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『勇者、世界を滅ぼしに行く。』

作者:まるたく
人類の希望として育てられた少年・レオン。
聖剣に選ばれ、王国に讃えられ、仲間と共に旅を重ね、ついに“魔王討伐”を成し遂げる。

――世界は救われた。
誰もがそう信じ、歓喜に沸いた。

だが、魔王は最期に言い残す。

「世界を滅ぼすのは……我ではない。お前たち“人間”だ」

その言葉が、レオンの心に消えない火種を残す。

戦いの果てに待っていたのは、祝福ではなく、違和感。
勝利の凱旋の中、王の笑顔、民の歓声、仲間たちの笑顔の裏に、
“なにかが違う”という感覚が確かにあった。

やがてレオンは知る。
魔族との戦争の記録は書き換えられ、和平の申し出は握り潰され、
すべては王国の“拡大と支配”のために行われていたことを。

正義を信じ、剣を振るった自分は、真実から目を背けていた。
斬ってきた敵の中には、守るべき命もあった。

これは、正義を疑った勇者の“反逆の物語”。
かつての仲間と訣別し、今度は“人間の王”を倒すための旅に出る。
剣は、世界を救うためではない。“守りたいもの”のために振るうために。

勇者、世界を滅ぼしに行く。
それは、真の平和を取り戻すための物語――。
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