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第二十三章70 【アンサー・クリエイト/第10席戦5】70/両チーム試合放棄?3

 【芳一】と【パズル】のあまりのやる気のない返事に対して【10番】は、ため息をついた。

 そして、

『お前達という奴は・・・

 これは神聖なるお役目なのだぞ。

 例えば、【第10覇王/テンス・オーバーロード】となると使われる事になる【単位】が存在する。

 宇宙全体で取引される【単位】の一部がお前達の名前になるのだ。

 今まで、【フェイマス】、または、【フェイマス・グローリー】などで単位として使われていたものが、これからは、【芳一】、【唯野 芳一】、【パズル】、【パズル・クイズ】などの単位に置き換わるのだ。

 その宇宙経済効果はお前達が思っているよりも遙かに大きいのだ。

 【宇宙経済】の【単位】の一部となる事。

 それが、【第1覇王/ファースト・オーバーロード】から【第10覇王/テンス・オーバーロード】までだけに許された【宇宙的信用】なのだ。

 つまり、これからはお前達の名前が信用の証となるのだ。

 その自覚が足りん。

 【第10覇王/テンス・オーバーロード】は単なる権力ではない。

 そこには責任もつきまとう。

 命よりも思い重責があるのだ。

 それが全く出来ていなかったからこそ、【フェイマス・グローリー】は失格の烙印を押され、その立場を追われたのだ。

 2代続けて失格者の烙印を押すわけにはいかない。

 そうなれば、【覇王/オーバーロード】自体の権威の失墜につながりかねんからだ。

 その為に、私は監視という立場を得ている。

 その私から見て、お前達は半人前だ。

 2名で1人前。

 と言う訳でお前達、2人で【第10覇王/テンス・オーバーロード】をやれ。

 それならばどちらかがやってどちらかが降りると言う不平等も起こらぬだろう。

 方や、【フェイマス・グローリー】の馬鹿を倒し、方や圧倒的な力を示して見せた。

 才能であれば、どちらも【第10覇王/テンス・オーバーロード】として不足無しだ。

 よって、お前達2人は、【第10覇王/テンス・オーバーロード】と【第11覇王/イレブンス・オーバーロード】を兼任しろ。

 どちらも【第10覇王/テンス・オーバーロード】であり、【第11覇王/イレブンス・オーバーロード】でもある。

 これで文句はあるまい』

 と言った。

 【芳一】は、

「そんな、勝手に・・・」

 と文句を言ったが、【10番】は、

『うるさい。

 これが一番、良い結果なんだ』

 と反論は認めなかった。

 これ以上やれば【第10覇王/テンス・オーバーロード】の押し付け合いになり、【第20超高位神】がまるでいやいや【第10覇王/テンス・オーバーロード】をやるみたいな感じになり不機嫌になる。

 そう、ならない様に忖度して、早々にそう決めた大岡捌きだった。

 【10番】は非常に有能な女性であると言える。

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