第二十三章65 【アンサー・クリエイト/第10席戦5】65/準決勝第2試合15
【ティアラ】はすぐに起きた。
【ティアラ】は、
「負けたのね、私・・・」
とつぶやいた。
近づいてきた【パズル・クイズ】は、
『でも、意味が出来た負けだ。
そう、確信しているんでしょ?』
と言った。
【ティアラ】は、
「えぇ。
貴女に一矢は報いれそうな感じよ。
もちろん、貴女が何もしないならの話だけど。
悔しいけど、正直に認めるわ。
私と貴女じゃまともにやって勝負にならない。
・・・でしょ?」
と言った。
【パズル】は、
『解っているだけでも凄いことだよ。
普通は解らない。
私は、他のメンバーよりも更に高みに居る。
だから、他のメンバーには通用しても私には通用しない。
貴女の思惑は私に一撃を与えると言う事。
でも、残念ながら、私の高みまでは届かない。
それでもやるの?』
と聞いた。
【ティアラ】は、
「言ったでしょ?
一矢報いなければ、恥ずかしくて【優勝候補】だったなんて言えないのよ。
って言っても貴女の無抵抗頼りだけどね」
と言った。
【パズル】は、
『なら、こうしよう。
私は貴女の3撃目までは無抵抗だ。
4撃目から攻撃を開始する。
貴女は3撃目までで、私に通じるか試して見て。
それで良い?』
と言った。
「えぇ。
それでかまわないわ。
悪いわね、色々と情けを掛けてもらっちゃって・・・」
『ううん。
私はそれでかまわないよ。
貴女達は私のチームを実力者として認めてくれた。
それだけでそれに答える価値はある』
「逆よ。
価値があるのは私達の方よ。
貴女達という高みを見れて、精進するきっかけをもらうのだから」
と言う話になった。




