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優等生ロックON!  作者: 流姫
3章 過去の記憶編
19/23

放課後にて

「怜っ!生徒会室行こ」

HRが終わり帰り支度をしていると、明が嬉しそうに私の机の前にやって来て鞄に教科書を入れるため下を向いていた私の顔をのぞき込んで来た


「あ、あぁ…」

前日の事を思い出し濁った返事になってしまった


「怜どうしたの?行きたくないの?」

不思議そうに首を傾げながら聞いてきたのでその仕草を見て可愛いと思う…ではなく


「いや…なんでもない」

頭をブンブン振って余計な邪念を振り払った

その行動をやはり明は不思議そうに見ていたが気にしないようにしよう


「てか明、教科書とかもう入れたのか?」

あまりにも早かったので聞いてみると…


「え?教科書なんて置き勉だよ!一々あんな重い物持って帰らないよ?」

至極当たり前のように言われたのだが…まぁ…明だからな


「そ…そうですか」

多少呆れつつ返事をしたら不満そうに頬を膨らませた


「むぅ…まぁいいや…怜だから許す」

意味がわからないが許されたからこの際いいのか…


「よし…行くか」

自分自身に気合いをいれてみた


「え?どこに?」

本気で何を言ってるのかわかってない様子…


「…生徒会室だろ!自分から行こう言っただろうがぁー」

呆れ過ぎて言葉に出なかったぞ

ありえねー


「あぁ!忘れてた!よし行こう」

もうなんなんだよ…もうお姉さん疲れました…お姉さんと言っても三つ子だから同い年なんだがな…


……………………………………………………………


「お疲れ様です」

生徒会室に行くと既に優姫先輩がいた


「あら?早かったなぁ〜で。どないしたん?」

私達に気づくと、こちらへ向かってきてにこやかに話掛けて来た


「明が行こうって言って来たので少しだけお邪魔しようかと」

明も特に用事はないが何となくというやっだろう


「そか!ゆっくりしてき」

更になんか急にパァっ笑顔になったのは気のせいだろうか

まぁ喜んでくれたなら来た甲斐があったな


「はい。ありがとうございます」

軽く会釈をしながら礼を言っていると生徒会室の扉が開いて深雪姉ちゃんと朱音姉ちゃんが入って来た


「あら?れーちゃんに明ちゃん。いらっしゃい」

ニコニコと優しい笑顔で深雪姉ちゃんは挨拶してくれた


「お疲れさまです。お邪魔しております」

私もそれに習い丁寧な言葉でかえした


いっときしてアイツ以外みんな生徒会室に集まった


「そう言えばれーちゃんなんかよそよそしいなぁー前みたいに普通の話し方で話してくれないか?」

朱音ちゃんは腕組みして困ったように眉を顰めた


「いえ、もう私も高校生なので社交辞令はきちんとしとかないといけないかと」

相手がいくら幼なじみだとしても歳上に変わりわないしそれに3年間も会っていないのだから当たり前だろう


「もう…君は一体っ今からみんな敬語禁止!よそよそしい態度もなし!これでいいかい?」

痺れを切らせたのか朱音姉ちゃんが勝手に決定事項をツラツラと口に並べた

みんなも納得したのか口を閉じたまま肯いている


「あの…私からもれーちゃんに対してなんだけどいいかしら?」

深雪姉ちゃんが手を少し上げながら言った


「なんだい」

みんな不思議そうな顔をして一斉に深雪お姉様のほうを見る


「えっと…れーちゃんは私の事、深雪姉ちゃんって呼ぶけど姉ちゃんは無しで呼び捨てとかで呼んで欲しいわ」

申し訳無さそうな顔をして言った


「わかった!ならこれからは深雪ちゃんにそれに、朱音ちゃんって呼ぶな!」

一番無難な呼び方を選んでから言った

深雪ちゃんは満足したようにうんうんと首を縦にふって頷いた


一段落区切りが着いてゆっくりしていると突然ガチャりと再び生徒会室の扉が開いてアイツが入って来たのだった…



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