる明達はともかく何も知らない七華や、みーちゃんはいい気にはならないだろう


「そうなのか。それなら仕方無いな」

七華はしょうがないといいスパッと納得してうんうんと首を縦に振った

こういうサバサバした性格なのは七華のいいところだろうと私は声に出さなかったが、内心そう思った


「あぁ」

すまない七華

今は勘弁してくれ

いずれ話しが出来るようになったら必ず⋯


「あっー‼︎忘れてたっー」

話しに収集が着いたと思った矢先、突然みーちゃんが勢いよく奇声をあげた

昔から普段意図してあまり目立とうとしない性格のみーちゃんだからこそクラスの人から何事かと思われ一斉に集中砲火を浴びた

みーちゃんはハッとしまずったと言う顔をした後恥ずかしくなってきたのか顔を赤らめた


『で。どうしたの?』

そんな様子をを少しも気にしてない⋯

いや気づいてないおバカな2人

つまり言うまでも無く明と恋は綺麗にハモって疑問を口にした後、首をナナメにした

結果みーちゃんへの視線が徐々に消えていったのだが

まぁ結果オーライなのではないだろうか

だがよっぽど恥ずかしかったのかいっときみーちゃんは固まっていた

これでは埒が明かないと思い[わたしより数センチ高い]肩に手を置きみーちゃーんと声を掛けながらゆさゆさと揺すった


「あぁっいきなり大きな声を出してごめんなさい…えっといきなりで悪いけど早速本題に入るね」

そこで一息ついてポツポツと話出した


「あのね⋯2年生の現副会長の1人⋯つまり私達の幼馴染の1人の深雪ちゃん…日高先輩が今日れーちゃん目当てで会いに来る⋯って⋯言ってた⋯よ」

途中から話し方がぎこちなくなり更にいきなり目を丸くしたので何事かと思いみーちゃんの向いている方向を見ると⋯

今まさに話しをしていた人物が教室の出入り口付近に立っていた

私は思わずガラッと音を立て勢いよく椅子から立ち上がった


「れーちゃんっ」

今にも泣き出しそうな顔をして私の方へ向かって来た

そして突然抱きしめられた

[身体が弱い点も含めて]小柄な私はビクとも動けなかった


「えっと⋯」

さっきのみーちゃんと同じような状況に陥っててわたしはとても視線が痛いです

わたし自身でこの状態を作った訳ではないからみーちゃんほど恥ずかしくは無いけど


「ひ⋯日高⋯先輩…お久しぶり⋯です」

日高深雪先輩。通称…深雪姉ちゃん黒髪の肩までのびたミディアムヘアでまん丸のぱっちりした目が特徴的だ


とりあえず離れて欲しいのだがどうにもそういう雰囲気ではなかったので別の言葉を選んで言った

すると⋯。


「何ですか⁉︎その余所余所しい態度は」

怒らせてしまったのでしょうか

某先輩からジト目で見られてしまいました

そして今更とは思いますでしょうが何故いきなりこの口調になったかといいますとですね相手は幼馴染といえど先輩な訳ですので自然とこうなる訳ですよ


「えっと⋯すいません」

わたしがそう言うとはぁ〜っと盛大に溜息をつかれてしまった


「ですからなんですか?その余所余所しい態度は…私ショックだわ」

抱き付いた状態で言われたため尚更悪い気持ちが深くなってくる


「あの⋯深雪ちゃんそろそろ離してやってあげてもいいんじゃない?」

忘れてたみたいにハッとしてやっと離してくれた


「れーちゃんごめんなさいね…つい懐かしくて抱き付いていた事忘れていたわ」

まじですか忘れてたみたいではなく本当に忘れてらしたんですね


「で⋯どうされたんですか」

からかい半分であえて敬語で質問した


「むっ…また敬語なのね…昔みたいにタメ口で話しをして欲しいわ」

冗談でからかっていったんだけどなぁ〜

これ以上やったら本気で落ち込んでしまうだろうから辞めておこう


「あの⋯怜は⋯わざと」

そこでようやくからかわれている事に気付いたのだろう深雪先輩⋯いや⋯深雪姉ちゃん


「全く…変わって無いわねそういうところ」

からかわれて恥ずかしいはずなのにこうやって優しく接してくれる

だからこそ私は深雪姉ちゃんのことを強く尊敬し慕っているのだ


「あはは」

そこで誰かに制服の肘の袖を軽く引っ張られた

引っ張った本人を見てみるとやっぱりと言うべきか明だった

私と深雪お姉様の仲が良い所を見て頬を膨らましているのだった

私は家の事情とかもあり昔から余り他人をなかなか信用できない所がある

だからこそ家族以外で慕っている人は珍しいのだ

「あぁ…ごめんね。れーちゃんを1人締めしてる訳では無いのよ」

そう言って深雪姉ちゃんはニコニコと笑いながら明の頭をなでなでしている


「あっ‼︎もうこんな時間いけないわね私は、これで失礼するわ」

本来の目的をわすれているのだろう

要件をなにも言わずに自分の教室に戻って行った


「副会長…用事なんだったんだろうね」

恋も同じ事を思っていたらしい

私は何と無く何を言いに来たのかわかったのだが…


「あはは…また後で来ると思うよ」

苦笑を浮かべながらみーちゃんは自分の席に戻って行った


「そうだな…」

今後のはなしはごめんなんだがな…と思いながらわたしも席に着くのであった




休載していましたが、大分ゆっくり出来る時間が出来たので連載を再開します。

1ヶ月に一回以上投稿を目標にして頑張りたいと思います。

因みに、20日前後くらいです。

余り、内容とかに期待しないで下さい。

文章とかおかしいかもしれませんし⋯。

駄作ですが、ここまで読んで下さった方々、本当にありがとうございます。

悪い点や、良かった点、文章とかおかしい点は、是非教えて下さい。

感想待ってます。

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